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[応氏杯]韓中戦6-0…パク・ジョンファン、コ・ジェ捉えろ

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 ▲応氏杯8強で激突する韓国ランキング1位パク・ジョンファン9段(左側)と中国ランキング1位コ・ジェ9段。 決勝戦のようなビッグマッチだ。 先んじた28強戦と16強戦では韓国棋士が中国棋士を相手に6戦6勝をおさめている。

第8回応氏杯世界プロ囲碁選手権大会8強戦
パク・ジョンファン-コ・ジェ、キム・ジソク-タン・ウェイシン'韓・中ビッグバン'

囲碁の国際大会種目には個人戦と団体戦がある。 そして時々二人がチームを級んで試合をするペア戦が開かれるのだがイベント性大会だ。 ペア大会は対局戦績も公式記録として集計しない。

囲碁は以前から団体戦は言うまでもなくて個人戦も'国家対抗戦'の性格が濃厚だ。 ファンたちの立場ではさらにそうだ。 誰が勝つことに劣らず韓中戦の結果がどのように出てくるのかに神経を尖らせる。

最高の賞金と4年ごとにオリンピックが開催される年に開いて'囲碁オリンピック'と呼ばれる応氏杯世界囲碁選手権大会。 1988年創設以来8回目を開幕した大会は20日中国上海で28強戦と16強戦を順に行って今日8強戦を続行する。 8強には韓国が4人で最も多く上がって、次に中国3人と日本1人だ。 

世界大会8強に韓国が中国より多く進出した大会は近年に入っては多くない。 昨年6月のLG杯以後となる。 韓国は戦績でも中国を圧倒してファンたちの胸をスカッとさせた。 ファンたちが関心を持った韓中戦は28強戦で4対局、16強戦で2対局広がって韓国が6戦6勝をおさめた。 このように中国を圧倒したことは過ぎた数年間にはなかった。 

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韓・中国対決は8強戦でも繰り広げられる。 対戦はパク・ジョンファン-コ・ジェ、キム・ジソク-タン・ウェイシン。 二対局全て決勝戦のようなビッグマッチだ。 パク・ジョンファンとコ・ジェは韓・中国トップランカー間の対決で、キム・ジソクとタン・ウェイシンは2014年三星火災杯決勝戦カードであった。 残りの二対局はイ・セドル-カン・ドンユン、ス・ウェ-河野臨だ。

国家対抗戦性格で眺めるファンたちの目ならば大会の終着点は韓国棋士の優勝だ。 パク・ジョンファンがコ・ジェを破るならば韓国優勝は一層はずみをつける。 対戦表右側の決勝一つの席を韓国1人が占める。

相手戦績ではパク・ジョンファンが1勝3敗で劣勢だ。 2013年中国リーグで1勝をおさめた後2014年百霊杯準決勝三番勝負と2015年金竜城杯で続けて3度を敗れた。 この前非公式で行った'インターネット十番勝負'では5勝5敗で優劣をつけることができなかった。 



万一、世界3冠王であるコ・ジェが勝つならば頭が痛くなる。 コ・ジェはイ・セドルに8勝2敗で大きく先んじていて、カン・ドンユンにも2勝1敗で先んじる(カン・ドンユンは昨年世界大会で連戦連勝したコ・ジェを8強で破った勢いに乗ってLG杯優勝した)。 

パク・ジョンファン-コ・ジェの公式戦四対局は全て中国主催であり、コミ7目半である中国ルールでパク・ジョンファンの1勝をはじめとしてコ・ジェも2勝を白で取りまとめた。 昨年'白番無敵'のコ・ジェだったのでどちらが白を握るかも重要だ。 応氏杯はニギリで権利を持った側が白黒を選択する。 パク・ジョンファンはイ・セドルには10勝17敗、カン・ドンユンには3勝4敗を記録中だ。

一方反対側ではキム・ジソクが中国の強者を相手に孤軍奮闘している。 28強で相手戦績3敗にあってきた中国ランキング5位レン・シャオを、16強で世界大会優勝経歴の中国ランキング6位ミ・ウィティンを連破した。 

8強相手タン・ウェイシン(3位)には三星火災杯決勝戦勝利など5勝2敗で先んじている。 ス・ウェ(2位)にも6勝5敗で優勢で河野臨とは対決記録がない(キム・ジソクはコ・ジェにも2勝1敗中だ)。

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▲また、ひと勝負の韓中戦のキム・ジソク-タン・ウェイシン。 写真は2014年三星火災杯決勝記者会見時の姿で三番勝負の決勝戦をキム・ジソクが2-0で勝った。

キム・ジソクは2014年12月に三星火災杯を自身の初めての世界タイトルで飾って、年末には囲碁大賞MVPを受賞して最高の一年を送った。 ところが2015年には理由が分からない不振に陥った。 '優勝後遺症'という話も出てきたが治癒する期間が長かった。

そうしたキム・ジソクが今年に入って生き返った姿だ。 今年戦績15勝3敗。 2ラウンドまでを打った中国リーグでは6人の韓国傭兵のうち一人で2勝をおさめて、春蘭杯8強にも無事に到着した。 今年新しい期を始めた世界大会である春蘭杯と応氏杯全8強に上がった棋士はキム・ジソクとコ・ジェだけだ。 勝つ内容も良いというのがプロ棋士の終始一貫した話だ。 

チョ・フンヒョン→ソ・ポンス→ユ・チャンヒョク→イ・チャンホ→チェ・チョルハンにつながってきた韓国棋士の応氏杯優勝系統。 果たして'大統'を受け継いだ今年の主人公は誰になるのか関心を高めている。
原文記事:ハンゲーム - 楽しいコンマ、Goハンゲーム!