[ムンヨンジクの囲碁散歩]国家常備軍の月... "生活単調になって集中うまくいきます" - 中央日報 

[ムン・ヨンジグの囲碁散歩]国家常備軍1ヶ月… "生活が単調になってうまく集中できます"

週5日出退勤… 7時間共に研究
後輩"上手と対局機会有難いです"
4泊5日江陵(カンヌン)現地訓練も行ってきて

 
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▲イ・チャンホ(中)9段が、去る11日江陵(カンヌン)ラカイリゾートで第19回LG杯世界大会16強戦を国家常備軍と共に検討している。[写真サイバーオロ]

 

“そのまま歩くだろう。”イ・チャンホ国手の淡々とした語り口に皆“ワ~”と笑い出した。

 第19回LG杯世界大会32強戦が開かれた去る9日午後江原道(カンウォンド)、江陵市(カンヌンシ)ラカイリゾート(Lakai Resort) 2棟265号室. 囲碁国家常備軍訓練現場だ。 若い棋士が監督ユ・チャンヒョク(48) 9段と技術委員イ・チャンホ(39) 9段を囲んで話を交わした。

 後輩の質問が多くされた。

 -対局で負けた時ストレスをどのように解きますか。

 “そのまま歩きます。 特別な方法はないです。”(イ・チャンホ)

 -勉強をどのようにしなければなりませんか。

 “納得するまで研究して、研究して答えを探さなければならないですね。”(モク・ジンソク・34・9段)
 “勝敗を忘れて内容を学ぶようにしなければなりません。”(イ・チャンホ)

 -マンネリズムに陥る時どのように克服しますか。

 “それでもよく置く人をまねてはいけません。”(ユ・チャンヒョク)

 国家常備軍はこのような先後輩間の対話で江陵(カンヌン)現地訓練(8~12日)を終えた。 訓練は多彩だった。 五台山(オデサン)国立公園内癸方山に登ったし。 LG杯32強戦と16強戦も検討した。 一手10秒早碁大会も開いて手味も正確に見た。

モク9段とチョ・ハンスン(32) 9段は深夜に5km離れた大型マートまで行ってきた。 ナッツ類や果物などおやつを買ってきて後輩の健康を維持した。

 訓練は侮れなかった。 共にする時間だとひたすら楽しいはずがなかった。 午前7時30分食事に遅刻した朝寝坊もいたし、多数が集まる席を苦しがる内省的な友達もいた。 そのように訓練は進行されたし常備軍は再びソウルに戻った。

 国家常備軍がスタートしたのは先月7日. いつのまにか一ヶ月が超えて流れた。 若い棋士はよく適応しているだろうか。 一般的に囲碁棋士は縛られる事が嫌いで、変化を恐れるほうだ。

 “本当にそこまで訓練しなければならないのですか?”ユ監督に常備軍に選ばれた後輩が一様に投げた質問だ。 男女A・B・C 3チーム合計30人で構成された常備軍は毎週月~金午前10時から午後5時まで共に研究する。 中国・日本との自尊心競争で勝つためだ。 中国には‘国家代表チーム’が、日本には‘GO・碁・ジャパン’がある。

 窮屈な訓練日程に不満もなくはない。 だが“中国に押される最も大きい原因は棋士の少ない勉強”のためというユ監督の判断に棋士が次第に共感する。 早朝出勤と遅い夕方退勤が自律的になされている。 “共感も高まったが同質感が大きくなったのがもっと大きい力”という戦力分析官キム・ソンニョン(38) 9段は棋士の自発性に大きい期待を表わした。

 若い棋士の所感を聞いてみた。 “苦しがる友達もいますね。 しかしだんだん明るくなっています。” 18日午後1時ソウル、弘益洞(ホンイクトン)韓国棋院4階で会った国家常備軍Bチーム ハン・テヒ(21) 4段の話だ。 Cチームのオジョンア(21) 2段は“上手との対局機会が多いことが有難くて勉強するのが楽しい”とした。

 謙譲や儀礼的な言葉はなかった。 何より驚くべきである点は棋士が節制を学んでいっているという点だ。 イ・ジヒョン(22) 4段は“(一週間ずっと棋院に出てくる理由に)生活が次第に単調になるのが良いです”といった。 オジョンア2段も“そのとおりですよ、よく分からなかった規則的な生活の楽しみが分かりました”と加勢した。


 国家常備軍はますます強まる中国囲碁を越えるために導入したシステムだ。 韓国囲碁で見られなかった実験だ。 まだ今しがたあんよを始めたことに過ぎないが韓国囲碁の新しい文化を作っていくことができるという可能性が伺えた。 イ・ジヒョン4段の言葉が耳に残った。
“生活が次第に単調になるのが良いです。”

ムン・ヨンジグ客員記者