HANGAME 

[農心杯] 1ラウンド無勝…カン・ドンユン前に出して'釜山(プサン)大勝'成し遂げる
 
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▲ファン・ティンウィ9段(左側)が日本の張栩9段を破って中国チームに3連勝を抱かせた。 1ラウンド無勝に終わった韓国はファン・ティンウィの連勝を阻止するために来月25日釜山(プサン)で開始される2ラウンドの最初の走者としてカン・ドンユン9段を発表した。



第18回農心辛ラーメン杯本戦4局
ファン・ティンウィ、張栩破って3連勝疾走
韓国次の走者でカン・ドンユン発表


中国チームの先鋒ファン・ティンウィ9段(20)が3連勝を疾走した。 ファン・ティンウィは30日午後中国、吉林(ジーリン)省二道白河で開かれた第18回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第4局で日本の2番手張栩9段(36)に204手で中押し勝ちした。

開幕戦でイ・セドル9段に半目勝ちをおさめた一力遼7段の連勝を阻止したのを始め韓国のイ・ドンフン8段を破ったのに続き3勝目だ。 1000万ウォンの連勝賞金も確保した。 連勝賞金は3連勝から取得して、以後1勝追加時ごとに1000万ウォンずつ増す(毎局対局料は別途)。

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▲ 20才ファン・ティンウィと36才張栩の初めての対決で行われた。 台湾生まれの張栩は一時日本囲碁界の第一人者として君臨した。

ファン・ティンウィは国際戦で初めての対決を行った張栩が意欲的に歩いてきた戦闘に多少不利に出発した。 だが、張栩は有利な戦闘を優勢に繋げることができなかった。 かえって相手の反撃を見逃して要石が捕えられる結果を招いた。

仕方ないというように反発したが形勢は早い時期に大きく傾いた。

ファン・ティンウィの農心杯出場は二回目で、3連勝も二回目だ。 初めて出場した15回の時にも中国チーム先鋒を引き受けて日本の姚智騰と、韓国のチェ・キフン、日本の安斎伸彰を順に破ったことがある。

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▲ファン・ティンウィは初めて出場した15回の時に続きまた再び先鋒3連勝をおさめた。

1ラウンド四対局を全て消化した十八回目'囲碁三国志'は中国が3勝、日本が1勝をおさめ韓国は無勝に終わった。 中国は5人の兵力が全て残っている反面日本は2人、韓国は2人の兵力を失った。

2ラウンドは場所を釜山(プサン)農心ホテルに移して11月25日から五対局を打つ。 パク・ジョンファン・キム・ジソク・カン・ドンユンが残った韓国は2ラウンドの最初の走者としてカン・ドンユン9段(27)を発表した。 現在世界大会LG杯を保有している韓国ランキング5位の核心戦力だ。

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▲張栩は序盤に犯した大きいミスで力を使うこともできないまま無気力に敗れた。 6回出場した農心杯の通算戦績は3勝5敗。

何より15回の時3連勝を走っていたファン・ティンウィを阻止したのがカン・ドンユンだ。 相手戦績はその翌年LG杯16強で一度敗れて1勝1敗。 また、釜山(プサン)農心ホテルはカン・ドンユンに格別だ。 まさに10回の時5連勝をおさめた場所だ。 中国での1ラウンドを一気に収めてきたトゥ・ジャシの5連勝を阻止して成し遂げた5連勝だ。

"服を6着準備してきた。"

トゥ・ジャシを撃破した後に今後の目標を尋ねるとすぐにカン・ドンユンがした返事だ。 釜山(プサン)での六対局を全て勝つという強力な意志であった(当時には釜山(プサン)で6対局を打った)。 6連勝には一歩至らなかったが釜山(プサン)大会六対局に全て登板した。

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▲韓国チームの3番手と発表されたカン・ドンユン9段。 写真は"6着服を包んできた"と話した2008年10回大会時のインタビュー場面だ。

カン・ドンユンの5連勝はイ・チャンホが6回の時樹立した5連勝と一緒に農心杯の一シーズン最多連勝だ。 当時イ・チャンホは韓国チームの最後の走者に出て中国と日本のエース5人を順に倒して奇跡のような逆転優勝を成し遂げた。 '上海大勝'として広く知られているその時の快挙は話題のドラマ'応答せよ1988'の素材になることもあった。

'囲碁三国志'と呼ばれる農心杯は韓中日の代表選手5人ずつ出場して連勝戦で覇権を争う国家対抗戦だ。 優勝国にだけ授ける賞金は5億ウォン(2・3位賞金はない)。 これまで韓国11回、中国5回、日本1回優勝した。

原文記事:HANGAME  

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■第18回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦各国出場名簿 
 
韓国:パク・ジョンファン9段、カン・ドンユン9段、キム・ジソク9段、イ・ドンフン8段、イ・セドル9段
中国:范廷鈺9段(3勝)、柯潔9段、柁嘉熹9段、連笑7段、范蘊若5段
日本:井山裕太9段、河野臨9段、村川大介8段、 張栩9段、一力遼7段(1勝)



■第18回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦日程   
 
-本戦1ラウンド(中国、吉林省安圖) 
9月26日(月)-開幕式
9月27日(火)- 1局
9月28日(水)- 2局
9月29日(木)-3局
9月30日(金)- 4局

-本戦2ラウンド(韓国、釜山)
11月25日(金)- 5局
11月26日(土)- 6局
11月27日(日)- 7局
11月28日(月)- 8局
11月29日(火)- 9局

-本戦3ラウンド(2017年中国、上海)
2月21日(火)- 10局(記者会見)
2月22日(水)- 11局
2月23日(木)- 12局
2月24日(金)- 13局
2月25日(土)- 14局