CYBERORO
原文記事:CYBERORO趙治勲先勝“AI、見えない世界に強い”1局でDeepZenGoに黒で中押し勝ち"AlphaGoは弱い。私ならば勝った"公言した趙治勲、DeepZenGoに先勝初中盤苦戦、後半に逆転局後"人工知能は見えない世界に強い"所感2局20日午後1時開始…オロ対局室で手順中継レジェンド趙治勲9段と人工知能の3番勝負の初めての対局の結果は趙治勲の勝利であった。19日日本、東京で開かれた第2回囲棋戦王戦三番勝負1局で趙治勲が人工知能DeepZenGoに223手で黒で中押し勝ちした。
序盤目外しと大目外しを結合したシマリを持ち出すなど趙治勲は意欲あるように布石を級んだが右辺戦闘から上辺戦闘をたどりながらDeepZenGoが主導権を握った。
趙治勲が多少の実利を稼いだりしたがDeepZenGoが積んだ郊外周辺の厚みが最初に趙治勲が構築した変則シマリを色あせさせた。 しかしDeepZenGoが変則シマリに入った以後処理がすっきりしなくて大きい差が広がらなかった。中盤ずっとDeepZenGoが若干先んじる形勢だったが後半には趙治勲が活躍し207手付近に入ったDeepZenGoが自身が劣勢になったと形勢判断数値を現わした。
以後全く成立しない手を何手かさらに打ったDeepZenGoが中押し負けの意志を現わした。終局直後繰り広げられたメディアとのインタビューで趙治勲は“(DeepZenGoは)言うまでもない強い相手であることが確実だ。 だが、私がひどく当てられはしなかったしまだ初戦を打ったことだけのことだ。 まだ何とも言えない。”と所感をいった。
逆転勝ちしたことに対しては“ヨセで逆転した。 AlphaGoもそうでDeepZenGoもそうだが、普通人工知能はヨセと読みが正確だといわれるのだが今日見れば全くそうではないようだ。 私の考えでは布石がはるかに強いようだ。 布石のような見えない世界に対する判断で人間以上の能力を持っているようだ。”と告げた。
また“私は噂になるほどの悲観派なのだが、中盤まで別に悪くない形勢と見ていた。 ところがひょっとしたらと思って地の計算をしてみたところ悪いことを知って本当に驚いた。 後半の後半まで行って逆転をしたのを見るまでずっと悪かったのだ。”と話した。
▲終局直後の趙治勲(右側)。趙治勲はイ・セドル9段とAlphaGoが対決した、3月からずっと自身が人工知能と対決したいという意志を周辺に知らせてきた。
彼は“AlphaGoはまだ弱いが、勝ったといって他の挑戦を受け入れないで避けるのは合わないと考える。" "AlphaGoが強かったということよりはイ・セドル9段の心理状態が全く正常でなかったと考える。" "イ・セドルではない世界10位圏の他のプロ棋士がAlphaGoと対決したとすれば確かに人間が勝ったと考える。 私もやはり必ず勝っただろう。"等破格的な話をして、誰よりもさらに自信を表わしてきた。井山裕太9段以前の日本第一人者であった張栩9段のコメントと中国第一人者コ・ジェ9段のコメントも興味深い。
立会人だがしばらく解説室に立ち寄った張栩は“中盤までを見ればDeepZenGoが私よりさらによく打つようだ。 広い所でとても良い所をどうしてこんなによく見つけ出すのか不思議だ。"と言いながらも"左上でそのまま生きる方法、捨て石作戦など良い手段がいくらでもあったがそのまま死ぬ手(すなわち、最悪)を選択したことは理解し難い。"と話した。コ・ジェはウェイボ(中国対局ツイッター)に昨晩11時4分(中国時刻) 'ディープラーニング人工知能囲碁プログラムと対局をしてみたり周囲の人々と討論もしてみて弱点が何だろうかと研究してみた。 もし趙治勳先生がひょっとして私の文を見たら形勢がどうなろうがヨセまで行って勝負を見たら良いだろう。'と明らかにしていた。 偶然にも電王戦1局の内容がこうだった。ニコニコ生放送で解説した一力遼7段は“DeepZenGoからコンピュータらしい手が発見された。 安定感が多少不足する。 趙治勲9段の根性ある追撃が結局勝利を作り出した。”と評価した。
一日後20日には午後1時同じ場所で2局が繰り広げられる。 3局は23日開かれる。 制限時間は2時間に秒読み60秒3回。 コミは6目半。
コンピュータの着手を人が碁盤に移す時間はカウントから除外する。 代理着手者はDeepZenGo開発チーム代表加藤英樹さん。 ディープマインド チャレンジマッチ時のAja Hunag博士のような役割だ。今回の対決にDeepZenGoはCPUでXeon E5-2699v4 ×2(44コア、2.2GHz)、GPU TITAN X(Pascal世代)×4、SSD 128GB(システム)、SSD 480GB ×2、ラム128GBのハードウェアを適用する(クラスター接続はしない-分散式でない意。 数台のコンピュータを連結しない)。サイバーオロは日本オンライン対局室‘幽玄の間(幽玄の間)’の中継を受けてサイバーオロで手順中継している。19路盤で互先でプロ棋士に勝った人工知能はこれまでAlphaGoだけなのでDeepZenGoエも関心が傾く。日本は世界最高水準の囲碁プログラムを作って人工知能技術向上と囲碁界発展に貢献するという目的で今年3月1日から‘DeepZenGoプロジェクト’を推進してきた。
囲碁プログラムゼン(zen)の開発者尾島陽児・加藤英樹さん二人を中心に東京大教授チームとドワンゴ社エンジニアで構成されたチームが開発に熱を入れ半年が流れた9月時点では棋力指標であるGo Ratings 3000を記録、 2015年10月のAlphaGo水準の棋力を実現して第2回電王戦直前まで開発を持続した。
[PHOTO=ニコニコ生放送]