KB LEAGUE
イ・セドル'阿修羅の勝利'…カン・ドンユン破ってチーム大勝牽引
7月MVPチェ・ジョンはチョ・ハンスンに敗北

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▲ '私たちは死んでいない'。 かつてなかった4連敗にあって最下位まで押し出された新安天日塩が前半期最後の試合で回復した。 写真は最大勝負所である3局で新安天日塩主将イ・セドルがBGFリテールCU主将カン・ドンユンを破った直後の場面。
 

2016 KB国民銀行囲碁リーグ9ラウンド4試合
新安天日塩、4連敗脱出…BGFリテールCUに4-1勝 

結局2位らしい2位チームはついに姿を表わさなかった。 前半期最後の試合で5勝挑戦に出たBGFリテールCUが最下位新安天日塩に敗れてKBリーグは4勝4敗チームだけ5チームある史上初の混戦の中に陥った。 

14日夜囲碁TVスタジオで行われた2016 KB国民銀行囲碁リーグ9ラウンド4試合で新安天日塩は3指名モク・ジンソクを除いた主戦全員が勝利してBGFリテールCUを4-1で破った。 

傷ついた虎がほえ叫ぶように一方的な大勝だった。 'ここで負けたら終わり'という危機意識が共感を成し遂げるとすぐに強いチームの容貌がよみがえった。 

主将イ・セドルが勝利の先鋒になった。 機先制圧がかかった3局、1指名正面対決でカン・ドンユンを破って危機脱出の信号弾を撃った。 序盤から全盤を揺さぶって行った後、大石が捕えられるところがある危機を克服しておさめた勝利。 盤上の大魔王、阿修羅の他になかった。 


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●イ・セドル○カン・ドンユン(結果:211手黒中押し勝ち) 

イ・セドルが囲碁が不利ならばどれくらい荒っぽくなるのか見せる場面。 序盤左辺接戦で失敗を味わうとすぐに黒1で食い込んだ後3、5でジグザグ揺さぶりまくる(警告:初心者は絶対まねしてはいけない)。 形が何であれひたすら読みだけで持ちこたえる手。 どうなろうが黒11まで上下を遮断するとすぐに白もとても疲れた。 阿修羅の開始だ。


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▲(写真左側)対局を始めて異例の両手をあわせる姿勢を取ったイ・セドル。(右側)対局後にもらんらんとした目つきが生きている。


決定的に力を加えたのはシーズン6戦6敗で苦しんだ5指名イ・ホボムだった。 相手3指名イ・ウォンヨンを相手に念願の初勝利(それも半目で)を上げて2-0優位を確かめた。

気勢が上がった新安天日塩は以後チームの末っ子シン・ミンジュンがリュ・ミンヒョンを、2指名チョ・ハンスンは長碁対局でチェ・ジョンの3連勝を阻止して4-0でBGFリテールCUを猛爆した。 BGFリテールCUは最後終わった4局でイ・ジヒョンがモク・ジンソクに勝利してやっと完封負けを免れた。

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▲ 92年生まれ同年齢で相手戦績1勝1敗できっ抗した二人。 激戦終わりにイ・ホボムが半目でシーズン初勝利の喜びを味わった。


チェ・ジョン'よく戦ったが…' 

一方関心を集めたチェ・ジョンの3連勝挑戦は失敗に終わった。 今回のシーズン初めて出場した長碁対局でランキング13位チョ・ハンスンを相手に善戦したが中盤以後力が及ばなかった。 後半に入って長い長いコウを通じて反転を試みてみたが差だけさらに広がっただけで効果がなかった(318手チェ・ジョン白 6目半負け)。 勝利したら良かった7月MVP授賞式が若干色あせた理由。 

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▲開幕式の時"妻帯者は遠慮する"と話したチェ・ジョン。 心情を反映でもするように未婚の男性先輩(パク・スンファ、ユン・ジュンサン)には2勝。 結婚した品切れ男の人々(パク・ジョンサン、チョ・ハンスン)には2敗だ。


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▲明るい表情で授賞台前に立ったチェ・ジョン。 少し前の敗北はすでに忘れた姿だ。 

"(受賞所感は)受けることを予想できなくて…また受けられるように努力します"

"(受賞した理由は分かるのか)私が勝つことを期待しなかっただからだろうか、たくさん話題になったことのようです"

"(覚悟は)周りが全て男性棋士だけなので最善を尽くさなければなりませんね、今後も'悪い女'のコンセプトを継続したいです(笑)"


2位~9位1ゲーム差、後半期大混戦予告 

気持ち良い大勝で4連敗を切った新安天日塩は3勝5敗(8位)になって後半期を期待して見ることができるようになった。 戦列を整えればいつでも爆発的な底力が出てくることができるということを見せた。 6戦6敗のイ・ホボムをあきらめないで押したイ・サンフン監督の馬鹿力にも名分が立った。 

かくして2016 KBリーグの前半期が幕を下ろした。 正官庄だけが唯一疾走を継続しただけ当然な競争者はついに登場しなかった。

この結果4勝4敗が5チーム、3勝5敗が3チームという史上類のない混戦構図が形成されて、下半期にはこれらチーム間の絡み合う泥沼戦が不可避になった。 一言でカオスの局面。 このような状況で2位から9位までの順位を論じるのは格別意味がないだろう。

蒸し暑さの中で折返し点のKBリーグは休息なしで来週木曜日(18日)韓国物価情報-新安天日塩の対決を始め後半期10ラウンドの砲門を開け放す。 

9個のチームがダブルリーグを行って上位4チームがポストシーズンに上がって最終順位を争う2016 KB国民銀行囲碁リーグのチーム賞金は1位2億ウォン、2位1億ウォン、3位6000万ウォン、4位3000万ウォン。 賞金とは別に毎対局勝者は350万ウォン、敗者は60万ウォンを受ける。 


KB囲碁リーグ

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チーム順位

1位 正官庄 7勝1敗(個人勝数25)

2位 ポスコケムテック 4勝4敗(個人勝数21)
2位 華城市コリヨ 4勝4敗(個人勝数21)

4位 SKエンクリン 4勝4敗(個人勝数20)
4位 BGFリテールCU 4勝4敗(個人勝数20)

6位 キックス 4勝4敗(個人勝数18)

7位 韓国物価情報 3勝5敗(個人勝数19)

8位 新安天日塩 3勝5敗(個人勝数18)
8位 Tブロード 3勝5敗(個人勝数18)


個人順位

1位 シンジンソ 8勝0敗
2位 ハンテヒ 7勝1敗
3位 ナヒョン 6勝0敗
4位 パクヨンフン 6勝1敗
4位 アンソンジュン 6勝1敗
6位 イチャンホ 6勝2敗
6位 パクジンソル 6勝2敗
6位 イヨング 6勝2敗
6位 ホンソンジ 6勝2敗



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▲ BGFリテールCUはモク・ジンソクに強い容貌(4勝2敗)を見せるイ・ジヒョン(右側)が勝ったのが完封負けを防ぐ唯一の勝利になった。


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▲昨シーズン優勝を争ったTブロードと並んで下位圏に留まって隔世の感を覚える事もあった新安天日塩。 だが、4勝4敗の中間グループとわずか1ゲーム差で雰囲気だけ乗ればたちまち逆転が可能だ。


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▲ 5勝で単独2位に上がる機会をのがしたが表情が悪くないBGFリテールCUチーム。 4勝4敗の成績は最近3年内の新生チームのうちで最も良い成績だ。
原文記事:KB LEAGUE