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[夢百合杯]ついにイ・セドル、'白番不敗'コ・ジェ破った
 
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▲イ・セドル9段(右側)が35連勝を走ってきたコ・ジェ9段の白番に一撃を加えて第2回夢百合杯世界囲碁オープン決勝1局を勝利した。

第2回夢百合杯世界囲碁オープン決勝五番勝負第1局
イ・セドル、コ・ジェの'白番35連勝'破って先取点

イ・セドルが'コ・ジェ白番'を捉えた。 コ・ジェは今年白番で35連勝を疾走中であった'白番不敗'の強者. その上に意気揚揚なほどのよどみないインタビューで話題をふりまいてきた。

イ・セドル9段(32)は30日中国江蘇省で広がった第2回Mlily夢百合杯世界囲碁オープン決勝五番勝負第1局で中国のコ・ジェ9段(18)を143手で中押し勝ちで破った。 5対局3先勝制の機先を制圧、何よりコ・ジェの白番を捉えたということに意味が大きい。

ニギリの結果黒を握ることになったイ・セドルは実利色が濃厚な向かい小目で出発した。 向かい小目自体も珍しいが黒番での向かい小目はさらに珍しい布陣. 引き続きコ・ジェの固め打ちを意識するように厚く力を備蓄して防衛的な序盤を運営した。 昼休息まで2時間30分の間に74手を置いた局面は互角.

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▲ニギリでは白を持つべきだとの意志が強かったのかコ・ジェが石二つをのせて当てられず、結局白を握ることになった。

1時間後に開始された午後の対局では右辺白の死活と中央白地に浸透した黒一端の打開が互いにからまって火花を散らした。 勢いと勇気もぶつかった。 そこでイ・セドルが右辺白五子を手中に入れて優勢を捉えた。 盤上はその後も乱れて変化が続いたが秒読み渦中でもイ・セドルの優勢は揺れなかった。

ハンゲーム囲碁アン・チョヨン解説者は"白番無敵を見せたコ・ジェ9段が今年最後の白番対局で全勝が崩れた"として"イ・セドル9段が読みの戦いで勝利して優勝展望を明らかにした"と評した。 反面制限時間を全て使う事が殆どなく、時間でも相手を圧迫するコ・ジェは時間を残しておいた自身がかえって読みで揺れた。

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▲イ・セドルは研究をしてきたように普段とは違い、丈夫に置いて勝負を長く引っ張っていく戦略をとった。 今年の国際舞台でイ・セドルはTV囲碁アジア選手権を優勝し、コ・ジェは百霊杯と三星火災杯を優勝した。

 

最初の対局の重要性を強調したイ・セドルはコ・ジェの勢いを折る事に成功して相手戦績でも3敗後初めて勝った。 先んじた3敗は去る11月の三星火災杯準決勝戦2敗、12月の金竜城杯1敗であった。

決勝2局は休息日なしで明日続行される。 石を変えてイ・セドルが白を握ることになる。 中国ルールは韓国よりコミが1目多くてイ・セドルをはじめとして多くの棋士が白を握りたいので連勝を期待するに値する。 ハンゲーム囲碁ではキム・ソンリョン プロが解説中継をする。

中国、江蘇省のホンカン家具会社が後援する第2回夢百合杯の賞金は優勝180万中国元(約3億2400万ウォン),準優勝60万中国元(約1億800万ウォン). 決勝戦の制限時間は3時間、秒読みは1分5回だ。


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第2回夢百合杯決勝五番勝負第1局
●イ・セドル9段vs ○コ・ジェ9段 
結果:イ・セドル、143手黒中押し勝ち

序盤は無難な流れ。 44は厚いが右辺へ行った方が良かったようだ。
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45を先行しては黒がなかなか良い布石.
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64・66が素敵な手順だったが、
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71・73が冷静な手で白を生かさないで残したのが良かった。

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78・82は良い勝負の賭けだったが、
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98でコウの味をなくしたことは少しはやかったし、
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104で持ちこたえる所.
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108を交換しておかなかった107は若干やりすぎた。
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108が当然の反撃で難しくなった。
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終盤の123が先手を選んで右下隅を捉えるための勝負の賭けなのだが結果的に勝着になった。
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132では137で捉えに行ったらどうだったのだろうか。
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138で捉えたと考えたが錯覚で139にあっては勝負が決定された。
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[総評:アン・チョヨン9段]
原文記事:ハンゲーム - 楽しい、カンマ、Goハンゲーム! 


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