HANGAME
原文記事:HANGAME[ワールド碁チャンピオンシップ]パク・ジョンファン、人間とも人工知能とも戦うワールド碁チャンピオンシップ21日から大阪で熱戦パク・ジョンファン・ミ・ウィティン・井山・DeepZenGoのフルリーグパク・ジョンファン9段にとって2017年は大きい試験台に上がる印象を匂わす。 40ヶ月連続1位を独走している韓国囲碁のトップランカーとして肩が重く、期待を抱いているファンたちにも信頼を与えなければならないことが多い。"世界大会で良い成績をおさめた後にしますね。"自らも成績を不適当だと考えるパク・ジョンファンは、最近に入りインタビューも固辞する。 世界大会では二度優勝したが、最初は2011年8月の富士通杯で、その次は2015年2月のLG杯だ。 二度の優勝も気に入らず、2年以上優勝がない。▲パク・ジョンファン9段(24)。 2005年入段、2010年9段。 2011年第24回富士通杯と2015年第19回LG杯優勝など17回優勝。 40ヶ月連続韓国ランキング1位。 "韓中日を代表する棋士らとAIとともに対局する大会に参加することができてて光栄だ。 DeepZenGoとの対局が大きく期待される。 良い経験になるので実力を高めることができる良い機会だと考える。"昨年のメジャー大会成績表は春蘭杯16強、百霊杯8強、三星火災杯8強、応氏杯準優勝、新奥杯64強、LG杯4強。 よくなかったということは言えないが、ファンたちはもっとよくしてほしいと願う。 韓国囲碁を代表する棋士であるためだ。上の6つの大会で自身に脱落の痛みを抱かせた相手が全て中国棋士という点もより一層苦しくさせた。 ミ・ウィティン、タン・ウェイシンのような強者もいたがファン・ウィンルオ、ポン・チュイアンにも負けた。今年に入ってもペースは良くない。 中国のコ・ジェ、日本の井山裕太とともに韓中日の代表棋士が競った賀歳杯では最下位に終わって、農心辛ラーメン杯では逆転ドラマを作ることに失敗した。 今年は6対局を打って3勝3敗を記録中であり、現在2連敗中だ。▲ミ・ウィティン9段(21)。 2007年入段、2013年9段。 2013年第1回夢百合杯優勝、2017年利民杯世界囲碁新鋭最強戦優勝。 現在中国ランキング2位。 "持っている実力を遺憾なく発揮して立派な棋譜をお見せするようにする。"2017年は人間と戦わなければならない一方で、人工知能とも戦わなければならない一年だ。 目の前の最も大きい勝負は囲碁史に新しいページとして刻まれるであろう、人工知能が初めて参加する大会だ。21日から大阪の日本棋院関西総本部で開かれる'ワールド碁チャンピオンシップ'がその舞台だ。 パク・ジョンファンをはじめとして、中国のミ・ウィティン9段、日本の井山裕太9段、そして人工知能(AI)囲碁ソフト'DeepZenGo′が出場する。DeepZenGoは昨年11月、趙治勲9段との三番勝負で世の中に広く知られた日本のAI囲碁だ。 当時趙治勲と互先で1勝2敗をおさめて大きい話題を呼んだ。DeepZenGoの棋力は現存世界最強のAI囲碁に選ばれる'AlphaGo'には至らなかったが、その後オンライン世界でプロ強者らと昼夜で一日に数十対局の対局を広げて練磨した。 これまで棋力はまた増えた。 そうするうちにワールド碁チャンピオンシップ開催日まで50日余り控えて消えた。▲井山裕太9段(28)。 2002年入段、2009年9段。 2016年史上初の7大棋戦同時制覇。 不動の日本第一人者。 "素敵な大会に日本代表として参加できて光栄だ。 記念碑的な大会の成功的開催のために最善を尽くす。"インターネット上でDeepZenGoと対局を行ったり、観戦した国内プロ棋士の評価は大きく二つの部類に分かれる。 一方はまだまだだという反応で、他の一方はすでに最上圏と肩を並べる程成長したとのこと。その一方で、対局日まで1ヶ月以上残ったという点に注目する必要があるということには意見を共にする。 それまでにどれくらい成長するかわからないということ。 AlphaGoがそうだったように。大会は4者フルリーグで順位を決めて、同率1位が出る場合は24日にプレーオフ(優勝決定戦)を行う。 プレーオフは2者同率時には一発勝負で、3者同率時には逆トーナメントで進める。 逆トーナメントは抽選で1回戦対局者を決めて勝者が決勝に上がる。 また、1回戦敗者と1回戦不戦者が対決して決勝進出者を選び出す方式だ。▲DeepZenGo。 2016年3月、日本最強のコンピュータ囲碁ソフト'Zen'の開発者尾島陽児と加藤英樹を中心に発足した'DeepZenGoプロジェクト'により共同開発された囲碁ソフト。 東京大研究室、IT企業ドワンゴが加勢し日本棋院も協力した。
制限時間は3時間、秒読みは1分5回、コミは6目半だ。 午前10時30分に始めて途中昼休憩はない。 ただしプレーオフは1手 30秒、途中1分考慮時間3回をあたえる早碁で進める。賞金は優勝3000万円(約3億ウォン)、準優勝1000万円、3・4位各500万円。 公式戦相手戦績でパク・ジョンファン-ミ・ウィティンは4勝2敗、パク・ジョンファン-井山は2勝2敗、井山-ミ・ウィティンは1勝を記録している(前基準)。現在人間界の最強と評価されるコ・ジェ9段と、ワールド碁チャンピオンシップ開催発表以後である年末年始にプロ強者を相手に60連勝をおさめた人工知能系の最強AlphaGoが参加しない点は、大変残念だが囲碁界が神経を尖らせて注目する勝負だ。