HANGAME
'AlphaGoショー'で始まり'AlphaGoショー'で終わった

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▲コ・ジェ9段が最終3局でもAlphaGoに敗れて、総三対局の対決で勝負をつけた'囲碁の未来サミット'はAlphaGoの一方的勝利で幕を下ろした。


コ・ジェvsAlphaGo、囲碁の未来サミット第3局
AlphaGo、コ・ジェが持ちこたえるとすぐに大石とらえて終局

'囲碁神'の降臨。 23日から中国、浙江省烏鎮の国際コンベンションセンターで開かれた'囲碁の未来サミット'を見守った囲碁専門家たちの反応は概してこうだった。 

AlphaGoは不可抗力であったし人間は対応できなかった。 全世界の関心の中で繰り広げられた人間と人工知能の囲碁対決は、'グーグルのショー'であり'AlphaGoのショー'で終わった。

先立って人間代表として乗り出したコ・ジェ9段が二対局を敗れて優勝を譲り渡して、人間強者5人が連合して挑戦した相談対局でも力不足を表わした中で、27日続行された最終局ではコ・ジェ9段がまた再び敗戦を抱いて3連敗で退いた。

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▲AlphaGoの手は過ぎたら'ストーリー'があるので、人間の目で見る時疑わしく見える手も警戒しなければならないので恐ろしい。



2局では白番で良い機会をのがしたと物足りなさを吐いたコ・ジェは、再びニギリをすることが原則である最終局で白番にしてほしいと言い、相互協議により白番で打った。

コ・ジェの挑戦は野心に充ちたが、人間の領域を抜け出した'超えられない壁'の前の犠牲の羊になった。 最大限乱戦を企てて機会を狙ったが、熱心に乱戦を試みて見たらごり押しである手が出てきて無理な方法が乱発された。

AlphaGoの着手は、はやくてさっぱりした。 囲碁TVで解説したイ・セドル9段が、"本当に素晴らしい"と話し、コ・ジェの長考が続いて、41手目にあっては頭をおおって首を左右に振って時間を湯水のように使った。

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▲戦意を燃やしたが力不足だった。

序盤が悪かったこととしてはよく持ちこたえた。 イ・セドル9段は、"二対局を打ってみて、その他のAlphaGo囲碁を見て戦略的に対局を級むようだ"と話しながらも、"良い感じではない。 それでも1・2局より最も近接した囲碁"と解説した。 

だが、コ・ジェはその後の上辺戦闘で失敗して形勢が傾き玉砕を覚悟した。 AlphaGoはコ・ジェがひどく持ちこたえると、すぐに最後には大石を捉えてしまった。 209手中押し勝ちになった。 残り時間はコ・ジェが32分、AlphaGoが1時間51分。

一方、イ・セドル9段は中国の強者5人が相談してAlphaGoと競った相談碁に対して大きい物足りなさを表わした。 "人間が勝つ確率を極度に引き上げる相談碁なのだが、制限時間も少なかったし対局環境も不快だった"として、"真剣に対局を行う環境自体ではなかった"と厳しい忠告をした。 

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▲ 'AlphaGoの手'アジャ・ファン博士。 対局中の表情の変化がないのはもちろん、トイレにも行かない。

生まれて3才程度にしかならない人間が作った機械は、恐ろしい速度で成長して5000年の人間囲碁を無力化させた。 勝利に焦点を合わせて勝算が高い手を選ぶAlphaGoにヨセ損害手はあったが、無理な方法ややり過ぎた手はなかった。

サイズは大幅に減って性能は非常に高くなったAlphaGoは、イ・セドルの時より制限時間が増えたのだが着手速度ははるかにはやかった。 以前のAlphaGoが数ヶ月かかった学習をもう週単位で終えることができるようになり、今やデータを直接作って学習に活用できることになった。

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▲人工知能は計算による手を打つのだが、人間が考えられない手を打つので創意的な手に見える。


'AlphaGoの父'と呼ばれるGoogleディープマインドのデミス・ハサビスCEOは、"囲碁に挑戦したことは学習結果を評価して問題点を捜し出すことに最も適合するため"としながら、"ある分野も簡単に習う汎用人工知能で作って実生活に使うことが最終目標"と明らかにした。

一方的勝利をおさめたAlphaGoは、勝者独占賞金150万ドル(約17億ウォン)を占めて、コ・ジェは三対局の対戦料で30万ドル(約3億4000万ウォン)を受けた。 対局は制限時間3時間、秒読み1分5回、コミ7目半で進めた。

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▲コ・ジェ9段は来週月曜日に京畿道(キョンギド)で開幕するLG杯に出場する。
原文記事:HANGAME 


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