3人が討論して打つ国家対抗戦結果は?



原文記事:3人が討論して打つ国家対抗戦結果は?[火曜囲碁] 15日開幕金竜城杯準決勝・決勝2チーム別室で着手選んで伝達方式…韓中日、2チームずつ出てきて覇権競ってチームワーク勝負… 2年前には韓国優勝いくら優れた棋士でも失敗や錯覚がある。 それならトップクラスの棋士数人が互いに相談して着手を決めれば完ぺきに近い囲碁になるのではないだろうか。 時々イベント方式で開かれた相談碁が巨額の賞金がかかった国際行事として行われる。 15日広州で始まる第2回金竜城杯世界囲碁団体選手権大会で、優勝賞金だけで何と200万中国元(約3億6000万ウォン)が関わっている。各3人で構成された出場チームは順位決定戦までは1対1で競った後、1位チームと4位チーム、2位チームと3位チームが対抗する準決勝から相談碁で対決する。 2チームは別途配分された部屋で自らの議論を経て本部に着手を伝達する方式だ。 チーム当たり4時間30分を全て使えば秒読みなしで終わるタイムアウト制だ。▲2年前、珠鋼杯決勝相談碁時の韓国チームの姿. チェ・チョルハン、カン・ドンユン(左側二人),パク・ジョンファン(右側)が愉快な雰囲気の中でチームプレーを広げて中国に勝って優勝した。 /韓国棋院提供
韓・中・日3強はシード チームとワイルドカード チーム(30才以上世界大会優勝者で構成)の2チームずつ出場する。 韓国はパク・ジョンファン(22・国内1位),キム・ジソク(26・5位),イ・ドンフン(17・12位)で構成されたシード チームと、イ・セドル(32・2位),パク・ヨンフン(30・3位),チェ・チョルハン(30・5位)のワイルドカード チームで登録した。中国はコ・ジェ(柯潔・18),ス・ウェ(時越・24),ジョウ・ルイヤン(周睿羊・24)の自国ランキング1~3位をシード チームでくくって総力戦に出てくる。63才のニェ・ウェイピン(聶衛平)とクー・リー(古力・32),チャン・ハオ(常昊・39)がワイルドカード チームを設けた。
日本は依田(依田紀基・49),スー・ヤオグォ(蘇耀国・36),ウィ・ジョンチ(余正麒・20)のシード チームと小林(小林光一・63),趙治勲(59),ワン・リーチョン(王立誠・57)のワイルドカード チームで武装した。相談碁の命は'チームワーク'だ。 これは2年前行われたこの大会の前身である珠鋼杯の時も如実に立証された。 3人が心を開いてお互いの知恵を加えれば3人以上のシナジーを見る事ができるがその反対の場合一人で打つより出来ない結果が出ることが相談碁だ。当時決勝で韓国はパク・ジョンファン、チェ・チョルハン、カン・ドンユンが冗談までやりとりするなど和気あいあいとした雰囲気の中で最善の手を見つけて中国を一方的に追い詰めた。 反対に中国はチェン・ヤオイェ、ス・ウェ、ジョウ・ルイヤンなど現役世界チャンプを集めても対話不足、雰囲気梗塞で支離滅裂になったあげく大敗した。 個性、棋風差と自尊心の壁を跳び越えることができなかったのだ。シード チームで出場するキム・ジソクは出場を控えて"おもしろそうなので期待する。 一度経験をしたジョンファンがリードして末っ子ドンフンが自由に意見を出すようにすることが私の任務"といった。 彼は"出国に先立ち集まって練習をすれば多いに役に立つようだ"とも言った。相談碁は個人戦績の集計には入らないけれど各国トップ棋士間で実力の総和を比べるという点で国的名誉が関わっている勝負だ。韓国としては今年中国にたまった借金を返す意味もある。一方大会期間中には盲棋(目隠し碁)多面打ち世界記録挑戦行事も一緒に開かれる。



