HANGAME
[囲碁王戦]優勝ないイ・セドル、5連勝と共に'アデュー2017'

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▲ 56回目の対決を行ったイ・セドル9段(左側)とチェ・チョルハン9段。 双方今年最後の対局でイ・セドル9段が乱打戦終わりに中押し勝ちした。



第36期KBS囲碁王戦16強戦 
イ・セドル、モク・ジンソク、キム・ミョンフン8強

汝矣島(ヨイド)KBSスタジオで録画放送で進行されてきた第36期KBS囲碁王戦の本戦対局が往十里(ワンシムニ)韓国棋院4階の本戦対局室に移して開かれた。 KBSストライキ余波だ。

16強戦は、8月21日まで三対局を行っておよそ4ヶ月ぶりに続行された。 棋戦日程の関係で待つことができなくて、やむをえず韓国棋院で対局を進行させた。 韓国棋院では残っている五対局の16強戦を行う予定だ。 13日に三対局を打って、残りの二対局は19日に予定されている。

13日の対局ではイ・セドル9段がチェ・チョルハン9段に勝って、モク・ジンソク9段がソル・ヒョンジュン3段に、キム・ミョンフン5段がアン・ソンジュン8段に勝った。 クラウンヘテ杯16強戦を残しているソル・ヒョンジュン以外は今年自身の最後の対局を行った。

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▲国家代表常備軍監督モク・ジンソク9段(左側)と選手ソル・ヒョンジュン3段。 公式戦最初の対決をモク・ジンソク9段がきわどく半目勝ちした。


イ・セドル-チェ・チョルハンは56回目の対局を行った。 少なくない対局数なのだが1999年から18年間の戦績なので一年平均3対局打った。 1時間30分間戦った結果イ・セドル9段が239手で中押し勝ちした。 相手戦績は34勝22敗に少し広げた。 

イ・セドルはディフェンディング チャンピオン。 大会四回目の優勝に向かって、2016年12月にKBS囲碁王戦を優勝した以後のタイトルに向かって一歩さらにのせた。 8強相手はキム・ミョンフン5段でイ・セドル9段が3勝を記録中だ。

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▲ 2017年は優勝に挑戦する棋戦も減ったし成績も例年にはおよばなかった。



一方、イ・セドルは先週GSカルテックス杯本戦に3年ぶりに進出したのに続きKBS囲碁王戦8強進出に成功することによって現在施行中である二つの国内総合棋戦本戦に全て名前をのせている。 

今年を締め切った戦績は現在5連勝と共に30勝14敗。 68.2%の勝率だ。 30勝は昨年対比19勝少ない。 1995年7月入段したイ・セドル9段が30勝以下に終わった年は入段元年と休職期であった2009年以外には初めてだ。

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▲戦闘指向の二人の棋士らしく超早碁で1時間30分間激しい白兵戦を行った。



国際舞台ではTV囲碁アジア選手権準優勝、三星火災杯と夢百合杯16強、LG杯32強成績を残し国内舞台ではマキシムコーヒー杯16強成績を残した。

優勝とは縁を結ぶことができなかった。 イ・セドル9段が最初のタイトルを取得した2000年以後優勝できない年は2013年に続き二回目だ。

19日には同じ場所でパク・ジョンファン-イ・ヨング、チョ・ハンスン-カン・ドンユンが16強戦を行う。



国内唯一の地上波放送棋戦である囲碁王戦の賞金は優勝2000万ウォン、準優勝600万ウォン。 制限時間5分(秒読み30秒5回)の超早碁戦だ。 優勝者と準優勝者はTV囲碁アジア選手権大会に韓国代表で出場する。



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▲イ・セドル9段(34)。 5連勝と共に30勝14敗で2017年のすべての対局を終えた。 TV囲碁アジア選手権準優勝、三星火災杯と夢百合杯16強などの成績を残した。

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▲チェ・チョルハン9段(32)。 今年一年33勝21敗をおさめた。 国内舞台でマキシムコーヒー杯4強、国際舞台でLG杯8強と夢百合杯32強。

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▲ 48人の本戦メンバーのうち最年長であるモク・ジンソク9段(37)。 2007年に93勝(29敗)を上げた年間最多勝は今後も破られない記録だ。 国家代表監督としても忙しく送った2017年は15勝17敗で惜しい成績。

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▲入段5年目のソル・ヒョンジュン3段(18)。 初めての囲碁リーガーで活躍するなど40勝22敗で最多勝9位に上がっている。
原文記事:HANGAME