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[夢百合杯]ニューフェース プロの残念な理由

ソン・ジフン初段、整地待つ間に敗北で処理されること当該 
誤認した運営要員が差し出した勝敗結果用紙にサインした事が裏目に出る

統合予選二日目にハプニングのような敗北のニュースが伝えられた。 残念な理由の主人公はソン・ジフン初段. 今年1月復活した研究生入段大会を通じてプロになった17才ニューフェース棋士だ。 中国の21才新鋭チェン・ハオと対決したソン・ジフンは駄目を埋めて整地を待つ間に敗局で処理されるくやしい体験をした。 

理由はこうだ. 駄目までみな置いたソン・ジフンが整地をするのに先立ち対局時計を停止させたが、その瞬間対局結果をチェックする運営要員が近づいてきて紙を差し出して署名することを要求した。 ソン・ジフンは内容がよく分からないままに思わずサインをしてしまい、その紙(結果)には自身の敗北を認める内容が含まれていたことを後ほど知った。

この囲碁はその後復碁を経て数えた結果ソン・ジフンが1目半勝ったことが明らかになった。 要するに事件の発端はソン・ジフンが対局時計を停止させる行動を運営要員が投げたこととして誤認したところから始まった。 

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▲ソン・ジフン初段(左側)が中国のチェン・ハオ4段と対局を行っている。 [写真=新浪囲碁]

ソン・ジフンが伝えた現場の状況を詳しく整理してみる。

1)最後の駄目をチェン・ハオが置いた。

2)自身の順序になったソン・ジフンは韓国でそうしたように対局時計の'時間停止'ボタンを押した。

3)その場面を見た運営要員が勝敗結果用紙を持ってきてソン・ジフンにサインすることを要請した(進行要員はソン・ジフンが負けたことと誤認してソン・ジフンの名前のそばに敗者表示である数字'0'を書いて、チェン・ハオの名前そばには勝者表示である数字'2'を書いた).

4)ソン・ジフンは直ちにサインした(中国の統合予選に初めて出てきて何のサインなのか分からなかったといった).

5)その後で復碁をした(復碁をしていた時にも自身が負けていたのか、どんな雰囲気なのか分からなかった).

6)復碁後中国方式で整地をして周辺でソン・ジフンが勝ったとし、自身も勝ったのかと思っていた。

7)暫くして相手方が先に石を収めるかという身振りで私が負けたことかと尋ね、そうであることをその時になってうっすら気づいた。

8)異議を提起しようとしても周辺に通訳がなかった(とても遅く終わって誰もおられなかったようだといった。 整地した時は負けたと思ったという話も、自分が勝ったことを確信しなかったという話もした).

9)周辺にいた年齢幼いプロの先輩達が助けようとしたが言葉が通じないとどうしていいか分からないといった。

10)そのようなうちにチェン・ハオが石を片付けて行ってしまった。

このような事実はソン・ジフンが宿舎に戻った後ホテルのロビーで色々な人に伝播され,この事実を伝え聞いた現地のユ・チャンヒョク監督が中国棋院に直ちに異議を提起したが"本人が結果にサインしたので終わった事案"という返事と共についに勝敗が変わらなかった。

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▲初めて出場した中国主催の統合予選で忘れることのできない経験をしたソン・ジフン初段. 今しがた入段した17才新鋭棋士だ。 "今回のことで今後の対局に影響を及ぼすならば勝負師としてのメンタルが弱いのではないですか"といった。

今回のことは選手本人に根本責任があったとしても色々な面で残念だ。 その当時の現場に主催側通訳要員が常駐していなくて事情を伝える道がはるかに遠かった。 石を投げたこととして独断した運営要員の過失によって派生した点というものも否めない。 万一、勝敗が間違って表記された結果用紙にサインした場合にも全面的に選手の責任であろうか。

ソン・ジフンは"時計を一時停止したのが敗着であるようだ"として苦々しいといった。 中国はみな置いて投げる棋士も多くて誤解が生じたようだという話だ。 

"私も当然間違った事である"というソン・ジフンはその一方で"良い経験をしたと考えるがなめらかでない運営に対してはくやしい"という本音をうかがわせた。 

"サインをさせた運営要員もそうで(審判ではなかったらそのまま勝ったから),国際大会にて通訳が最後まで席を守らない点も残念だ"ということだ。 選手個人の苦い経験を越えてそれ以上の反面教師にならなければならない'事件'だ。

この対局はこの日72対局を置いた男子プロ組8強戦中で最も遅く終わった程に長時間熱戦を行い、ソン・ジフンにはプロ入段後初めての自費出場の中国遠征隊局だった。  
 
原文記事:ハンゲーム - 楽しい、カンマ、Goハンゲーム! 

参考リンク:【韓国KBS杯】ソン・ジフン、ウォン・ソンジン折って32強 : 【15】 



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