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[AlphaGo]コ・ジェ"AlphaGoまねた、大切な機会生かすこと"

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▲局後の記者懇談会で記者たちの質問に答えているデミス・ハサビス ディープマインドCEO、コ・ジェ9段、デービス・シルバーディープマインド プログラム リード(左側から)。

コ・ジェvsAlphaGo、第1局記者ブリーフィング 
コ・ジェ"AlphaGoの弱点見られなくて"

話題を集めた人間と人工知能の対決、その1ラウンドは人間代表が完敗した。 結果で現れた数値は'半目'と少なかったが、優勢を捉えた後のAlphaGoは勝つ程度に安定的に運営した。 コ・ジェが有利だったことはなかった。

局後、コ・ジェは公式記者懇談会長に登場して、熱い関心を見せた記者たちの質問を受けて答えた。 永らくマイクを握って誠実に答えた。 

"負けたが不満はない"と話した。 "現在ではAlphaGoの弱点が見られない。 AlphaGoのバグを捜し出して勝とうとしたが実際にそのようにするには本当に難しかった"とも告白した。

顔は万感が交差するようだった。 今後の勝負に対しては"残った二対局は今後得にくい機会であることであるから、全てのものを捧げて大切な機会を生かす"と決心を確かめた。 

コ・ジェ9段とAlphaGo開発チームのデミス・ハサビス ディープマインドCEO、そして現地で韓国語解説を担当したキム・ソンリョン9段の主なコメントをのせる。


コ・ジェ9段"習う点がとても多い"

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"今日のためにたくさん準備した。 序盤にはAlphaGoを狙った3・三を打った。 AlphaGoが、対局でしばしば使ったいくつかの手をまねることもした。 とても感銘を受けたし、また、衝撃的だった。 なぜなら人間対人間の対局では絶対出てくることはない手だったためだ。 

しかし、その後でAlphaGoの手を分析してみるとそれが本当に良い手というものを悟った。 一度の手に二種類、または、それ以上の目的を達成する手であった。 一石二鳥ということができる。

今回の敗北でAlphaGoが本当に強いということを悟った。 AlphaGoの手には習う点が多く、探求する点がある。 AlphaGoの影響力は非常に広範囲だ。 我々は心を開いて思考を拡張しなければならない。"



ハサビスCEO "残った対局期待される" 

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"今日の対局は非常に立派だった。 勝負の差は少なかった。 囲碁棋士がマスターの囲碁で習って弱点を捜し出すことを願った。 AlphaGoは今日は非常に美しい手を打った。 AlphaGoが限界を露出するのか、残った対局が期待される。" 



キム・ソンリョン9段"水が流れるようだった" 

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"今日のAlphaGoを一言で表現するならば'すっきりしていた'、'無駄がない'、'初めから最後まで水が流れるように流れた'だ。

昨年に比べてさらに安定的に変わった。 また、昨年には当然の手も長考してから打つ姿を見せたが、今回は時間を自由自在に活用するなど、反応速度がはるかにはやくなったようだ。 

昨年には、AlphaGoが碁を打つのを見れば'ちょっと退屈だ'という感じであったのだが、今回は一律的に時間を使うのでなく、はやく打つ時ははやく打って、ゆっくり打つ時はゆっくり打つなど、とてもダイナミックに打って全く退屈さを感じることがなかった。 

AlphaGoの手について、以前には良くないと感じられた手に対する固定観念がこわれて、したがってプロ囲碁棋士が新しい手を探索するきっかけになった。 AlphaGoが過去の試合に留まらず、ずっと新しい姿を披露してプロ囲碁棋士の能力も向上した。"


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原文記事:HANGAME 



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