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[TVアジア]イ・セドルvsナ・ヒョン、'兄弟決勝'が見える

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▲イ・セドル9段(右側)が前期優勝者リー・チンチョン9段に雪辱して決勝に先着した。 決勝戦相手はナ・ヒョンvs一力遼の勝者。


第29回TV囲碁アジア選手権大会
イ・セドル、リー・チンチョン破って決勝先着

イ・セドル9段が決勝に上がってナ・ヒョン8段は4強に上った。 '兄弟決勝'という図が中国で描かれつつある。

16日午後、中国浙江省で開かれた第29回TV囲碁アジア選手権大会準決勝戦でイ・セドル9段が中国のリー・チンチョン9段を破って決勝進出に成功した。 リー・チンチョンはディフェンディング チャンピオン。 当時準決勝でイ・セドルを、決勝でシン・ジンソを破って大会初めて優勝した。

雪辱戦まで兼ねたイ・セドルはリー・チンチョンをむかえて途方もない乱打戦を行った。 ただ一度も前線を離脱しない体の小競合いで一貫した。 どちらが手をはやく読んでどちらの手が正確なのかを競う、'本当に早碁王'を決める流れが繰り広げられた。 その勝負をイ・セドルが開始1時間25分、187手で中押し勝ちで制圧した。

相手戦績でも2勝2敗でバランスを成し遂げた。 19・20・26・27回大会優勝で武宮正樹9段(1~4回優勝)と共に最多優勝記録を持っているイ・セドルは、今回の大会を制覇すれば単独1位にのぼることになる。

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▲ナ・ヒョン8段(左側)は同年齢リー・シャンハオ7段との初めての対決を4目半勝ちして準決勝に進出した。 自国ランキングはナ・ヒョン13位、リー・シャンハオ16位。



ナ・ヒョン、一力と準決勝 

一方、ナ・ヒョン8段は午前に開いた1回戦で中国のリー・シャンハオ7段に242手で白4目半勝ちをおさめて準決勝に進出した。 ナ・ヒョンとリー・シャンハオは22才同年齢。 二人の棋士間の初めての対決として行われた。

ナ・ヒョンは17日午前に日本の一力遼7段と準決勝戦を行って、この対局の勝者が午後にイ・セドルと決勝戦を持つ。 ナ・ヒョンは二才下の一力との歴代戦績は1勝1敗できっ抗する。

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▲イ・セドル9段(右側)とナ・ヒョン8段は第35期KBS囲碁王戦優勝、準優勝資格で出場権を取得した。


国際棋戦で韓国棋士間の'兄弟決勝'は、2016年2月のLG杯が現在まで最後になっている。 TV囲碁アジア選手権大会では26回の時にイ・セドルvsパク・ジョンファンが決勝戦を行ったことがある。

TV囲碁アジア選手権大会はディフェンディング チャンピオンをはじめとして韓中日で施行している早碁戦の優勝者と準優勝者が競う1手 30秒、1分考え時間10回の超早碁戦。 賞金は優勝2万5000ドル(約2800万ウォン)、準優勝5000ドル(約560万ウォン)だ。

今回の大会に韓国はKBS囲碁王戦のイ・セドル9段とナ・ヒョン8段、中国はCCTV杯のチャン・タオ6段とリー・シャンハオ7段、日本はNHK杯の井山裕太9段と一力遼7段(以上優勝、準優勝者順)、そして前期優勝者である中国のリー・チンチョン9段が出場した。 これまでの優勝回数は韓国10回、中国8回、日本10回。
原文記事:HANGAME 



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