世界ペア碁最強位戦 2017 本戦 STARS TOURNAMENT
日本の謝依旻・井山裕太ペアが優勝
10月に中国の於之莹・柯潔ペアと対局


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▲優勝した日本の謝依旻(しぇい・いみん)六段・井山裕太(いやま・ゆうた)九段ペア

 
8月13日、日本の東京にある渋谷セルリアンタワー東急ホテルで、世界ペア碁最強位戦 2017 本戦 STARS TOURNAMENTの決勝戦が行われた。その結果、日本の謝依旻(しぇい・いみん)六段・井山裕太(いやま・ゆうた)九段ペアが韓国の崔精(チェ・ジョン)六段・朴廷桓(パク・ジョンファン)九段ペアを破って優勝した。


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▲決勝戦の様子。


今回優勝した日本の謝依旻・井山裕太ペアは10月上旬に行われる「世界ペア碁最強位決定戦」で、「世界ペア碁最強位」保持ペアである中国の於之瑩(よ・しよう)五段・柯潔(か・けつ)九段ペア(「ペア碁ワールドカップ 2016東京」優勝ペア)と対戦する予定だ。


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▲3位決定戦の様子。

3位決定戦では、藤沢里菜(ふじさわ・りな)三段・羽根直樹(はね・なおき)九段ペアvs黒嘉嘉(こく・かか)七段・陳詩淵(ちん・しえん)九段ペアが行われた。結果は、黒嘉嘉七段・陳詩淵九段ペアの勝利。


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▲黒嘉嘉七段・陳詩淵九段ペアが3位となった。

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▲藤沢里菜三段・羽根直樹九段ペア。


決勝戦、3位決定戦の結果は以下のとおり。

決勝戦
謝依旻六段・井山裕太九段ペア(日本)黒中押し勝ち 崔精六段・朴廷桓九段ペア(韓国)

3位決定戦
黒嘉嘉・陳詩淵ペア(台湾)黒5目半勝ち 藤沢里菜三段・羽根直樹九段ペア(日本)


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▲決勝戦は能楽堂で行われた。


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▲局後インタビューの様子。

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▲出場者全員の記念撮影。

ペア碁は1990年に日本で生まれたマインドスポーツだ。今回の「世界ペア碁最強位戦」には、日本の第一人者である井山裕太九段をはじめとして囲碁界を代表するトッププロ棋士が、東京の渋谷セルリアンタワー東急ホテルに集結する。

「世界ペア碁最強位戦 2017 本戦」は、日本2ペア、韓国1ペア、中華台北1ペアの計4ペアのトーナメント戦で行われる。優勝したペアは、10月上旬に行われる「世界ペア碁最強位決定戦」で、「世界ペア碁最強位」保持ペアである中国の於之瑩(よ・しよう)五段・柯潔(か・けつ)九段ペア(「ペア碁ワールドカップ 2016東京」優勝ペア)と対戦する予定だ。

対局ルールは日本ルールでコミは6目半。持ち時間はなく1手30秒の秒読み、途中1分の考慮時間を10回与える。

「世界ペア碁最強位戦 2017 本戦」の優勝賞金は1,000万円。本戦優勝ペアが「世界ペア碁最強位決定戦」に勝利すると、本戦優勝賞金とあわせて1,500万円がおくられる。最強位保持ペアが勝利すると1,000万円(対局料含む)となる。
 
世界ペア碁最強位戦は、公益財団法人 日本ペア碁協会、世界ペア碁協会、世界ペア碁最強位戦 2017 大会実行委員会が主催する。

 
<日程>

8月11日(土):パンダ先生チャレンジマッチ、開会式、1回戦
8月12日(日):決勝戦・3位決定戦
10月上旬:世界ペア碁最強位決定戦


<各国参加選手>

日本
謝依旻六段・井山裕太九段ペア
藤沢里菜三段・羽根直樹九段ペア

韓国
崔精六段・朴廷桓九段ペア

中華台北
黒嘉嘉七段・陳詩淵九段ペア


(文・写真:nitro15) 




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