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[Let’s Run PARK杯]イ・セドル、4冠王に上がる

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▲イ・セドル9段がカン・ドンユン9段と繰り広げた決勝3回戦を2-1で勝利してLet’s Run PARK杯の初代チャンプに上がった。 あわせて保有中であるTV囲碁アジア選手権・囲碁王戦・マキシム杯と一緒に4冠になった。
 

2014Let’s Run PARK杯決勝3回戦最終局
イ・セドル、今年最後のタイトル握りしめる 

やはり乱戦での結論はイ・セドルだった。 済州(チェジュ)で全て終えられない勝負を最終局まで引いてきたイ・セドルが結局カン・ドンユンを制圧してLet’s Run PARK杯初代チャンピオンに登板した。 

27日韓国棋院4階本戦対局室で広がった2014Let’s Run PARK杯 オープン囲碁トーナメント決勝3回戦最終局でイ・セドル9段がカン・ドンユン9段に162手中押し勝ち、1局勝利とともに総合成績2勝1敗で優勝した。 序盤には不利な形勢に置かれたが乱戦に導いて勝負をひっくり返した。 

局後イ・セドルは"済州島(チェジュド)決勝1,2局当時コンディションが良くなくて全敗しないだろうかと心配したが1勝1敗で終えたのが優勝まですることになった原動力になったようだ"としながら"1局は逆転勝ちしたが2局は有利だった囲碁なので惜しい点が多かった。 3局も容易でなかったが終盤のカン・ドンユン9段がとても無気力だった"と話した。 

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イ・セドルは保有中であるTV囲碁アジア選手権、KBS囲碁王戦、マキシムコーヒーー杯とともに国内最多である4冠王に上がった。 そして2014年最後のタイトル戦を優勝に導いて優勝賞金8000万ウォンを追加、年間賞金14億ウォンを突破して新しい記録を作成した。 従来までの年間最多賞金は2001年イ・チャンホが稼いだ11億2000万ウォンだった。 

一方カン・ドンユンは昨年4月十段戦優勝以後20ヶ月で優勝狩猟に出たがイ・セドルに詰まって次期に約束することになった。 イ・セドルとの相手戦績でも12勝21敗で少し広がった。 

今年新設された2014Let’s Run PARK杯の賞金は優勝8000万ウォン、準優勝2000万ウォン、制限時間は1時間(秒読み1分1回). 優勝者および準優勝者に対する授賞は今後開かれる。

■決勝3回戦戦績
対局 勝者 敗者 結果
第1局 12月22日    ○イ・セドル9段    ●カン・ドンユン9段     216手,白中押し勝ち
第2局 12月23日    ○カン・ドンユン9段    ●イ・セドル9段     279手,白1目半勝ち
第3局 12月27日    ○イ・セドル9段    ●カン・ドンユン9段     162手,白中押し勝ち


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▲優勝インタビューを受けているイ・セドル9段. "今年の点数を付ければ今回の優勝もあると70点程度を与えることができる。 顧みれば三星火災杯が最も惜しい。 内容も良かったのに…. 来年には世界大会が4つ程度開かれることは分かるので2つ程度は優勝したい。"

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▲苦しむカン・ドンユン9段.

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▲読みに没頭しているイ・セドル9段.

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▲二人の棋士の復碁に立会人ペク・ソンホ9段が疑問点を尋ねている。

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▲復碁のうちに出てきた形. イ・セドル9段は"右辺処理をこうしたら黒がより良くなかったか"とのこと。

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▲ついに逆転劇を広げることが出来なかったカン・ドンユン9段. "良い囲碁を力がなく崩れてしまった"というイ・セドル9段の評があった。

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▲全盛期に劣らない歩みを見せているイ・セドル9段. "来年には世界大会で2つ程度の優勝カップを握る"という抱負を明らかにした。

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2014Let’s Run PARK杯決勝3回戦第3局
○イ・セドル9段vs ●カン・ドンユン9段
結果:イ・セドル、162手白中押し勝ち

"125がとんでもない手であった。 126に置いてチャンスがきたと考えた"というイ・セドル9段.
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この手で中央方面に置いたら黒が良かったという評だった。 
 
 
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