日曜新聞
有名プロ棋士K、外国人女流プロ棋士性的暴行疑惑衝撃
“9年前、彼の家で酔っぱらった状態でされた”me too暴露…同僚棋士“勇気を出してくれてありがとう”

18.04.17 12:33 ユ・ギョンチュン記者

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有名プロ棋士であり放送解説者、韓国囲碁リーグ監督、韓国棋院広報理事など囲碁界の多様な分野で猛烈な活動を広げているK 9段が同僚外国人女流棋士を性的暴行した疑惑に包まれて衝撃を与えている。

16日、(財)韓国棋院内プロ棋士掲示板に‘#Me too’という題名で長文が載せられた。

国内で活動している外国人女流プロ棋士である彼女はこの文で、“過去9年間どうにか忘れようとしてきたのだが、やはり忘れられない。 囲碁TVでその人の声が出てくればチャンネルを変える。 学生たちが囲碁TVを見ようとすれば音声を消してくれと言った”として苦しい時間を回想した。

彼女は、“9年前、彼の家に招待されて被害に遭った。 そのことがある2週間前、外国人の友達12人が同じ様に招待を受けていたのでまさか…という気持ちで招待に応じた。

だが、一緒にくる予定だった友達が事情上来られなくなり、結局その日の夜酒に酔った状態でそのことが行われた”と話して、“その時のことを具体的にした内容は当時実の兄に送ったメールを再び整理したものだ。 その後も彼は酒に酔ったまま家に訪ねてきたり、電話をしたり、私はとても恐ろしくて、何度も家の鍵をかけたのか確認して恐ろしい時間を過ごした”と打ち明けた。


彼女はまた、“9年前の忘れたい記憶を再び取り出して書くということが、どれくらい難しいことなのか察するだろう。 死ぬ時まで隠しておいて取り出したくなかった。 だが、その日の記憶は消せないということがわかるようになった。

私は普段韓国の人々に対する否定的な話をたびたびすると友達が話した。 そのことが私の性格、人に対する姿勢など全てのものを変えた。 私の話を聞いた友達は、今や私がこれまでなぜそのような行動をしたのか理解できるといった。 胸中に隠した傷が人々に対する不満に現れていることであった。

9年間一人だけで苦痛を耐える間、○○○(K 9段)は囲碁界すべての仕事を請けて縦横無尽した。 放送、韓国囲碁リーグ監督に韓国棋院法人カードまで書く力がある位置の彼を見て、私がどれくらい力がない存在なのか実感した。

私は9年間、彼を避けて通ったがその人は私に最近も笑って挨拶する。 その人の行動や話を見ればその日の仕事のため、私がどれくらい恐ろしくて大変な時間を過ごしたのかわからないようだ。

この文を見て私の心がどうだったのか感じれば良い。 そして、今日私の痛い話を取り出すのはその人の本当の姿を教えたくて、どこの誰も私のような傷を受けないようにという思いです”と文を結んだ。  

文章が掲示板に上がってくるとすぐに多数の同僚女流棋士はコメントを通じて、“読む終始鳥肌が立ってとてもぞっとした。 勇気を出してくれてありがとう” 、“この事実を知るすべての人が囲碁界で再び起こる2次被害がなくなることを切実に望む” 、“今回の事件は必ず正確に確かめていかなければならない”として共に怒った。

また他の棋士は、“該当プロ棋士に対する正当な懲戒もなされるべきだが、このような棋士を韓国棋院広報理事に任命した韓国棋院執行部にも責任がある”、“真正性のない謝罪文とセクハラ予防教育など、溜まるだけ溜まって腐った所が韓国棋院”としながら現執行部を糾弾した。



匿名女流棋士は、“最近女流プロ棋士らと研究生の囲碁界me tooが暴露されていることにも韓国棋院執行部は知らないふりの黙殺無返答で一貫していて、さらに憤りが爆発する。

今、被害者が願うことは度を越した相次いだ性犯罪に対する積極的な処罰と再発防止のための囲碁界全体の努力だ。 そうするためには韓国棋院次元の積極的な事態把握と被害事例収集などの努力がなければならないが、韓国棋院はかえって外部に知られるのが恐ろしくて隠すなど時代の流れに逆行している。

事務総長本人が最近自身の性差別発言で公開謝罪したのだが、まだ何が問題かわからないようだ”と叱責した。

一方、(財)韓国棋院(総裁ホン・ソッヒョン)は先週、‘囲碁界me too拡散…女流プロ棋士我々もされた’という日曜新聞の記事に、真相把握と後続措置どころか報道した記者にかえって広報室報道資料を配布するなと指示したことが明らかになってひんしゅくを買っている。

記者は、K 9段の解明を聞こうと連絡を試みたが、つながらなかった。


原文記事:日曜新聞