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[利民杯]コ・ジェ、初めての優勝カップ持って'グッバイ'

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▲コ・ジェ9段(左側)が決勝でスィ・ジャヨン6段を破って2017利民杯を優勝した。 20才以下で年齢制限を設けているこの大会の最後の出場でおさめた優勝だ。


2017利民杯世界囲碁新鋭最強戦決勝
スィ・ジャヨン制圧… 20才以下大会初優勝

コ・ジェ9段が最後の舞台で優勝カップを上げて'卒業'した。 コ・ジェは18日、中国浙江省杭州で開かれた2017利民杯世界囲碁新鋭最強戦決勝で、中国ランキング23位スィ・ジャヨン6段を211手で中押し勝ちで破って頂上に上がった。

利民杯は20才以下(今年は1997年以後出生)棋士の世界大会。 1997年8月2日浙江省麗水で生まれたコ・ジェにとっては今回が最後に参加できる大会であった。

世界囲碁界を導いていて、また導いていく若い棋士が大挙出場して'新鋭'という名称が面目を失ったこの大会をコ・ジェ9段が優勝するのは初めてだ。

毎年出場してきたが2014年にはシン・ジンソに敗れて16強、2015年にはイ・ドンフンに敗れて4強、2016年にはシン・ミンジュンに敗れて16強に留まった。

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▲最後の舞台で優勝カップを上げたコ・ジェ9段。


今回の大会には国家シードで本戦に直行したコ・ジェは、32強戦で北米代表であるカナダのフー・スーヤン初段を破ったのを始め16強戦で日本の大西竜平2段を、8強でシン・ミンジュン6段を、4強で中国のシェ・オルハオ5段を順に破って決勝に上がった。 '白番'が強いことで有名なコ・ジェは5対局全て黒を握って中押し勝ちした。


-32強から5連続黒中押し勝ち… '3転4起'優勝
-中国、4連続優勝カップ持っていって
-韓国は二度の準優勝が大会最高

すでに数回もメジャータイトルを占めたコ・ジェ9段の利民杯優勝は五回目の国際棋戦優勝として記録された。 コ・ジェは2015年1月第2回百霊杯(チュ・ジュン)、2015年12月第20回三星火災杯(ス・ウェ)、2016年1月第2回夢百合杯(イ・セドル)、2016年12月第21回三星火災杯(トゥ・ジャシ、括弧の中は決勝相手)優勝を成し遂げたことがある。



現在保有タイトルは夢百合杯、竜星戦と一緒に3冠。 国内外公式棋戦優勝回数は11回に増えた。 近づく11月にはシン・ジンソ8段とLG杯8強戦を行って、12月にはポン・リヤオ6段と新奥杯決勝戦を行う。

一方、今回の大会に韓国は7人の棋士が本戦舞台に出たがシン・ジンソ8段が16強で、ビョン・サンイル、シン・ミンジュン6段が8強で敗れるなど4強進出者も出すことができなかった。

これまで韓国棋士の大会最高成績は2015年イ・ドンフンと2016年シン・ジンソの準優勝。 中国はトン・モンチョン、グー・ズーハオ、ミ・ウィティンが優勝したのに続き4連続覇権を占めた。

2017利民杯の賞金は優勝40万中国元(約7000万ウォン)、準優勝12万中国元(約2100万ウォン)。 本戦は制限時間2時間、秒読み1分5回で進めた。 
原文記事:HANGAME