HANGAME
[SGペア]初めてのペア対決、イ・セドルがイ・チャンホに勝った

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▲同年齢の友達であるイ・セドル-パク・ジウン組(左側)がイ・チャンホ-キム・ユンヨン組を中押し勝ちで破って16強に進出した。 イ・セドルとイ・チャンホはペア大会では初めての対決を行った。
 

第6回SG杯ペア碁最強戦32強戦
イ・セドルチーム、イ・チャンホチーム破って16強進出 

'両李'と称されるイ・チャンホとイ・セドルが風変わりな舞台、ペア大会で初めての対決を行った。 ペア碁は二人がチームを級んで出場して一手ずつ交代で着手していく方式だ。 

もちろんチーム員の間で対話をすることはできない。 咳払い一つにも用心深い。 あらかじめ示し合わせた信号ではないかという誤解を招く恐れがあるためだ。 

ペア対局ではひとりがよく打つだけでは勝てない。 パートナーが打った手の意中を覗いて見る'以心伝心'が必要で呼吸がよく合わなければならない。 難しい場面や岐路に直面した時、着手を譲り渡す'センス'もなくてはならない。

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▲初めて呼吸を合わせたイ・チャンホ-キム・ユンヨン ペア。
 

双方実力が強ければパートナーの内心を少しよく推し量ることもできるだろうがこうしたペアは多くない。 たとえできても棋風が違って拍子が合わなければ山に行ったり海に行ったりするのが常だ。

イ・チャンホも、イ・セドルもペア大会で利益を得ることができないのはチームワークの重要性を傍証してくれる。 SG杯でイ・チャンホは4回8強(キム・ウンソン・以下括弧の中はパートナー)、5回32強(イ・ダヘ)をおさめて、イ・セドルは1回8強(イ・スラ)、2回8強(パク・ジウン)、3回16強(キム・ウンソン)をおさめた。 4回の時にはランキングが高くないチェ・ウォンヨンとアマチュア クォン・ジュリ組が優勝することもあった。

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▲イ・セドル-パク・ジウン ペアは第2回時の物足りなさをなだめるためにもう一度手を握った。


SG杯は必ず男女でチームを構成しなければならなくて、また、二人のうちひとりはプロ棋士という規定を置いている。 年がたつほど人気が高まって今年には最も多い87チームが予選に参加し、そのうち16チームが本戦進出権を取得してシードを受けて直行した16チームと共に32強トーナメントで優勝競争を行う。

話題を集めた'両李ペア戦'はイ・セドルチームが勝利した。 イ・チャンホはキム・ユンヨン、イ・セドルはパク・ジウンとそれぞれ組を作ったが258手で中押し勝ちした。 盤上は終始一寸先を見通しにくい戦闘の連続だった。 16強ではモク・ジンソク・パク・テヒ組と日本組(武宮正樹・万波奈穂)の勝者と対決する。

SG杯の賞金は優勝3000万ウォン、準優勝1000万ウォン。 制限時間はチーム当たり10分だ(秒読み40秒3回)。 対局前に用紙にコミを書いて公開した後、コミをたくさん書いて出したチームが提示したコミで黒番で打つのも独特のシステムだ(提示したコミが同じ場合にはニギリ)。

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▲イ・チャンホは開幕式の時"幸いにも毎年新しいパートナーと共にしている。 拒絶されるかと思って先に提案できないのだがこのように選択できるので良い"という話をした。 

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▲イ・チャンホ先生とチームを級むと'宣伝'をして通ったキム・ユンヨン。

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▲パク・ジウンとは二回目の呼吸を合わせたイ・セドル。 初めてだった第2回時は8強成績を残した。

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▲ずいぶん若く(?) 見えるがパク・ジウンはイ・セドルと同い年の友達だ。

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▲コミはイ・チャンホチームが6目半を、イ・セドルチームが4目半を提示してイ・チャンホチームの黒番で対局した。 個別戦績はイ・チャンホ-イ・セドルは35勝31敗、キム・ユンヨン-パク・ジウンは2勝3敗(前の人基準)。
 
原文記事:HANGAME