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釜山(プサン)訪れた趙治勲"団長ではなく選手として来たかった"
 
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趙治勲9段が日本選手団団長として第18回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦2ラウンドが開かれる釜山(プサン)に来た。何日か前に第2期囲碁電王戦で日本版AlphaGoの'DeepZenGo'を2-1で破って話題になった彼だ。 

本来選手として来たかったが、そうは出来ない状況、団長として来たと話した趙治勲。 彼の囲碁に対する情熱は衰えることを知らない。 話を交わしてみた。 
 

-農心辛ラーメン杯団長としてくることは初めてだ。 
 
“農心辛ラーメン杯代表選手として来たかったができなくて団長として来た。 ^^昔から他の大会で団長として来たことは結構あった。 農心辛ラーメン杯は必ず選手として来たかったのだが…”

-故郷釜山(プサン)にはしばらくぶりだ。 
 
“釜山(プサン)で生まれたが直後にソウルに行っているので記憶があまり残っていない。 でも故郷にくれば穏やかな感じを受ける。”

-今回の大会で日本は今回の大会で1勝をおさめている。どんな展開が予想されるか? 
 
“日本選手たちが国際大会で成績をよく出すことができない。 優勝を狙うには弱い実力だが3ラウンドまでは必ず行ったら良いだろう。” 

-今回の大会で韓国代表選手にしたい話は? 
 
“韓国選手は当然優勝をしなければならない。 十分に可能な実力であるから。”

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-この前趙治勲9段と‘DeepZenGoの対局が話題になった。人工知能に対して色々な所感を明らかにしたことがあるが、さらに聞きたい。 
 
“人工知能の中央感覚は人よりも良いようだ。 読みよりは感覚面で優れる。 これは布石でよく発揮されている。 感覚という読みの領域ではなく直感の領域だ。 韓・中・日の数十万の人間の棋譜を自ら勉強した結果、人工知能は優れた感覚を持つことになったのだろう。 人間はあえて人工知能の感覚を習う必要はないと考える。 人間なりの感覚で対応すれば良い。”

-イ・セドルvsAlphaGo対局の時、人間が勝つことができたと考えていると主張してきた。今は? 
 
“感覚で人間より人工知能の方がさらに優れると思うことになったが、3月のイ・セドルvsAlphaGoマッチの時もそうで今でもそうだが勝負では人間が勝つことができると考える。

イ・セドル9段が自身満々だったがAlphaGoとのディープマインドチャレンジマッチ1局で負けた後、心理的にとても追われた。 今再びイ・セドル9段が人と打つという考えで打つならばAlphaGoに勝つだろう。 AlphaGoがたくさんアップグレードされたようだがそれでもイ・セドル9段が勝つだろう。 当時には皆が恐怖感に陥っていた。” 
 

-AlphaGoとDeepZenGoの差異点を感じたとすれば? 
 
“AlphaGoとDeepZenGoは二つとも布石がとても強い。 しかしDeepZenGoは全体的に強い部分と弱い部分の差がとても大きい。 それに比べてAlphaGoは安定的だ。 
 
人工知能と人間を比較するなら感覚は人工知能の方がさらに優れるが全体的には人間が人工知能より優れると考える。 AlphaGoは勝ち逃げしないことを望む。 AlphaGoのような人工知能と人の対決がさらに多くなれば囲碁の発展に非常に役に立つだろう。” 
 
原文記事:CYBERORO