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[マキシム杯]ユン・ジュンサン決勝"人工知能が視野を育てた"

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▲ユン・ジュンサン9段(左側)が激しい攻防を行ったあげく、難敵キム・ジソク9段に逆転勝ちをして'入神祭典'決勝に上がった。 5年ぶりの決勝でマキシムコーヒー杯初めての決勝だ。


第18期マキシムコーヒー杯入神最強戦準決勝
ユン・ジュンサン、難敵キム・ジソク破って決勝先着

今年11勝1敗を記録中であるユン・ジュンサンと、6勝1敗を記録中であるキム・ジソク。 ペースの良い二人の棋士が激突した第18期マキシムコーヒー杯入神最強戦は、そのこともありさらに関心を引いた。

また、二人の棋士は現在進行中である国内三棋戦の本戦対戦表に全て名前が生きているただ二人だ。 KBS囲碁王戦、GSカルテックス杯、そしてマキシムコーヒー杯の4強だ。 今年の唯一の敗戦が、3月末の夢百合杯世界囲碁オープン統合予選という点も同じだ。

強大な戦闘力を兼ね備えたファイター間の対決という点も興味を鼓吹させた。 10日夜、囲碁TVスタジオで生放送で進行された対局は、2時間15分の間休みなく戦闘を行った。

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▲ 2001年入段、2011年9段に上がったユン・ジュンサン。 対局前に、"戦闘囲碁として流れるだろう"と話した。


始めるやいなや、右上で時期尚早に乱れていた変化を作ってすぐに終わらせるよう激しく戦った。 先に気勢を上げた側はキム・ジソク。 ユン・ジュンサンの錯覚に便乗した。 そうであるかと思えばキム・ジソクも完全ではなかった。 相手の粘り強い持ちこたえに痛恨のミスを犯した。

序盤に大きい失敗を犯したユン・ジュンサンの後に、やむをえず着手するような姿で中盤に入って敗着に近い手を打ったキム・ジソクは、熱が上がるようにえりを立てる姿を見せた。 

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▲ 2003年入段、2013年9段に上がったキム・ジソク。 "負担になるひと勝負になるようだ"と話した。
 

いつも後に仕損じた側の被害が大きいのが当然。 ユン・ジュンサンが仕損じて変化を作らなければならない状況から、キム・ジソクが持ちこたえなければならない状況に一変した。

マキシムコーヒー杯ソン・テゴン解説委員は"数値で言えば8対2程度で白(ユン・ジュンサン)優勢"と診断した。 キム・ジソクは最後の闘志を燃やしたが、ひっくり返すには差がかなり広がっていた。

2013年7月以後、3年9ヶ月ぶりの再会で勝利したユン・ジュンサンは、キム・ジソクとの戦績を6勝7敗に狭めた。

14期から連続出場しているマキシムコーヒー杯では、15期時の8強を越えて最高成績を作成中だ。 また、2007年の国手戦とSKガス杯新鋭プロ10傑戦を占めた以後、もう一度の優勝に近寄った。 

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▲投げる直前、痛みを感じるキム・ジソクの姿が見る人まで痛くした。
 

決勝戦相手は17日に開かれるパク・ジョンファン-チェ・チョルハン戦の勝者。 パク・ジョンファンには5勝4敗を、チェ・チョルハンには3勝6敗を記録中だ。

どちらが上がってきたら良いかとの質問に、"二人とも強者なので全く同じだがパク・ジョンファン9段が上がってくれば負担は減るようだ。 分からないが"と話した。

決勝戦は3対局2先勝制で1局は4月24日、2局は5月15日、3局は5月22日に予定されている。 

国内72人の9段棋士のうち成績上位24強招待戦で行う第18期マキシムコーヒー杯入神最強戦の賞金は、優勝5000万ウォン、準優勝2000万ウォン。 制限時間は10分、秒読みは40秒3回だ。 

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▲今年に入って成績が良くなったことに対して、"今年のはじめに人工知能囲碁を勉強して数対局を打ってその当時には感覚が変になったと判断したが、全体的に視野が広くなったようだという考えになった"と話した。



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▲ユン・ジュンサンは14期から、キム・ジソクは15期から連続出場中だ。 ランキングはキム・ジソク5位、ユン・ジュンサン20位。

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▲辛い逆転負けにあったキム・ジソク9段。

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▲ 2007年国手戦とSKガス杯新鋭プロ10傑戦を占めた以後、10年ぶりに優勝挑戦に立ち向かうユン・ジュンサン9段。
原文記事:HANGAME 


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