タイゼム - 大韓民国1位囲碁サイトTYGEM.COM

"ドンユンも骨を折るがジョンファン-コ・ジェまで、楽しみがないね"

第8回応氏杯8強戦中ひと勝負はイ・セドルvsカン・ドンユン'兄弟制対決'

 
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 ▲ 8強で正面対立する事になったカン・ドンユン(左側)とイ・セドル(上海-イ・ヨンジェ記者)。 

"次の対局は(カン)ドンユンだな。 その次は(パク)ジョンファンもしくはコ・ジェ。 ドンユンに勝つことも難しいが楽しみがないね(笑)。"

16強戦で台湾のリン・リーシャンを制圧したイ・セドルが韓国選手団休憩室で8強対戦を調べてぼそりと話した。

明日(24日)午前9時30分(韓国時間午前10時30分)中国、上海応氏ビルディング18階特別対局室で行われる第8回応氏杯8強戦の四対局中ひと勝負がイ・セドルとカン・ドンユンの’兄弟制対決'で行われる。 カン・ドンユンは16強でウォン・ソンジンと対決したのに続き二回連続韓国選手との対決だ。

韓国は4強チケットを一枚確保したが、優勝を狙うことができるカード一枚を失わなければならないという点が非常に惜しい。 カン・ドンユンは去るLG杯で中国1位コ・ジェと2位ス・ウェを連破して7年ぶりに世界タイトル ホルダーに復帰した。 今回の応氏杯でも優勝候補として遜色がない。

イ・セドルはこれ以上言葉が必要ない'レジェンド'で、あたかもワールドカップでのブラジルのような'永遠の優勝候補'だ。 特に今回の応氏杯ではファンたちの絶対的支持を受けているが、パク・ジョンファン、カン・ドンユン、キム・ジソクなど他の韓国選手に比べて4年後、次の大会を約束する事がさらに難しいこともあるためだ。

相手戦績ではイ・セドルが21勝12敗で先んじている。 最も最近の対決だった2014レッツランパーク杯決勝三番勝負でもイ・セドルが2-1で勝利した。 

だが、カン・ドンユンもまた、イ・セドルとの決勝対決で勝利した経験がある。 2009年2月に行われた第13期天元戦決勝五番勝負で1-2に後れていたカン・ドンユンは4、5局を連続勝利して総合成績3-2で優勝した。 相手戦績では押されているけれど、天下のイ・セドルを相手に連続二回も勝利できる棋士は全世界的にそんなに多くない。

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▲ 2009年天元戦決勝五番勝負最終局が終わった直後復碁の姿。 当時の記事には
<カン・ドンユン、イ・セドルの牙城を破る>というタイトルがかかった。カン・ドンユンは"セドル先輩が負けてくれたようだ"という所感を明らかにした。 
 

一方イ・セドルは28強戦が終わった後、夕方晩餐席でも"(ウォン)ソンジンが、ドンユンがそしてジョンファンまで…この組は地獄だね"と話しておおげさな態度をとることも。 

おおげさな態度ならばカン・ドンユンも押されない。 去るLG杯決勝三番勝負でパク・ヨンフンに2-1で勝利した直後インタビューでカン・ドンユンは"ヨンフン先輩が私より実力がさらに強いことをもう一度感じた"という所感を明らかにするもあった。

インタビューの鬼才でもあるイ・セドルとカン・ドンユン、二人の選手の'おおげさな態度対決'もまた観るに値する展望だ。 

ファンたちの立場ではどちらが勝っても拍手する温かい勝負だが、当事者にとっては全くそうではない。今回の機会をのがせば再び4年を待たなければならない。

興味深い勝負が繰り広げられると予想される中で、 タイジェムではイ・セドル-カン・ドンユン対決をはじめとする応氏杯8強戦すべての試合を明日(24日)午前10時30分対局開始と同時に生中継する。 
 
原文記事:タイゼム - 大韓民国1位囲碁サイトTYGEM.COM