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[LG杯]パク・ジョンファン、今年に入ってコ・ジェに3戦3勝

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▲韓・中国トップランカー間の話題を集めたビッグマッチでパク・ジョンファン9段(左側)がコ・ジェ9段を破って8強に進出した。
 

第21回LG杯朝鮮日報棋王戦本戦16強
韓国1位パク・ジョンファン、中国1位コ・ジェに中押し勝ち

パク・ジョンファン(23)がまた再び世界3冠王コ・ジェ(19)を撃破した。 今年に入るだけで三回対局を行って三回全て勝利した。 

パク・ジョンファン9段は1日清州市(チョンジュシ)、青南台(チョンナムデ)大統領記念館で開かれた第21回LG杯朝鮮日報棋王戦16強戦でコ・ジェ9段を188手で中押し勝ちで破った。 穏やかな流れの中にコ・ジェは普段のとおり早碁ペースで一貫して右辺で手が急に止まった。 局面が絡まったという傍証。 

パク・ジョンファンは正しく報復できなかった。 時間を使ったコ・ジェの手をそこまで読んでおくことができずかえって若干不利な形勢におかれた。 だが、その後のパク・ジョンファンは強かった。

部分戦で少しずつ得をして追撃し、コ・ジェが時期尚早の大きいヨセを急ぐとすぐに左辺で精一杯固め打ちして微細でも逆転させた。 ある瞬間からはパク・ジョンファンの独壇場であった。

対局前まで3勝3敗であった相手戦績は一歩先んじた。 パク・ジョンファンは2013年からコ・ジェに会い始めて最初の対局に勝った後2014~2015年に3連敗にあった。 そうするうちに今年に入って4月の応氏杯8強戦、5月の中国リーグを勝利してバランスを合わせた。

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▲唯一の2000年代生まれで最年少本戦メンバーであるシン・ジンソ5段(右側)は18回LG杯を優勝し中国ランキング1位まで上がったことがある(現在4位)トゥ・ジャシ9段を越えて初めての世界8強を成し遂げた。


興味深い点は7度の対決で白を握った側が6番に勝ったということだ。 これまでに行った6度の対決はコミ7目半である中国主催の大会であり、今回のLG杯が初めてコミ6目半で競った韓国主催大会であった。

パク・ジョンファンは30ヶ月連続韓国ランキング1位でコ・ジェは8ヶ月連続中国ランキング1位。 韓・中トップランカー間のビッグマッチを制圧する事によってパク・ジョンファンは優勝展望を一層育てた。

一方同時に開かれた16強戦でシン・ジンソ(16)は18回大会優勝者トゥ・ジャシ(25)を破った。 シン・ジンソは最年少本戦メンバー。 年齢は幼いが国内最大タイトルであるレッツランパーク杯 タイトルホルダーだ。 シン・ジンソの世界8強は初めてだ。

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8強には韓国2人、中国6人 

その他の対局では韓国棋士の成績が良くなかった。 パク・ヨンフン、イ・ヨング、イ・ドンフンがそれぞれ中国棋士に8強チケットを渡し紅一点チェ・ジョンも序盤から積極的な運営を見せたがポン・リヤオを越えることができなかった。 32強戦で5勝6敗であった韓中戦スコアは16強戦では2勝4敗を記録した。

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▲多くの子供囲碁ファンたちが現地公開解説場を訪れた。

韓国2人、中国6人が進出した中で8強戦は11月14日続行される。 抽選で再び定めた対戦はパク・ジョンファン-古力、シン・ジンソ-モン・タイリン、ポン・リヤオ-ジョウ・ルイヤン、タン・イーフェイ-チェン・ヤオイェ。

歴代戦績でパク・ジョンファンは古力に2勝5敗を記録中でシン・ジンソはモン・タイリンと初めての対決を行う。 勝者は11月16日準決勝戦に出る。 場所は未定だ。

第21回LG杯の賞金は優勝3億ウォン、準優勝1億ウォン。 この外に本戦から支給する賞金は32強敗者400万ウォン、16強敗者700万ウォン、8強敗者1400万ウォン、4強敗者2600万ウォンだ。 これまで優勝回数は韓国9回、中国8回、日本2回、台湾1回。 



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▲ 8強の顔。 左側からジョウ・ルイヤン9段、シン・ジンソ5段、パク・ジョンファン9段、古力9段、ポン・リヤオ9段、モン・タイリン9段、タン・イーフェイ4段、チェン・ヤオイェ9段。

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第21回LG杯16強戦
●コ・ジェ9段vs ○パク・ジョンファン9段
結果:パク・ジョンファン、188手白中押し勝ち 

布石は双方無難。
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64までは黒が困ったがその後打開策を用意して互いに難しい囲碁。
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結果的に127が敗着。
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128がタイミング良い手に左辺を圧迫して大きく利益を見ては白が残す形勢。
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この囲碁を解説したパク・ジウン9段は"パク・ジョンファン9段がコ・ジェ9段に勝つ秘法を体得したようだ"と話した。 
 
原文記事:HANGAME