エネルギー経済新聞 ※2016-08-12の記事です。
原文記事:エネルギー経済新聞'AlphaGo'が生かしたサムスン火災囲碁大会イ・セドル・AlphaGo世紀の対決で囲碁関心高まってサムスン火災、囲碁熱気沈滞で大会開催かけて‘苦心’‘囲碁夢の木選抜戦’新設…未来夢の木育てる▲7月‘2016三星火災杯ワールド囲碁マスターズ’統合予選に参加したプロ棋士の姿。(写真提供=サムスン火災)今年の初めに開かれたイ・セドルとAlphaGoの世紀の囲碁試合が沈滞期に陥った韓国国民の囲碁に対する関心を再び呼び起こすのはもちろん、ややもすると消える危機に置かれた囲碁大会まで生かした。サムスン火災は、9月6日上半期予選を行って上がってきた32人が競う‘三星火災杯ワールド囲碁マスターズ’の本戦開幕式を控えて行事を準備中だ。 1996年に始めてすでに21回を迎えた今回の大会は他の大会より感慨深い。三星火災杯囲碁大会は保険会社のうちでは唯一プロ棋士のために進めている国際大会でサムスン火災は昨年20回大会を終えて今年の囲碁大会開催の有無をかけて多くの意見が行き来したことが分かった。20年の間、囲碁大会を後援してきたがますます囲碁人口が減少して大衆から人気が失われたためだ。 大会を行うためには賞金はもちろん各種付帯費用まで莫大な予算と時間など多くの努力が入るのだが比べてますます広報効果など効率性が落ちるためだ。かと言ってサムスン火災まで囲碁大会をたたむ場合、そうでなくても貧弱な韓国囲碁がより一層沈滞期を体験することになるという判断に囲碁行事をかけて縮小や広報マーケティング変化など多様な意見を検討していた。しかし今年3月9日イ・セドル9段とGoogleディープマインドが開発した人工知能(AI)囲碁プログラムであるアルファ碁(AlphaGo)と大会が開かれて状況が急変した。 イ・セドル9段がAlphaGoに4対1で負けたが韓国国民の囲碁に対する関心が再び生き返ったのだ。これに対しサムスン火災は囲碁大会を以前のように開催することにし、更に今年5月‘囲碁夢の木選抜戦’を新設した。 この大会で優勝者はプロ棋士と競うことができる統合予選出場権まで付与した。
統合予選で夢の木選抜戦優勝者はプロの壁を越えることができなくて9月開かれる本戦には参加できなくなった。サムスン火災関係者は"AlphaGoのおかげで囲碁に対する国民の関心が高まった"として"例年のように韓国囲碁が強くなるためには幼い新芽からよく育てなければならないという判断に囲碁夢の木大会も用意した"と明らかにした。引き続き"AlphaGoで生き返った囲碁熱気が今回の大会まで続いて国民から多くの愛を受ければ良い"と付け加えた。一方、7月開かれた統合予選には全世界プロ棋士304人とアマチュア予選、ワールド組を通じて選抜されたアマチュア棋士25人など合計329人が出場した。
国家別には韓国191人、中国84人、日本21人、台湾21人などだ。 統合予選を通じて選抜された19人とシード配分受けた13人合計32人が来月6日サムスン火災グローバルキャンパスで開かれる本戦開幕式に出場する。 これまで韓国が12回、中国6回、日本2回優勝した。