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イ・セドル"AlphaGoと対決ですか? 本当に難しい問題"

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▲初めて人工知能が参加した大会として関心を集めたワールド碁チャンピオンシップの生中継放送を進めたイ・セドル9段(右側)とイ・ソヨン囲碁キャスター。

AI対決の'元祖'イ・セドル9段
"相談碁は大きい意味はなくて"


"AlphaGoとコ・ジェの対決、進行されましょうか?"
 
"そうですね、グーグルの立場では良いです。"

"もし対決することになるならば、イ・セドル9段はAlphaGo(AlphaGoが勝つという)側ですか?"
 
"どうしてもAlphaGoがちょっと有利でしょう。"

 

1年前、人工知能(AI)囲碁プログラム'AlphaGo'と世紀の対決を行ったイ・セドル9段が、最近'噂'が出回っているコ・ジェ-AlphaGoの対決展望に関する考えを明らかにした。 

イ・セドル9段は、人工知能が参加した初めての世界大会である'ワールド碁チャンピオンシップ'の囲碁TV生放送解説者として出演して、イ・ソヨンキャスターの質問に率直な心境を表わした。


"人工知能を相手にしてできる囲碁の中の一つが真似碁という話もありますね?"
 
"白番で? そのようなこともあるでしょう。 真似碁で打つならば勝算が……。 今のAlphaGoならば容易ではないでしょうが。 以前のAlphaGoならばひょっとして……。 でもそのようには打ちたくなくないですか。"

"相談碁の話も出てきましたよ。 よく打てる棋士3人が集まって相談して打つなら…。"
 
"大きい意味がありますかね。 イベント性ですが、まあ……。 1対1の戦いでもなくて。 囲碁は頭の中で読みがなされないですか。 相談碁は頭の中ではなく碁盤の上に直接石を打ってみますね。 そうなるとイベント性でしょう。 AlphaGoがそのような勝負まで応じるかどうかわからないが、勝つことは難しいと思いますね。 勝ったとしてもそれは…。"
 

"相談すれば心理的な面では大きく安定することも推測している?"
 
"負担にもなります。 (ひとりが)主将をして、そのまま行って負けるならば…。"

年末年始インターネット世界に突然登場して、プロ強者を相手に60連勝をおさめて突然消えた最新版AlphaGoに対しては、"(勝つという確信ができれば)ミスと思えるような緩い手を打ったりもするが、最後まで最善の手を見つけて打つならば、人間にさらに役に立つだろう"という風な話もした。

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▲イ・セドル9段は、一日に7時間を越える中継解説を二日間進めた。

ワールド碁チャンピオンシップ解説を二日連続で、一日7時間以上ずつ長時間進める鋼鉄体力を誇示したイ・セドル9段は、"DeepZenGoは驚くべき面もたくさん見せたが、残念な姿も多くて完成型ではない"としながらも"初中盤は1年前のAlphaGoよりさらに強い感じを受けた"と話した。

人間対人工知能の対決を、"感覚と計算の対決"とも比喩した。 "人は序盤の計算が難しくて感覚に頼るものだが、人工知能は序盤も計算を土台にする"ということ。 "人工知能の計算が人間の感覚を先んじるようで残念だ"というイ・セドル9段だ。

一方、中国メディアから報道され始めたコ・ジェ-AlphaGoの4月対決説に対して中国棋院高位関係者から出てきた最新内容は、"交渉が遅く進行している"ということで、"対局者はコ・ジェ9段"という程度だ。

AlphaGoとの対決の時、準備が不足したという物足りなさを表わしたイ・セドル9段。 果たして人工知能と再び対決したい心があるだろうか。

"今のAlphaGoは……。 事実勝つのが容易でありませんね。 私に機会が再びあるかもしれないがAlphaGoとは……。 そうですね、本当に難しい問題です。"
 
原文記事:HANGAME 


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