ハンゲーム - 楽しいコンマ、Goハンゲーム!

[マキシム杯] 'ウォンパンチ'決勝相手、'センドル(強い石)'だろうか'神算'だろうか

0426-mx0
 ▲ 'ウォンパンチ'ウォン・ソンジン9段が四日前応氏杯16強戦で敗れたカン・ドンユン9段に雪辱して入神の祭典であるマキシムコーヒー杯初めての決勝に上がった。

第17期マキシムコーヒー杯入神最強戦準決勝
ウォン・ソンジン、カン・ドンユン中押し勝ちで破って決勝先着

今年初めての対決を中国で競った二人の棋士。 四日前に第8回応氏杯世界囲碁選手権大会16強戦であった。 2012年8月以後およそ4年ぶりの再会だったが相手戦績で9勝14敗で押されていたカン・ドンユンが152手で中押し勝ちした。

ウォン・ソンジンはウォン・ソンジンのままに、また、カン・ドンユンは二日後に続行された8強戦でイ・セドルに敗れて愉快ではない気持ちで帰ってきた。 26日夕方囲碁TVスタジオで行った第17期マキシムコーヒー杯入神最強戦準決勝は二人の棋士共に帰国後初めての対局だった。

 0426-mx1
▲ウォン・ソンジンは左辺戦闘で勝機を捉えた。 カン・ドンユンにも終盤にただ一度の機会がきたが生かすことができなかった。 相手戦績はウォン・ソンジン基準として15勝10敗。
 

世界タイトルにはおよばなくてもマキシムコーヒー杯は'囲碁の神'と呼ばれる9段棋士、その中でも上位成績者などが招待を受けて参加する大会でタイトルの権威と象徴性が大きい。 優勝賞金5000万ウォンも国内棋戦三番目の規模だ。

一歩だけさらに上がれば決勝舞台、そこで両足だけさらにのびれば優勝である重要な節目での対決は時期尚早に火がついた左辺戦闘が勝負所として急浮上した。 そちら側はカン・ドンユンの菜園。 攻撃手綱を握ったカン・ドンユンが少し気楽な展開だったがかえってウォン・ソンジンが大きく生きながらポイントを大きく上げた。

 0426-mx3
▲ウォン・ソンジンは髭を剃っていない姿だった。
 

不利を意識したカン・ドンユンは足早く地を取りまとめて追撃戦を広げて、引き続き変化を起こして反転を試みたがこんがらかった局面はなかなか直されなかった。 そうするうちに終盤にちょうど一度ウォン・ソンジンの欲に大石全体を狙う機会がきたが的を射ることができなかった。 ウォン・ソンジンの155手黒中押し勝ち。

10期大会から出場しているウォン・ソンジンは4強だけ三回(10・14・15期)記録していて、今回初めて決勝に上がった。 ウォン・ソンジンは世界大会一回、国内大会四回の優勝経歴を持っている。

 0426-mx4
▲ "ランキングスコアを忘れる棋戦"とおおげさな態度をするカン・ドンユン。


11期から出場中であるカン・ドンユンは6年ぶりに近寄った二回目の決勝進出が失敗に終わった。 11期の時にはチェ・チョルハンに1-2で敗れて優勝をのがした。 その後の14期では4強に上ったことがある。 カン・ドンユンは現在世界大会であるLG杯タイトルホルダーだ。

ウォン・ソンジンの決勝相手は明日行われるイ・セドル-パク・ヨンフン戦の勝者だ。 'センドル(強い石)'イ・セドルは大会最多である4回優勝回数を5回に増やそうとして、'神算'パク・ヨンフンは9・12期に続き三回目の優勝を狙っている。

イ・セドル-パク・ヨンフンの戦績はイ・セドル基準として28勝18敗。 'ウォンパンチ'ウォン・ソンジンはイ・セドルに11勝13敗を、パク・ヨンフンに12勝14敗を記録中だ。

 0426-mx5
▲ウォン・ソンジンは3度の4強を越えて初めての決勝に上がった。

 0426-mx6-1
▲カン・ドンユンは一度の準優勝と二回の4強成績を出している。

 0426-mx7
▲ 9段棋士のうちでも成績上位24強招待戦で行うマキシムコーヒー杯入神最強戦の優勝賞金は5000万ウォン、制限時間は10分(秒読み40秒3回)だ。

 0426-mx8
▲強烈な拳を持って'ウォンパンチ'と呼ばれるウォン・ソンジン。 決勝相手は'強い石'イ・セドルだろうか、'神算'パク・ヨンフンだろうか。

 0426-mx9
▲ "序盤に打開がうまくいってかなり有利だったが上手く仕上げができなくて最後には危険な状況だった。 相手がよく打ったら攻め合いなのだが(私が)不利だったようだ。 決勝戦は難しい勝負になると思うが誰が上がってこようが最善を尽くす。"
 
原文記事:ハンゲーム - 楽しいコンマ、Goハンゲーム! 

8206d7fd