CYBERORO
原文記事:CYBEROROパク・ジョンファン、アップグレードされたDeepZenGoに勝算あるホ・ヨンホ戦力分析官“DeepZenGo現在バージョン、非常に強いという感じはしない”▲ UECコンピュータ囲碁大会決勝戦の姿。 左側が中国絶芸チーム、右側が日本DeepZenGoチームだ。3月21日~24日にはプロ棋士らと人工知能が一同に集まって対決するワールド碁チャンピオンシップが開かれる予定だ。韓国パク・ジョンファン9段、中国ミ・ウィティン9段、日本井山裕太9段が参加して、日本で製作された人工知能囲碁プログラム DeepZenGoが出場する。 この大会の焦点は人工知能プログラム DeepZenGoの実力だ。
パク・ジョンファンはオンライン対局サーバーでDeepZenGoと練習対局をして3勝1敗で先んじている。 だが、DeepZenGoはディープラーニング(深層機械学習)をたどりながら日ごとに成長するので、この大会直前のDeepZenGoの実力はどの程度なのかが人間代表にとっては関心事であった。ちょうど、DeepZenGoの実力が分かる公式的な機会があった。 それは、UEC杯世界コンピュータ囲碁大会というコンピュータ囲碁大会だ。 この大会に全世界の人工知能囲碁プログラムが参加してDeepZenGoも参加したのだ。第10回UEC杯コンピュータ囲碁大会は18日と19日、日本の東京電気通信大学で開かれた。 30個のプログラムが参加し、変形スイスリーグ予選と16強トーナメント本戦が行われた。 決勝では中国絶芸(FineArt)とDeepZenGoが正面対立したが、絶芸が196手で白で中押し勝ちをおさめて優勝した。DeepZenGoの現在バージョンの実力を推測してみた韓国囲碁国家代表チームのホ・ヨンホ戦力分析官は、“以前のバージョンでは中央を非常に重視したが、今のバージョンではそのような傾向が減ったようだ。 また、実力がとても強くなった感じではない。”として“この程度の実力ならばパク・ジョンファン9段も勝算があるように見える”と話した。優勝した絶芸は、中国のテンセント社が開発した人工知能囲碁プログラムで、2016年11月1日~29日まで囲碁サーバーFOXでプロ棋士らと対局してパク・ジョンファン9段に5勝1敗、カン・ドンユン9段に3勝1敗、パク・ヨンフン9段に3勝1敗、古力9段に2勝1敗、コ・ジェ9段に1勝3敗をおさめるなど、最高級プロ棋士に良い勝率を見せたことがある。決勝戦について絶芸の開発者は“120手付近までは勝算が50%程度なので緊張した。 以後右上でDeepZenGoの錯誤があったのか、絶芸の形勢がますます良くなった。”と話した。
DeepZenGoの開発者は“右下で僅かに得したと判断していた。 以後60%程度勝算を見せた。 さらに進行されて53%程度に勝率が落ちて、このままでは不足すると見たのか右上へ向かった。 DeepZenGoの判断に錯誤があったのかどうだったのかはよく分からない。 それ以前までは互角だったが、左辺がうすかったかも知れない。 右上で絶芸が正確だったようだ。”と話した。一方、韓国人工知能DolBaram(開発・イム・ジェボム)は8位に留まった。この大会は電気通信大学が主催して(株)囲碁将棋チャンネル、コンピュータ囲碁フォーラムが協力し、日本棋院が後援した。▲解説にマイケル・レドモンド9段(右側)、進行者は中島美恵子2段。▲解説会に集まった観衆。▲決勝戦を終えた後、握手を交わしている開発者。
▲最終順位[PHOTO |日本棋院]