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[話題] 'AlphaGo'という自己学習可能… "イ・セドルとの勝負は50対50"
 
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 ▲ 28日午後ソウル、駅三洞(ヨクサムドン)グーグルコリアで開かれたメディア ブリーフィングで英国ロンドン所在のグーグル人工知能研究機関ディープマインド(Deep Mind)のデミス・ハサビスCEOが画像通話で人工知能'AlphaGo'に対して説明している。



囲碁人工知能'AlphaGo'メディア ブリーフィング 
開発者との画像通話で質疑応答持って

果たして不可能な領域と認識されてきた人間に対するコンピュータの囲碁挑戦は成功するだろうか。 グーグルが開発した人工知能プログラム'アルファ碁(AlphaGo)'が世界最強のプロ囲碁棋士であるイ・セドル9段に挑戦状を投げることによってその結果の成り行きが注目されている。

グーグル側はこの大会のために賞金100万ドル(約12億ウォン)を掲げた。 来る3月8日から15日までソウルで全五対局を置いて3勝をおさめた側が賞金を占めることになって、万一、グーグル側のAlphaGoが勝てば慈善団体に賞金を寄付するという計画だ。

AlphaGoは中国でプロ入段した後、フランスで活躍中である樊麾2段と5対局を競って全勝をおさめた。 プロ入段した囲碁棋士がコンピュータとの互先の囲碁で敗れることは初めてだった。

それならAlphaGoがイ・セドルに勝つ可能性はどれ程になるのか。 AlphaGovs樊麾2段の対局後の棋譜を調べた国内プロ棋士は"今まで出てきたどの囲碁プログラムより強い"としながらも"最高級プロ棋士に勝つ実力ではない"と口をそろえる。 それでイ・セドルに挑戦するのは'時期尚早'という評が支配的だ。

それならAlphaGoの挑戦はグーグルの'100万ドル広報性イベント'だけで終わるのだろうか。 グーグルは表面的に勝利を確信する一方では囲碁上手イ・セドル9段との実戦対局を通した'大切なデータ収集'にも目的を持っている。 また、AlphaGoが毎日毎日発展しているということ。 

グーグルは28日午後5時駅三洞(ヨクサムドン)グーグルコリア21階会議室でAlphaGoの技術的成果と意義に対して説明するメディア ブリーフィング行事を韓国記者たちを対象に行った。 

行事はAlphaGoを開発したグーグル ディープマインドの共同創業者でありCEOであるデミス・ハサビスとグーグル ディープマインドのリサーチ サイエンティストであるデービッド・シルバーをロンドン現地との画像リンクでなされて、質疑応答は人工知能に関する技術的な質問が主をなし、囲碁に関する内容はほとんどがグーグル側が事前に準備しておいた返事だ。

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▲AlphaGoを開発したグーグル ディープマインドの共同創業者でありCEOであるデミス・ハサビス(左側)とグーグル ディープマインドのリサーチ サイエンティストであるデービッド・シルバー。

-'ディープマインド(DeepMind)'とは何か。
 
"2014年1月グーグルが買収した人工知能分野企業だ。英国、ロンドンに本社を置いたディープマインドは業界最高のエンジニア、科学者、研究員を保有していて、これらはマシンランニングとシステム神経科学(systems neuroscience)分野の技術を活用して強力な汎用学習アルゴリズムを構築している。"

-発表される内容とは。
 
"ディープマインドは古典的な戦略ゲームといえる囲碁でプロ囲碁棋士に勝つことができるコンピュータ プログラム‘アルファ碁(AlphaGo)’を発表した。この内容は1月28日科学雑誌'ネイチャー(Nature)'にも掲載された。AlphaGoの次の挑戦は去る10年間世界トップの囲碁棋士と認められてきたイ・セドル9段と対局を広げることだ。 この対局は3月にソウルで開く予定だ。"

-これがなぜ重要なのか。
 
"囲碁は人工知能が解決できない大きい挑戦課題の中の一つであった。しかしもう一般的な学習アルゴリズムを持ってこの課題を解決することになったことだ。このアルゴリズムは囲碁だけでなく今後いろいろ複雑な問題にも適用されるはずだ。ゲームはアルゴリズム開発して適用するのだが多いに役に立つので窮極的に現実世界の問題点に接近することができる。" 

-どうして、囲碁を選択したか。
 
"各種問題を人間と類似の方式で解決できるスマートで柔軟なアルゴリズムを開発するにあたりゲームほど良いテスト道具はないと考える。コンピュータがマスターした最初のゲームは'Noughts and Crosses'(※訳注:○×ゲーム)であり、以後'チェッカー'と'チェス'が後に続いた。 2014年ディープマインドが自主開発したアルゴリズムは遠視ピクセル入力値だけでアタリ(Atari)社の色々なゲームをプレーする方法を学習した。囲碁はプレーする空間が広くて場合の数が多くて対局に石が置かれる位置と動きを評価することが難しいのでこれまで人工知能分野の'この上なく大きい挑戦'として認識されてきた。"

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▲デニス・ハサビスCEOは"囲碁はおそらく今まで人間が考案したゲームの中で最も複雑なゲーム"と話した。
 

-既存囲碁プログラムとの差は何か。
 
"最も大きい差は'自己学習'だ。既存プログラムが膨大な規則と場合の数を無作為で入力して検索しなければならなかったことと違い、AlphaGoは基本データに基づいて'深層神経網'と'強化学習'という試行錯誤過程を経て自ら連結の輪を調整して新しい戦略を発見する方法を悟る。"

-ディープマインドが対決相手にイ・セドル9段を選択した理由は。
 
"イ・セドル9段は去る10年間TV囲碁アジア選手権大会で通算四度優勝した程、最も強力な囲碁棋士と指折り数えられて、おそらく歴代最も立派な囲碁棋士のうち1人であろう。"

-ソウルで対局を開催する理由は。
 
"イ・セドル9段の母国である韓国で対局を開催してイ・セドル9段に最適な環境を提供しようと思う。また、ディープマインドのこのような革新を韓国人らと共に記念にしたい。"

-イ・セドル9段のパターンをみな学習した状態で対局に臨むということなのか。
 
"特定棋士に対する情報を土台にしてアルゴリズムを作用するのではない。イ・セドル9段は本当に立派な棋士だが私たちのプログラムは汎用的な学習をするので数百万回の練習をする。"

-AlphaGoがイ・セドル9段に勝つことができると思うか。
 
"50対50ではないかと思う。私どももかなり自信があるがイ・セドル9段もとても自信があることであるから50対50と見る。正確な結果は誰も予測できないがイ・セドル9段のような伝説的な囲碁棋士と対局を広げるということ自体が非常に興奮することだ。"

-イ・セドル9段との対局に対する詳しい内容はいつ発表する予定なのか。
 
"2月中に対局関連の詳しい内容を申し上げる計画だ。付け加えてイ・セドル9段が対局後どんな所感を語るのか真に期待される。どんな評価が出てくるのか気になる。3月の対局が期待される。"

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▲ 30分の間のブリーフィングに続き20分程の質疑応答時間を持つ行事はあふれる質問を全ては受け入れないまま人工知能に関する技術的な質問が大部分だった。
 

人工知能コンピュータはこれまでチェスなどでは人間チャンピオンを破る事に成功した。 1997年IBMのスーパーコンピュータ ディープブルー(Deep Blue)はチェス ゲームで当時世界チャンピオンだったガルリ・カスパロフを破った。 2011年にはスーパーコンピュータ ワトソン(Watson)がアメリカ テレビ クイズショーでクイズ王たちをはね除けた。 

だが、囲碁は難攻不落だった。 チェス対局に比べて膨大なだけでなくコマの動きが一定のチェスとは違い手の変化が激しい。 チェスと比較する時囲碁は場合の数が10の100自乗以上多いというのが科学界の説明だ。 

それで場合の数が途方もない囲碁は人工知能が越えることはできない人間固有の領域として残っている。 囲碁対局でコンピュータが人間に勝つ事が難しいのはこのように途方もなく多くの場合の数が登場するためだ。 

デミス・ハサビスCEOは"AlphaGoの勝利は既存の囲碁コンピュータのように囲碁の規則を一つ一つ直接入力したことではなく'マシンランニング'技術を使ってコンピュータが自ら勝つ方法を把握したという事に意味がある"と今回の対局の意味を説明する。 

一方国内で開発した囲碁プログラムではイム・ジェボムさんの'DolBaram'が昨年11月7ヶ国9チームが参加した中で中国で開かれた第1回ミリンバレー杯世界コンピュータ囲碁トーナメントで優勝したことがある。 DolBaramの棋力はプロに4子置くアマ5段程度だ。 
 
原文記事:ハンゲーム - 楽しい、カンマ、Goハンゲーム! 


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