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[潜望鏡]スマートフォン利用…日本将棋界大騒ぎ、囲碁は?

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スポーツ囲碁、不公正・不公平要素少なくなくて
携帯電話搬入禁止など制度的補完装置必要

最近日本将棋界が大騒ぎだ。 トップ棋士のうちの1人が対局中にスマートフォンの将棋アプリを利用したという疑惑を受けた事件のためだ。

日本マスコミが報道した内容を整理してみれば、有名な将棋プロ9段が対局中に不自然に席をはずすことを繰り返してスマートフォンの将棋ソフトウェアを使ったということだ。

この棋士は第29期竜王戦の挑戦者になったが、結局彼と挑戦者決定戦を行った相手棋士が挑戦七番勝負に出た。 

日本将棋のソフトウェアは対局中にその力を借りたい気がする程、プロ棋士の実力を威嚇するまでに進化した。 実際に2012年から始まったプロ棋士とソフトウェアが対決する'電王戦'ではソフトウェアがプロ棋士に先んじている。

ただしトップ棋士にも勝ちそうなソフトウェアは高度な処理能力を持つコンピュータなしでは真価を発揮しないのだが最近はコンピュータを遠隔操作可能なスマートフォン アプリもあるという。

日本将棋連盟は何年か前に対局場携帯電話搬入を禁止するという委員会を構成したが'棋士はカンニングをしない'とするいわゆる'性善説'にあたってうやむやになった。 そうするうちに、10月5日にスマートフォンなど電子機器の対局場搬入禁止を発表したが一週間後に今回の紛争が起こった。

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あえて他の国の将棋界事態を取り上げ論じたことは囲碁界でも制度的に憂慮される部分がなくはないためだ。 果たして囲碁界は'清浄地帯'であろうか。

トッププロの実力を跳び越えた囲碁ソフトウェアはまだ出ていない。 3月に人工知能'AlphaGo'がイ・セドルに4勝1敗で勝ったが当時対局する時には1202台のCPUと176台のGPUというハードウェアの助けを受けた。 

だが、トッププロ水準の囲碁ソフトウェアが登場する日が遠いだけではないということにはほとんどの人が共感する。 日本棋院はこの問題に対して素早く対応策を検討し始めて"無視することはできない問題、はやく手を打たなければいけない"とした上で意見を集約したというニュースだ。

韓国のプロ囲碁試合は対局中に携帯電話のベルが鳴れば制裁を受けるが携帯電話所持に対する規制はない。 また、対局中に自らの制限時間範囲内で対局場の出入りを自由にすることができる。 

主な対局はインターネットや放送で生中継されてプロ棋士のリアルタイム解説も付けられる。 対局場の出入りが自由で携帯電話所持が自由でその気になればいくらでも中継中である自身の囲碁を見ることができる環境だ。 それだけではない。 他人と通話も可能でメッセージ交換も可能だ。

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昼休みも問題だ。 囲碁は時間との戦いでもあるので厳格に制限時間を置いているがアイロニカルな点は昼休みを利用して読むこともできるということだ(以前には秒読み途中トイレに行く時には回数に関係なく対局時計を一時停止した)。

同僚らと対話できる環境はさらに大きな問題だ。 進行中である囲碁内容に関する話を交わすことという考えは毛頭ないがそのような環境自体が不公正な試合方式だ。 

特に最近では国際大会が多くて同じ国の選手どうし三々五々集まって交感する時間が多い。 囲碁は個人戦でも国家対抗戦のカラーが強くて、大きい勝負には監督やコーチなどが選手と同行したりもする。

最近になって試合監督官を置いたり指定された場所で弁当を食事に変える大会もできたがそうではない大会の方がさらに多い。

長時間対局をするならば生理的現象を避けることができないが、トイレ使用は試合場離脱でもある。 補完策はいくらでも見つけることができる。

韓国囲碁は大韓体育会の情報加盟団体に入って、全国体育大会と全国少年体育大会に正式種目で行われた。

スポーツ囲碁が'良心'に頼る旧時代的制度で不公正、不公平のまないたの上に上がってはいけないことだ。 何よりこのような現実に対してファンたちはどう思うだろうか? 
 
原文記事:HANGAME 

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