KB LEAGUE
総力戦宣言Tブロード'パク・ジョンファンをユソンに輸送する'
Tブロード、3連続優勝始動…Kixxは事実上脱落

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▲頻繁な世界大会日程で、二試合を欠場したパク・ジョンファンが復帰舞台でチームの大勝を導いた(シーズン5勝2敗)。 ポストシーズンまで侮れない日程が残っているTブロードは応氏杯決勝の一回だけでパク・ジョンファンの追加欠場を防ぐという計画だ。

 

2016 KB国民銀行囲碁リーグ13ラウンド4試合
Tブロード、Kixxに4-1勝…4位上がってPS進入拍車 

一回であろうか、二回であろうか。 ポストシーズンに向かった速い動きをしているKBリーグでパク・ジョンファンの追加欠場の有無が大きい関心事に浮び上がっている。 

理由は簡単だ。 Tブロードは誰がなんと言ってもパク・ジョンファンのチームだ。 彼の有無によりチームは泣いたり笑う。 当然ポストシーズン進出と3連続優勝の有無も彼の手にかかっている。 当事者であるTブロードは言うまでもなくて、競争関係にあるすべてのチームが彼の一挙手一投足に神経を尖らせる理由だ。 

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▲パク・ジョンファンは今年のシーズン12回の試合中5回も欠場した(昨年には一度もなかった)。 前半期には中国リーグと世界ペア大会出場などで3回、後半期は百霊杯とTVアジア選手権戦出場で2回連続オーダーから除外された。 イ・セドルが5回も欠場した新安天日塩が早期脱落の悲運を体験したのを勘案するならばTブロードがよく持ちこたえていると見なければならないか。



パク・ジョンファンの後半期スケジュールを見れば来月6日の三星火災杯8強戦と22日から行われる応氏杯決勝3~5局、2回がKBリーグ日程と重なる(8強戦の前に16強戦を先に行うわけだが相手が中国の老将であるウィ・ビン9段なので8強に上がると見なければならない)。 

このうち応氏杯決勝(KBリーグ最後のラウンド ポスコケムテックとの試合が予定されている)は遠く中国で開かれるだけにどうする事もできない。 すなわち、一度の欠場は確定しているわけだ。

問題はその前に行われる三星火災杯8強戦なのだが場所がソウルから結構近いユソン(三星火災杯研修院)だ。 KBリーグは夜に開くので対局を終えるやいなや急いでくれば出場が可能だが前例を探し難い強行軍だ。 

 

イ・サンフン監督'パク・ジョンファン強行軍避けられない'

パク・ジョンファンは無理をしても上がってこれるだろうか、でなければ出場をあきらめるだろうか。 ああだこうだ話が多い事案であるからTブロード イ・サンフン監督に直接この問題を尋ねた。 まだ時間が残っているので苦悩中であると言う考えだ。 ところが意外に涼しく答が出てくる。 

"上がってくるほかはないと思います。"

これより多くの質問はしなかった。 このようにしてもパク・ジョンファンを出場させなければならない監督の悩みが話さなくても読めたためだ。 答は明らかになった。 来月10月6日夜パク・ジョンファンはKBリーグ16ラウンドに出場する。 欠場は応氏杯決勝の時一回だけだ。 ポスコケムテックは心をゆっくりしなさい。 反対に華城市コリヨは緊張せよ。 

 

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▲パク・ジョンファンは勝利インタビューで"これまでかなり出てこれなくて申し訳なかった。 これからチームの助けになるように努力する"という話で残りの期間全力投球するという意を表わした。 前半期の不振を4連勝できれいに洗い落としたキム・スンジェは"今からが開始だ"という言葉で3連続優勝に対する期待感を表わすことも。



一方この日(18日)夜開かれたKBリーグ13ラウンド3試合でTブロードは崖っぷち背水の陣を敷いたKixxを4-1で完勝した。 パク・ジョンファンの先制点にキム・スンジェの決定的な追加点が続いて、ほとんど同時に終わった後半早碁戦二対局まで全て席巻した。 Kixxは長碁対局で主将キム・ジソクが勝利したのが唯一の勝点。 

6勝6敗で5割勝率に復帰したTブロードは順位を4位に引き上げてポストシーズンに向かった意味ある始動をした。 直前の新安天日塩との試合に続き連続して4-1勝ちを勝ち取ってチームの雰囲気も見違えるように明るくなった。 前半期2勝6敗で大きく振るわなかったキム・スンジェが後半に入って大きく生き返って、2指名イ・ドンフンもホ・ヨンホを破って自分の役割をする姿だった。 

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▲TブロードもKixxも共に勝負所で見た3局。 国家代表チームの事前予想は55:45程度でユン・ジュンサンの優勢だったが結果はキム・スンジェのすっきりした勝利であった。


反面昨年4位チームKixxは絶体絶命の勝負で敗れて4勝8敗、ポストシーズン脱落が事実上決定された。 残った希望は残余4試合を全て勝った後を見守ることなのだが後半に入って4連敗にあうなどチームの雰囲気が沈むだけ沈んで可能だと思わない。 

かくして最後の決戦の開始という13ラウンドが幕を下ろした。 混沌の極を走ったリーグ構図がひとまず3強体制で整理された中で焦眉の関心事は4強戦いの残った一つの席をどのチームが占めるのかだ。 ひとまずTブロードが先行獲得を叫んだ状況だが5勝の他の三チームがそのまま座って見守るはずがない。 他の見方をすれば今からが開始で、本当に勝負ということができる。 

朝夕の涼しい天気が秋祭りが遠くないことを教えている2016 KB国民銀行囲碁リーグは来週木曜日(22日) Kixx-新安天日塩の試合を始まりに14ラウンドの幕を上げる。 ポストシーズンの成績により決まるチーム賞金は1位2億ウォン、2位1億ウォン、3位6000万ウォン、4位3000万ウォン。 賞金とは別に毎対局勝者は350万ウォン、敗者は60万ウォンを受ける。 

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▲最終局はホ・ヨンホを相手にしたイ・ドンフンの捨て石作戦があきれたという評価を受けた。 (写真右側から)試合終了後Kixxチーム主将キム・ジソクとユン・ジュンサン、キム・キヨンなど主力選手たちがスタジオに入ってきて事実上脱落の物足りなさを分けている。


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▲Tブロードの4位入城はトップグループ三チーム(正官庄、ポスコケムテック、SKエンクリン)にメガトン級台風の北上ぐらい恐ろしいニュースといえる。 Tブロード イ・サンフン監督(右側)は"皆とても警戒するようですね"とぶっきらぼうな話ぶりをしながら"3連続優勝はなかなか見られないということでしょう"と意味深長な微笑を浮かべた。


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▲前半期に3連敗、後半期には4連敗にあうなど最悪のシーズンを送っているKixx。 昨年猛威を振るった予備役二頭立て馬車(ユン・ジュンサン、ホ・ヨンホ)が今年は一緒に沈黙するなど苦しい流れの連続だった。

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チーム順位

1位 正官庄
2位 ポスコケムテック
3位 SKエンクリン
4位 Tブロード

5位 華城市コリヨ
6位 韓国物価情報
7位 BGFリテールCU
8位 キックス
9位 新安天日塩 
 
原文記事:KB LEAGUE