CYBERORO
原文記事:CYBERORO突風制圧した趙治勲“想像の世界ではAIに負けた”囲碁電王戦で2-1で日本の人工知能'DeepZenGo'に勝利▲ 23日日本、東京日本棋院で終わった第2期囲碁電王戦3局で日本人工知能DeepZenGoに勝って総合成績2-1で優勝した趙治勲9段(左側)が取材陣に囲まれてインタビューをしている。 対局相手側はDeepZenGoの着手代理人役割をしたDeepZenGo開発チーム代表加藤さん。日本版AlphaGoの'DeepZenGo'と趙治勲9段の互先対決は人間の勝利で幕を下ろした。23日日本、東京日本棋院で終わった第2期囲碁電王戦3局で趙治勲が167手で黒中押し勝ちをおさめて総合成績2勝1敗で人工知能DeepZenGoに勝って優勝した。 中盤まできっ抗し上辺打開をなめらかにやり遂げた趙治勲が勝機を捉えた。 以後右中央戦闘で困ったDeepZenGoが降参意思を明らかにした。ニコニコ生放送で3局を解説した日本第一人者井山裕太9段は“趙治勲9段は相手が誰か関係なく盤上だけを考えて打っていくスタイルなのだが人工知能をむかえてもそのような態度を堅持した。 それが勝因だった。”と少し短く評価した。趙治勲は、19日1局では223手で黒中押し勝ちし20日2局では179手で白中押し負けした。 1局から3局まで黒番が皆勝ったので、イ・セドルとAlphaGoが正面対立したディープマインドチャレンジマッチ時は白番勝利が4番、黒番勝利が1番なので対照的だ。DeepZenGoの以前の名称はZen。 有名な日本人工知能囲碁プログラムだ。
2014年2月開かれた第1回囲碁電王戦でZenは9路、13路、19路盤で実力をテストしたことがある。 9路盤では日本プロ棋士張豊猷 8段と平田智也7段にそれぞれ2戦2敗。 13路盤では日本アマチュア棋士である江村棋弘アマ7段にそれぞれ2戦2敗。 19路盤では日本政治家小沢一郎さんに勝利した。今年3月Zenは小林光一9段に三子で挑戦して中押し勝ちした。 アマ5段~6段の実力だった。 7月に入りチョ・ヘヨン9段に2子局で勝って、互先で競った今回の大会第2局で1勝をおさめた。 19路盤で互先でプロ棋士に勝った人工知能はこれまでAlphaGoが唯一だった。DeepZenGoプロジェクトが推進されたのはイ・セドルvsAlphaGoディープマインドチャレンジマッチが世界的に話題をふりまいて終わった3月15日から二日後である17日だ。 足早い試みであった。AlphaGoを凌駕する世界最高水準の囲碁プログラムを作って人工知能技術向上と囲碁界発展に貢献するというのが目的だった。
AlphaGoは深層神経網を使って機械学習をする方式であるディープラーニングを適用した。 開発チームはZenもディープラーニングを経るようにしようと思ったがそうするなら開発環境が後押しされなければならなかった。
囲碁プログラムZenの開発者尾島陽児・加藤英樹さん二人が開発の前面に出て東京大教授チームとIT企業ドワンゴ社エンジニアで構成されたチームが支援を惜しまなかった。
半年が流れた9月時点では棋力指標であるGo Ratings3000を記録、2015年10月のAlphaGo水準の棋力を実現して出し第2回電王戦直前まで開発を持続した。 電王戦に使われたDeepZenGoはバージョン13だった。
■態度変わった趙治勲“人間は強くない”
3月イ・セドルがAlphaGoに負けた時も、第2期囲碁電王戦を迎える時も趙治勲は“人工知能に負けるということは夢にも考えることはできない。”と自信を見せた。
人々は趙治勲のこのような発言に対する時、おとなしく話を回して相手にしてくれない場合が多かった。 しかし日本第一人者井山裕太9段は“あのような自信は趙治勳先生らしい。”と話した。“人間と人工知能の囲碁対決がただ一回だけということはとても残念だった。 人間と人工知能が互いにどのように進化していくかを持続して調べるのは意味があると考えた。”ということが日本IT企業(株)ドワンゴ(Dwango)側が囲碁電王戦を主催した理由であった。3局が趙治勲の勝利で終わって、最終勝者になったが趙治勲は‘やはり人工知能はまだまだだ。’のような話はひとこともしなかった。 その反対であった。 “人工知能は恐ろしいほど成長し、人間の布石理論と考え方は再考しなければならないようだ。”と話した。次は趙治勲の局後の所感だ。“DeepZenGoは中央指向的であり中央の厚みを重視するのだがDeepZenGoの中央感覚は人間の感覚とは全く違う性格を持って非常に優れる。 3局中盤に入って、今までの感覚ならば黒が良くなければならないが、なぜか形勢に自信がなかった。
日本に渡ってきて以来55年間囲碁を研究してきているけれど、どのようにしてなったことかとうてい理解できなかった。 もし負けたとすれば'今まで私は何のために囲碁を研究したのか'と考えただろう。 今までの布石理論と考え方はもう一度考えなければならないようだ。一方でDeepZenGoは非常に強い面と弱点を同時に持っている。 人間ではないが人間味があるといおうか。 寝られなければ翌日コンディションが良くなかったりするのではないか。 あたかも人間のような感じをDeepZenGoから受ける。3月にZenを見た後6ヶ月が過ぎた9月、再びZenの棋譜を見たが信じられないくらい強くなった。 それでも負けるという考えはしなかったが2ヶ月がすぎて一局一局打ちながら思い違いしたということを知るようになった。 '人間は強い'という考えは間違いだ。 布石で私が負けた。 想像の世界で負けた。このように実力が良い人工知能を作って頂いた方々に感謝する。 世界囲碁普及にも役に立つだろう。 例えば私に囲碁を習うにはある程度制約があるんじゃないか。 しかしDeepZenGoにはいくらでも近付いて習えるはずだ。”▲2局終局場面。当時趙治勲9段に中押し勝ちした'DeepZenGo'とは'AlphaGo'に続き二番目にプロ棋士に互先で勝利した人工知能 プログラムになった。[PHOTO=日本棋院]
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【日本電王戦】第2回囲碁電王戦三番勝負第3局 '日本版AlphaGo'に2-1で辛勝 https://t.co/hU78s9kJiM
2016/11/23 20:15:14