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[黄竜士双登杯]キム・チェヨン疾走に中・日'足元に火

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▲韓国女流囲碁界の新興強者キム・チェヨン2段(右側)が難敵ソン・ヨンへ5段まで完勝して'女流囲碁三国志' 4連勝を上げた。

第6回黄竜士双登杯世界女流囲碁団体戦4局
キム・チェヨン、中国ソン・ヨンへ破って4連勝口笛

黒なら黒、白なら白! キム・チェヨンの疾走が4連勝につながった。 10日午後中国、江蘇省で開かれた第6回黄竜士双登杯世界女流囲碁団体戦第4局で韓国の1番手キム・チェヨン2段が中国の2番手ソン・ヨンへ5段を251手中押し勝ちで破った。

1局で日本の木部夏生2段、2局で中国のワン・シャンウィン2段、3局で日本の青木喜久代8段を連破したのに続き4勝目だ。 四対局全て完ぺきに近い内容で完勝した。 二回は黒で、二回は白で中押し勝ちした。

ソン・ヨンへは韓国ファンたちには朝鮮族棋士として先に名前が知らされた。 10代時期にはあどけない容貌に成績まで出しながら愛もたっぷり受けた。 黄竜士双登杯のようなシステムで行った2009年正官庄杯では6連勝をおさめて、黄竜士双登杯では2014年4回の時3連勝を、2015年5回の時5連勝をおさめるなど団体戦で良い姿を見せてきた。

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▲キム・チェヨンは5回大会でソン・ヨンへの5連勝に犠牲の羊になったが1年ぶりにすっきりと雪辱した。

キム・チェヨン-ソン・ヨンへは三回目の対決。 第3回黄竜士双登杯でキム・チェヨンが白中押し勝ちを、第5回黄竜士双登杯でソン・ヨンへが白中押し勝ちをおさめた後の出会いだった。 

囲碁は薄い味で終わった。 開始2時間が過ぎる頃、左辺攻防が終わるとすぐに優劣が明確に分かれた。 精密な読みを見せたキム・チェヨンが負けようとしても負けることはできない局面を作った。 ソン・ヨンへはその前の右辺での失敗が気になったのか左辺では無気力な読みで致命傷を自ら招来してしまった。 

黄竜士双登杯は韓中日三ヶ国を代表する女流棋士5人ずつチームを級んで連勝戦で覇権を争う国家対抗戦。 '女流囲碁三国志'という別称を持っている。 キム・チェヨンは初出場だった3回時の先鋒4連勝に続きまた再び先鋒4連勝で韓国チーム優勝に力を加えている。 現在まで大会戦績は8勝2敗。

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▲キム・チェヨンの疾走に同僚は気楽だ。 左側からキム・ヘミン7段、オ・ユジン2段、チェ・ジョン6段。

11日午後には自身の最多連勝記録に挑戦する。 相手は日本が3番手で発表した謝依旻6段。 台湾出身で幼い時日本に渡っていって10年以上日本女流囲碁界の最上に君臨中である強者だ。 だが黄竜士双登杯成績は1勝4敗で良くない。 キム・チェヨンは謝依旻と初めての対決を行う。 制限時間は1時間、秒読みは1分1回。

清代に国手と呼ばれた黄龍士の故郷姜堰区が創設した黄竜士双登杯は優勝国にだけ45万中国元(約8000万ウォン)の賞金を授ける。 毎局8000中国元(約140万ウォン)の対局料があるが連勝賞金はない。 制限時間は1時間(秒読み1分1回)、コミは7目半。 前期優勝チームである韓国は3・5回大会を、中国は1・2・4回大会を優勝した。
 
原文記事:ハンゲーム - 楽しいコンマ、Goハンゲーム! 

■第6回黄竜士双登杯各国代表

日本代表:謝依旻六段、王景怡二段、藤沢里菜三段、青木喜久代八段、木部夏生二段

中国代表:於之瑩五段、王晨星五段、魯佳二段、宋容慧五段、王祥雲二段

韓国代表:金彩瑛二段(4連勝)、金惠敏七段、 崔精六段、 朴志娟四段、呉侑珍二段  

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