CYBERORO
日本第一人者井山裕太に続く逸材、芝野虎丸に会う
 
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昨今の日本囲碁界の特徴は大きく二つある。 

まず、7大棋戦を一人占めしている井山裕太9段。 二番目に世界舞台で振るわないこと。 

日本は井山裕太の後に続いて、世界舞台に出る人材が出ることを期待している。 一力遼7段、許家元4段が見えるのだが二人とも1997年生まれだ。 中国ランキング1位コ・ジェ9段と同い年だ。 そのような意味で視線はさらに幼い年齢帯へ向かう。 

シン・ミンジュン(1999年生まれ)、シン・ジンソ(2000年生まれ)程度の年齢で最も目につく棋士が芝野虎丸だ。1999年11月9日生まれである芝野虎丸は今年大幅に成長した感じがある。 2017年、竜星戦(竜星戦で優勝して3段から7段にすぐに昇級した)と新人王戦で優勝した。 

中国にグー・ズーハオがいるならば韓国にはシン・ジンソ、シン・ミンジュン、日本には芝野虎丸がいると言える。

グー・ズーハオはコ・ジェの後に続く‘皇太子’として注目されている。 9月には三星火災杯でパク・ジョンファンに勝利をおさめて4強に進出した。 8月には中国甲級リーグでシン・ジンソを破ったことがある。 

そのようなグー・ズーハオに芝野は対局の旨味を味わったことがあるので注目するに値する。 芝野は4月、第4回グロービス杯でグー・ズーハオを破った。

また、世界大会優勝者も空しく脱落するのが常という、その険しい三星火災杯統合予選で決勝まで上がった。 2016年の話だ。 18才頃の棋士の中では確かに目につく棋士だ。 

芝野は10月30日、韓国新鋭棋戦の第5期メジオン杯オープン新人王戦で韓国棋士カン・ウヒョクと対局した。 序盤悪くなった後、中盤に猛追撃したが逆転には失敗した。 

日本の期待の主である芝野に少しの間会ってみることができた。 

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▲ 30日、囲碁TVスタジオで開かれた第5期メジオン杯オープン新人王戦16強戦でカン・ウヒョクと対局した芝野虎丸(左側)が終局の後、復碁をしている。

-メジオン杯オープン新人王戦16強戦カン・ウヒョク選手との対局はどうだったか? 

“序盤に失敗が出てきて悪くなった。 中盤に良い機会があったがそれをのがしてずっと苦戦した。 結局逆転には成功できなかった。” 

-一日の勉強量はどれくらい? 

“最も多く勉強する時は11時間程度になる。”

‐日本国家代表チームは日本人工知能[DeepZenGo]と熱心に練習対局をしている。役に立つのか? 

“国家代表常備軍は各自一日に1局と対局を制限されている。 とても疲れることもあると考えるからそのようにするようだ。 私の場合は4月から始めて30局程度を置いたが、確かに助けにはなるようだ。 特に布石で多くのインスピレーションを得ている。 時々最初から解釈できない変化も見えるが、そういうのは完全にあきらめた。” 

-自身の長所と短所を話してみるならば? 

“読みは自信があるのだが簡単な失敗をする時がある。” 

-韓国・中国の棋士のうち似た同じ年頃で成長の勢いが引き立って見える棋士はいるか? 

“韓国はシン・ジンソ選手を、中国はリー・ウェイチン選手を挙げる。” 

-グー・ズーハオのような難しい相手と対局する時はどんな姿勢で臨むか? 

“私が勝つ自信があるという考えはしない。 単に、相手を意識しないように努力する。” 

-韓国には大会参加などで今年は機会が結構あるだろう。どんな印象を受けているか? 

“韓国、特にソウルは日本の大都市と似た感じだ。 生活に不便な点が殆どなくて本当に良い。” 

-ちょっと食傷ぎみである質問になるかは分からないが、囲碁をなぜ好きか? 

“盤上という世界に私の考えを思う存分表現できるという点、それが良い。” 

‐日本の国際大会成績不振問題は古くなった。 

“日本新鋭の中では私は期待を受けているほうだ。 なので責任を感じる。 世界舞台を狙えるようにより一層自身を鍛える。” 

‐日本第一人者の井山裕太9段に続く次世代有望株として芝野虎丸が議論される。いつ井山裕太9段を越えるだろうか? 

“私はまだ弱い。 でも、私が20才を越える時ぐらいなら徐々に井山裕太9段の牙城を威嚇できることと考える。” 

原文記事:CYBERORO