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盤上さらうAI…刑天・DeepZenGoもプロ棋士相手に90%勝率
ウォン・ソンジン"超早碁でプロ棋士、AlphaGoと二子以上の違いが生じるようだ"

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▲趙治勲9段がDeepZenGoと対局する姿。 趙9段は2勝1敗を記録した。 [中央フォト]


[出処:中央日報] 1月5日チョン・アラム記者による[盤上さらうAI…刑天・DeepZenGoもプロ棋士相手90%勝率]を移しました。○●[中央日報]記事原文

‘AlphaGo’に代表される人工知能(AI)囲碁プログラムの成長の勢いが恐ろしい。トップ走者であるAlphaGoは言うまでもなく、AI囲碁プログラムの大部分が今年中にプロ棋士を圧倒する展望だ。 


急速に進化する囲碁プログラム
刑天と対局、コ・ジェ6敗パク・ジョンファン4敗
DeepZenGoも趙治勲に敗北抱かせて
韓国‘DolBaram’はプロ隊列に上がれないで 



“すべてのAI囲碁がまもなく人間を越える”
 
全世界的に注目されるAI囲碁プログラムは断然Googleディープマインドの‘AlphaGo’だ。 世界で初めてプロ棋士を破った‘AlphaGo’は、現在プロ棋士と二子以上の棋力違いが生じると推定される。

ウォン・ソンジン9段は“(現在の‘AlphaGo’の実力ならば)超早碁の場合には二子以上、一般対局は二子近くプロ棋士が折りたたまれて、打っても(‘AlphaGo’に勝つことは)容易ではないようだ”と診断した。



‘AlphaGo’がこのように短い期間に急成長できた背景はGoogleディープマインド側が最初にAI囲碁プログラムに導入した‘ディープラーニング(Deeplearning)’技術のお陰だ。

‘AlphaGo’以前までのAI囲碁プログラムはモンテカルロ方式をベースに運営されたが、この方式には棋力向上に限界があった。 モンテカルロ方式は乱数を利用して関数の値を確率的に計算するアルゴリズムをいうが、原子爆弾開発計画であるマンハッタン プロジェクトなどに活用された。

‘AlphaGo’の次にプロ棋士レベルの棋力を備えたAI囲碁プログラムでは‘刑天’と‘DeepZenGoがある。

‘刑天’は中国テンセントグループが昨年3月から打倒‘AlphaGo’を目標に開発中なのだが成長速度がものすごい。 ‘AlphaGo’と同じディープラーニング技術を適用し、最近になってプロ棋士を圧倒するレベルまでのぼった。

‘刑天’は昨年末から囲碁サイト野狐囲碁で世界的なプロ棋士を相手に90%台の勝率を上げている。 今まで‘刑天’を相手に勝点をあげた選手はコ・ジェ・パク・ジョンファン・古力・グー・ズーハオ9段の四人だけだ。

だが、これらも相手戦績では‘刑天’に大きく押される。 昨年12月30日から2日まで‘刑天’に会ってコ・ジェ9段が2勝6敗、パク・ジョンファン9段は1勝4敗を記録した。

日本のAI囲碁プログラム‘DeepZenGo’もやはり急速に発展している。 ‘DeepZenGo’は日本のIT業者ドワンゴが2009年から開発したAI囲碁プログラム‘Zen’の上位バージョンだ。

AlphaGoの登場に衝撃を受けたドワンゴ側は東京大研究チームとの協力を通じて‘Zen’にディープラーニング技術を適用した‘DeepZenGo’を作り始めた。 ディープラーニングを通じて棋力が急成長した‘DeepZenGo’は昨年11月趙治勲9段を相手に互先で1勝2敗を記録した。

‘DeepZenGo’は先月29日からは韓国囲碁サイト タイジェムに姿を表わしたが、240対局の対局を広げて218勝22敗という驚くべき成績を記録した。 ‘刑天’と同じように90%を上回る勝率だ。

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韓国にもAI囲碁プログラムである‘DolBaram’がある。 だが、まだ他のAI囲碁プログラムと比較して実力が大きく落ちる。

現在プロ棋士に二子程度置かなければならないレベルだ。 ‘DolBaram’を開発したイム・ジェボムさんは“今年上半期中にプロ棋士レベルに追いつくのを目標にずっと開発している”として“プロ棋士級のレベルになれば公式対局を開いてDolBaramの実力を検証受ける計画”と明らかにした。

この外にフェイスブックの‘ダークフォレスト(darkforest)’、フランス リール第3大学レミ・クーロン教授が開発した‘クレージーストーン(Crazystone)’等もAI囲碁プログラム分野で競争を広げている。

ディープラーニング技術の発展速度を勘案すれば大多数のAI囲碁プログラムが人間を越える日がそんなに遠くないという評価だ。

これに伴い、プロ棋士を凌駕するAI囲碁プログラムの商用化や他の分野での活用範囲拡大もはやくなる展望だ。 囲碁界でもこのような変化の流れに急いで準備しなければならないという声が高まっている。 

カン・ドングン亜洲(アジュ)大電子工学科教授は“数年以内にプロ棋士レベルのAI囲碁プログラムが家庭に普及すると予想されるだけにプロ棋士は成績だけ追求した既存の枠組みから抜け出してファンたちと積極的に呼吸して多様なストーリーを作り出そうとする努力が必要だ”と話した。

チョン・スヒョン明智(ミョンジ)大囲碁学科教授は“AIはただ囲碁だけでなく全分野に適用される展望であるだけにAI時代の囲碁棋士は人間的なアピールができる何かを捜し出さなければならないだろう”と助言した。 
 
原文記事:CYBERORO