HANGAME
原文記事:HANGAME[三星火災杯]イ・セドルの肩に再び韓国囲碁の荷物
▲韓国囲碁の看板スターイ・セドル9段が前期4強でも敗れた宿敵コ・ジェ9段を相手に雪辱戦に出る。 韓国囲碁としても重要な勝負だ。
31日から三星火災杯ワールド囲碁マスターズ準決勝戦一人イ・セドル、宿敵コ・ジェと退くことはできない勝負韓国1人と中国3人なのも、韓国の唯一の生存者がイ・セドルなのも、そのイ・セドルの4強戦相手がコ・ジェなのも前期大会とそっくりだ。これから変えなければならないことならば、イ・セドル9段がコ・ジェ9段に当てられた敗北を雪辱して、進んで中国に渡した優勝カップを取り戻してくることだ。'星の祭典' 2016三星火災杯ワールド囲碁マスターズが31日からサムスン火災ユソン研修院で準決勝戦を続行する。 11月2日まで三番勝負で行う対戦はイ・セドル(33) vsコ・ジェ(19)、トゥ・ジャシ(25) vsファン・ウィンルオ(20)。
7月に世界各地の囲碁強者329人が参加した統合予選から3ヶ月間の角逐の中で生き残った韓国1人、中国3人だ。イ・セドルはコ・ジェに積もった借金が多い。 初めての出会いだった昨年11月の三星火災杯準決勝戦を0-2で敗れ、続いて年末年始大戦として繰り広げられた夢百合杯決勝戦をフルセット接戦終わりに2-3で敗れた。2月のCCTV賀歳杯韓中日囲碁争奪戦決勝と3月の農心辛ラーメン杯優勝決定国でも敗者はイ・セドル、勝者はコ・ジェで分かれた。
このような結果で相手戦績は2勝8敗で大きく遅れている。 イ・セドルの敗北が累積してコ・ジェは‘天敵’イメージを固めた。▲ディフェンディング チャンピオンであるコ・ジェ9段は中国棋士初のメジャー世界大会2連覇を狙っている。
準決勝進出を決定した後イ・セドルはインタビュー要請に"決勝に上がった事でもないので特に話すことはない"としながら席を移そうとしたが"昨年と同じようになったが今度は復讐できたら良いだろう"と話した。 '雪辱'ではなく'復讐'という表現に気持ちが傾いた。雪辱戦の他にも三星火災杯最多優勝と単一世界大会最多優勝新記録に挑戦している。 イ・セドルは2004年、2007年、2008年、2012年の三星火災杯優勝者だ。 この四回の優勝はイ・チャンホ9段がLG杯と東洋証券杯でそれぞれ四回ずつ優勝したことと一緒に単一世界大会最多優勝回数だ。チョ・フンヒョンが50才で三星火災杯を優勝し、趙治勲が47才で三星火災杯を優勝したが、10年経った現在、世界囲碁界はだいぶ変わって、33才イ・セドルの位置づけはますます狭くなるほかはない。 イ・チャンホは30才の時である2005年の春蘭杯優勝を最後にメジャー優勝が切れている。一方ディフェンディング チャンピオンであるコ・ジェは中国棋士初の同一世界大会2連覇を狙っている。 今までメジャー世界大会を1回以上優勝した中国棋士は16人に達するが、一大会を2連続優勝した棋士はまだいない。また他の準決勝戦を行うトゥ・ジャシとファン・ウィンルオは三星火災杯4強はもちろん8強も初めてだ。 トゥ・ジャシは2014年LG杯優勝経歴があって、ファン・ウィンルオは今年に入って行われた四個の世界大会統合予選を全て通過するなど急浮上中である新鋭だ。▲ 1996年創設以来21回大会をむかえた三星火災杯の優勝賞金は3億ウォン、準優勝賞金は1億ウォン。 これまで韓国12回、中国6回、日本2回優勝した。準決勝戦は唯一の80年代生まれであるイ・セドルと90年代生まれの中国棋士3人間の構図でもある。 世界囲碁界の中心軸が90年代生まれに移された現在でイ・セドルが貫ろくの力を見せるのか関心を集める。三日前、応氏杯優勝カップを中国に渡すなど徐々に中国に押される韓国囲碁としてもイ・セドルの勝利が必ず必要な勝負だ。
難しい時ごとに起き上がりこぼしのように立ち上がって、危機に処した韓国囲碁にとって希望になったりした三十三歳イ・セドルの肩には相変らず韓国囲碁の重い荷が背負わされている。