HANGAME
原文記事:HANGAME[囲碁リーグ] 379手半目勝ち…シン・ジンソがパク・ジョンファンに勝った
▲久しぶりの勝負は期待通り多くのことを見せてくれた。 13ヶ月ぶりに向き合ったランキング1・2位間の対決でシン・ジンソ8段(左側)がパク・ジョンファン9段に379手接戦終わりに半目勝ちした。13ヶ月ぶりに激突したランキング1・2位対決緊迫した流れの中でシン・ジンソが劇的勝利長々379手を打った。 14年間の囲碁リーグ史上二番目に長い手数だ。 2時間42分を打った。 早碁対局では今シーズン三番目に長い対局だ。 対局中に碁笥に石を継ぎ足す状況が行われ、数え時には双方の地を全て埋めてもアゲハマが残った。 久しぶりの勝負は見どころが多かった。長い勝負の終わりは'半目'だった。 碁盤の上に半目はないが半目勝ち、半目負けで悲喜が分かれるのは引分けを防止するために実体のない'半目'を作っておいたためだ。 死力を尽くした熱戦の末、ヨセを処理した地は勝負の最小単位で決められた。▲激しさの極限状態に駆け上がるとすぐにパク・ジョンファンは独特の対局姿勢で集中力を維持しようと努めた。何と13ヶ月ぶりに激突したランキング1位と2位間のビッグマッチをシン・ジンソがかろうじて制圧した。 5日夜、囲碁TVスタジオで開かれたKB国民銀行囲碁リーグ15ラウンド1試合で2位シン・ジンソ8段(17)が1位パク・ジョンファン9段(24)に379手で半目勝ちした。-シン・ジンソ2年連続正規シーズン最多勝王確定-パク・ジョンファン9連勝中断、リーグ100勝も次に激戦だった。 特に終盤の激しさが白眉であった。 80対20でシン・ジンソの優勢を示したリアルタイム スコアが298手目(開始2時間25分頃)には50対50に急変した。
最小半目は優勢だったシン・ジンソが中央のヨセで仕損じた。 検討室は忙しくなり、かえってパク・ジョンファンが半目勝ちそうだという診断が広まった。▲普段速戦即決型であるシン・ジンソは勝負が勝負であるから慎重で緊張した姿が歴然だった。"二段コウに持ちこたえて勝つというのは運が従うというものです。"シン・ジンソが最後にからだを任せたことはソン・テゴン解説委員が話した'二段コウ'であった。
一度に解消できないコウを持ちこたえて劇的に半目を残した。 "ずっと悪かったが上辺でうまくいって逆転した。 ヨセがとても難しかったしミスで半目負けるものと思った。 全体を見ることができなかった"というシン・ジンソの局後の話。双方地と関係したところを全て打ったら碁盤に打つことができる地と関係がない駄目は三ヵ所だけだった。 横19行、縦19行の碁盤に着手することができる場所は19×19で361なのだが379手まで行ったのでコウも激しかった。▲終局場面。 地になる所を全て打ったら'駄目'は三ヵ所だけ残り、数えを終えた盤上には'地'がなかった。 379手終局は今まで4000余対局を打った囲碁リーグ14年の歴史で二番目に長い手順。死闘の痕跡もいっぱいだった。 取り出した石だけでもパク・ジョンファンが41個、シン・ジンソが39個にもなった。 対局中には持ち出すことができない死に石まで合わせると、パク・ジョンファン54個、シン・ジンソ58個まで増えた。
数えのためにお互いの地を全て埋めた後に残ったアゲハマを比較して勝負が決定される珍しい風景が行われた。シン・ジンソは今回の勝利で相手戦績2連勝と共に3勝5敗に狭めた。 2013年から2015年まではパク・ジョンファンが4連勝し、2016年以後にはシン・ジンソが3勝1敗をおさめている。
シーズン13勝1敗で前期に続き2年連続最多勝王を確定した(残った二試合を全敗しても現在9勝であるイ・ヨングとビョン・サンイルがそれぞれ残った試合を全勝しても共同1位が保障される)。▲微細な終盤に検討室の手はさらにせわしくなった。パク・ジョンファンにはシーズン9連勝後初めての敗戦。 現在99勝である囲碁リーグの通算100勝は次に延ばされた。 また、今年国内外棋戦をあわせて初めての3連敗であり、勝率1位からも降りてきた。 検討室の誰かが"短い出会い、深い傷"という話をした。ひとりには苦い敗北になったが、ファンたちは熱く興味深い勝負を満喫した。 ソン・テゴン解説者は、"どれくらいおもしろかったのか時間がたつことも分からなかった。 今日はこのひと勝負だけ見てもお腹いっぱいであるようだ"と話した。▲ 1位と8位の対決は11時34分に終了、今シーズン最長試合時間を記録した。"1・2位対決13ヶ月ぶりに見る悲しい現実"二人の棋士が向き合うのは昨年9月、日本で開催したTV囲碁アジア選手権大会準決勝戦以後であった。 1年も過ぎた。 囲碁リーグでは昨年5月にちょうど一度競った後、二回目に過ぎなかった。 1年5ヶ月が流れている。トーナメント棋戦が一つ二つ消えたうえに8ヶ月間の大長征という囲碁リーグさえ無味乾燥なオーダー制なので、最上権棋士の対決が'運'にまかせる状態だ。▲これ以上ない面白味を与えた今回の対決は、国内棋戦を代表するKB囲碁リーグが行かなければならない方向も提示してくれた。ランキング1・2位間のビッグマッチを13ヶ月ぶりに見るということは悲しい現実だ。
シン・ジンソが2位にのぼった後では47ヶ月連続1位を疾走中であるパク・ジョンファンとの初めての対決だった。 ファンたちの間では見どころを剥奪されたような気持ちまで入る。'周辺の努力'が一役を買った。 8位チーム華城市コリヨのパク・ジフン監督が公開提案をして、即答を避けた1位チーム正官庄のキム・ヨンサム監督が一週間後の部分受け入れ意思を明らかにすることによって成功の可能性を育てた。▲ "我々より強い正官庄に正面対決で勝って雰囲気を切り替えたくて公開提案をした。" (華城市コリヨパク・ジフン監督・左側)"個人的にはパク・ジョンファン-シン・ジンソの対局を必ず見たかったが今回良い機会ができた。我々のチームが1位確定ではないが余裕がある状態なので受け入れた。" (正官庄キム・ヨンサム監督)パク・ジフン監督の最初の提案は1~5指名順で同指名対決を行おうということであって、キム・ヨンサム監督の返事は同指名対決は難しいがパク・ジョンファン-シン・ジンソは付けてみたいということ。
その一方で人為的ではなくて'普段のオーダー'のままに出すから処理するとの暗示を送った。結果的にシン・ジンソの2局早碁対局配置がキム・ヨンサム監督の'普段のオーダー'であった。
以前までシン・ジンソは1局に2回、2局に5回、3局に3回、4局に0回、5局に3回登板してきた。 'サイン'を看破したパク・ジフン監督は1指名パク・ジョンファンと2指名カン・ユテクの順序を変えて2・1・3・4・5指名順でオーダーを級んだ。▲パク・ジンソルを相手に序盤の優位を最後まで守ったチェ・ジェヨン(右側)。 7連敗の深いどん底を抜け出した後4連勝だ。局後インタビュー位置に立ったキム・ヨンサム監督はまた再びこのような提案が入ってくるならばどのようにするかという質問に懐疑的反応を現わした。 "わざわざこのように意図的に合わせるのはちょっと良くないようで。 ルールを変えたり新しい形式の制度を作ったりすれば視聴者の皆さんに良い機会になるのではないかと思う"と話した。-'下位ランカーの日'-8位華城市コリヨ、1位正官庄に3-2パク・ジョンファン-シン・ジンソ対決は'ごり押し'で成し遂げたが、囲碁リーグ正規シーズンでパク・ジョンファン-イ・セドル、イ・セドル-シン・ジンソはまだ一度も会っておらず、他の棋戦をあわせてでもこれらの対決は1年以上なされないでいる。▲ 11時34分に終了した最終5局。 ソン・ジフン(右側)がランキングと指名、相手戦績優位にあるキム・ミョンフンを破って華城市コリヨの3-2勝利を決めた。一方、三対局で同指名対決が行われ、その激しさを加えたチーム勝負では一進一退の攻防終わりに2-2で最終戦を勝利した8位華城市コリヨが1位正官庄に3-2で勝った。
華城市はチェ・ジェヨン・キム・スンジェ・ソン・ジフンが勝ち、正官庄はシン・ジンソ・イ・チャンホが勝った。 五対局全て下位ランカー側が勝利したのも異彩を放った。9チームがダブルリーグを行って5位までポストシーズンに進出する正規シーズンは6日Tブロードとポスコケムテックが15ラウンド2試合を行う。 個別対戦はシン・ミンジュン-チェ・チョルハン(1:2)、カン・ドンユン-ナ・ヒョン(2:2)、リュ・スハン-イ・ウォンヨン(1:0)、リュ・ミンヒョン-ビョン・サンイル(1-1)、キム・ジョンヒョン-ユン・チャンヒ(1:4、括弧の中は相手戦績)。▲出発はパク・ジョンファンが少し先んじた。 左上でシン・ジンソが是非を論じたが攻防途中のリアルタイム スコアは55対45でパク・ジョンファン優勢を示した。 40余手進行された場面では57対43、130手をすぎて60対40で少しずつさらに広がった。▲ついて行ったシン・ジンソが初めてのリードを捉えた大きなところは開始1時間40分ほど、180手あたり。 パク・ジョンファンが上辺で損害をこうむって55対45にひっくり返した。 そして、後半戦が始まる頃である230手付近では65対35でかなり先んじた。▲終る時まで終わったことではなかった。 80対20を示したリアルタイム スコアは298手目(2時間25分)には50対50に急変した。 シン・ジンソのヨセの失敗が出てきた。▲キム・スンジェ(左側)-ハン・スンジュ戦でも途中碁石を'補充'して366手まで行って駄目を全て埋めてもアゲハマが残った。 ハン・スンジュがピョンピョンはねて才気溌剌な手を見せたがキム・スンジェが落ち着いて逆転した。▲最高齢リーガーイ・チャンホ(左側)は30対70まで傾いた形勢で半目闘魂を発揮した。 所用時間4時間50分は歴代級対局時間。▲華城市コリヨは主将パク・ジョンファンが抜けた試合で3位ポスコケムテックに4-1で、パク・ジョンファンが入った試合で1位正官庄に3-2で勝った。▲正官庄は同指名対決が行われた三対局の中で相手戦績劣勢を翻してシン・ジンソがパク・ジョンファンを、イ・チャンホがカン・ユテクを破ってもチーム勝利を持ってくることができなかった。
nitro15@nitro155【韓国KBリーグ】第15ラウンド(朴廷桓vs申真谞)スクショまとめ171005 https://t.co/wRINCNQIsj
2017/10/06 14:03:43