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[夢百合杯]人間大会にAI公式出場… 'DeepZenGo'夢百合杯WC

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▲人間の大会に人工知能が本格加勢する信号弾であろうか。 日本の人工知能囲碁プログラム'DeepZenGo′が、第3回夢百合杯世界囲碁オープン本戦にワイルドカードで出場する。 写真は、3月に開いたパク・ジョンファン9段とDeepZenGoの対局場面。
 

世界囲碁大会史上人工知能初めての出場 
6月19日夢百合杯本戦64強戦登場

世界囲碁大会に人工知能(AI)囲碁プログラムが正式に初めて出場する。 その舞台は中国が主催する第3回夢百合杯世界囲碁オープンで、AI囲碁は日本の'DeepZenGo'だ。

6月19日、中国棋院で幕を上げる第3回夢百合杯世界囲碁オープン本戦64強戦に、日本の人工知能囲碁プログラムであるDeepZenGoがワイルドカードで出場すると'新浪囲碁'をはじめとする中国の有力囲碁メディアが、26日夜に大きく報道した。 メディアはDeepZenGo側の確認を受け、中国棋院でも出てきた確実なニュースだと伝えた。

人工知能の夢百合杯ワイルドカードは、3月統合予選を開催する前に主宰側が、2枚のワイルドカードの中の一つを人工知能にできるというニュースが伝えられて関心を集め始めた。

 
大会を後援するホンカン企業と主管する中国棋院は、これまで人工知能のワイルドカード選定を置いて日本棋院に公文書を送って'DeepZenGo'の出場可能の有無を問い合わせして秘密裏に推進してきた。

また、韓国棋院は、"中国棋院が発表を先送りしているけれど、日本棋院が'DeepZenGo'出場を許容した"という内容を入れた報道資料を出すこともあった。

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▲昨年3月、イ・セドル-AlphaGo(写真)の対決で、燃料を入れて火をつけた人間vs人工知能の囲碁対決は、人工知能の世界大会初めての出場で熱く燃え上がっている。

 

DeepZenGoは昨年末、趙治勲9段と互先で対局を行って1勝2敗をおさめて、3月21~23日には韓国のパク・ジョンファン9段、中国のミ・ウィティン9段、日本の井山裕太9段と共に4者フルリーグで競った'ワールド碁チャンピオンシップ'に出場した囲碁ソフト。 

昨年3月、イ・セドル-AlphaGoの対決に刺激された日本が'DeepZenGoプロジェクトチーム'を結成して既存の'Zen'プログラムにディープラーニング技術を融合させることによって飛躍的な発展を成し遂げた。

ワールド碁チャンピオンシップでは、パク・ジョンファンとミ・ウィティンに優勢な試合を導いてもヨセ乱調で逆転負けしたが、日本1位井山裕太には完勝して3位を占めた。

 

人工知能の世界囲碁大会出場は、'ワールド碁チャンピオンシップ'の時とは意味が大きく異なる。 ワールド碁チャンピオンシップは、韓中日の代表選手1人ずつ参加した招待戦だったことに比べて、夢百合杯はプロ棋士ならば誰でも参加できる最大規模の世界大会だ。

今回の大会統合予選には、393人のプロ棋士と選抜戦を経た最精鋭アマチュア28人が出場した。 ここに、パク・ジョンファン・シン・ジンソ・イ・セドル・コ・ジェなど各国の強者がシードで本戦に直行して、アメリカとヨーロッパの自らの予選を通過した各2人も本戦に合流する。

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▲昨年11月23日に開いた趙治勲-DeepZenGoの対局場面。 DeepZenGoは現在Googleディープマインドの'AlphaGo'、中国テンセントの'絶芸'に続き、世界3位のAI囲碁と評価される。


一方、AIの世界大会出場に対して、来月人工知能AlphaGoとの対決を控えているコ・ジェは、"優勝者とAIの特別対局ならば分からないが、人間大会に人工知能が参加するのは非常に不適切だ。 だが、私が反対しても効果がない"という見解を明らかにした。 


 
韓国棋士18人が出場する第3回夢百合杯世界囲碁オープン本戦は、6月17日64強戦を、19日32強戦を中国棋院大会場で開催する。 引き続き、16強戦と8強戦をそれぞれ8月24日と26日、準決勝三番勝負を11月17・19・20日、決勝五番勝負を12月30日から来年1月5日まで続行する。

本戦から取得する賞金は優勝180万中国元(約3億ウォン)、準優勝60万中国元(約1億ウォン)、4強戦敗者25万中国元、8強戦敗者16万中国元、32強戦敗者4万中国元、64強戦敗者2万中国元(約330万ウォン)。 
原文記事:HANGAME 


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