タイジェム - 大韓民国1位囲碁サイトTYGEM.COM
あらためて、超一流の読みについてイ・セドル-ヤン・ディンシン半目攻防に関し▲ 18日イ・セドルが中国リーグ今期初出場してヤン・ディンシンに半目を勝ち取った。18日日曜日午前9時.家の近所の公園で運動をしていた。国家代表チームで戦力分析官として仕事をして見たらいつのまにか思わず朝型人間になっていた。偶然スマートフォンでタイジェムに入ってみると10時30分に中国甲級リーグ3ラウンド中継が予定されていることを知った。広西の主将イ・セドル(一勝負勝利時1700万ウォン契約)が今年初めての先発登板をするのだ。 相手チームはちょうど古力が属している重慶. 戦力が弱い広西は当然イ・セドルが主将戦に出てくるから重慶(古力、王檄、謝赫、杨鼎新)は古力を主将戦に送りだせば10回戦5局(5月25日)の前哨戦にすることができた。 しかし最近10回戦での古力の2連敗後2連勝の良い雰囲気を勘案して配慮したことか、でなければイ・セドルを避けて3-1戦略を持ち出したことかは分からない。 とにかく相手は中国13位であるヤン・ディンシン(16)が出てきた。ヤンディンシンは国家少年隊の基準である98年生まれの国家少年隊だがすでにタイトルをとったことがあって現在国家代表で活動している。 8才の時にチェ・チョルハンとのソクジョム(3子?)囲碁で勝利するほど天才的才能を認められたヤンディンシン. 96年生まれ世界タイトル保有者デュオであるミ・ウィティ、 パン・ティンウィを最も威嚇する棋士として中国では皆ヤンディンシンを挙げている。 同じ年頃では韓中日の中で最も先んじている。この囲碁が気になってタイジェムにお願いして解説を引き受けた。 制限時間2時間45分1分秒読み5回、昼休みがあった。 内容はこうだ。 序盤からヤンディンシンの厚みに押されたイ・セドルは打開にすべてを賭ける。 中盤頃にはグロッキーに追い込まれたが30目の大石を捨てて絶妙な妥協策を持ち出して形勢を反転させた。 だが厚みを利用して追いかけてくるヤンディンシンに再び逆転の危機に陥った状況で二人の棋士ともに1分秒読みに入った。
▲ヤンディンシン
▲天才ヤンディンシン(16)は1,3を置いて勝利を直感しただろう。
(参照図1)多分ヤンディンシン(黒)は1,3の瞬間逆転したと感じたか分からない。ヨセではイ・セドル(白)が乱調を見せていてこの程度なら充分だと感じたかも知れない。その刹那1分も過ぎない頃、白4が置かれた。死んだものだと思った白の頭が這って出たのだ。解説をしながら目を疑った。この手が可能なのか?結局この囲碁は白4の生かした点で勝負が決定された。 続いたヤンディンシンの執念もすごかったが最後に半目をひっくり返せなかった。 夕方6時最も遅く終わったこの局を見て10回戦5局を控えて集中力が帰ってきた感じを受けた。この日チョ・ハンスン、パク・ジョンファンが勝利したが成都のイ・ドンフンはシン・ジンソが所属した山東(サンドン)の国家少年隊ティン・スシュン(98年生まれ)に敗れた。 山東(サンドン)は有望株であるシンジンソとティンスシュンをかわるがわる起用する確率が高い。4ラウンド5月22日競技にはシンジンソが出場する。
山東(サンドン)のホーム競技だがサブ スポンサー契約を通じて中国第一名山であるハンサンで行われるという。 ホームチームは自分たちのホーム競技を自ら販売することができる。 西安チェ・チョルハンの場合にはチームが不動産開発会社であるためにアパート モデルハウス、チョ・ハンスンはアウディ自動車売り場で試合したことがある。
▲韓国の若い少年棋士がイ・セドル-ヤンディンシン対局を研究している。 左側からシン・ジンソ、ソル・ヒョンジュン、ハン・スンジュ. (写真を撮れないで陳謝~)
その翌日19日朝9時20分.国家代表室に一番最初にハン・スンジュが現れた。訓練時間は10時だが30分前に出てくることが習慣になるようだ。多分前日夜の囲碁リーグ勝利(vsキム・ソンジン)が彼をさらにはやく出てくるようにしたかもしれない。自慢することが明らかで(?)前日の囲碁は知らないふりをした。9時40分. シンジンソ、シン・ミンジュン、ハン・テヒまで結構数人が集まるとすぐに前日イ・セドル-ヤンディンシンの囲碁が再び話題になった。 (参照図2)
シンジンソは白が這って出る時、黒1で白が捕えられたといった。 味は悪いが運が向きはしないということだ。 'いや、こんなことが?' まさかこんなに味が悪いが何もできないということが信じられないという表情. あまりにもシンジンソが自信を持って話すとすぐに真剣に研究し始めた。
▲諸説乱舞したシンジンソの参照図.中央空間が広いものではないから実際にしてみるほどの変化が多くはない。ところがハン・スンジュが白2,4を発見した。二手を理解するにはひとまずタイジェム5段以上の実力はなければならない。一目でわかる程容易な手でないためだ。
解説して変に感じた白7で置くヨセをなぜはやく交換しないだろうかと思う点もはじめて疑問が解けた。 白6が先手になってこそ8のハネコミが絶妙になる。 引き続き白14までは一本道で天地大コウ(負けた方が非常に大きな損害になるコウ)になる。
果たしてイ・セドルがこの事を読んでいたのだろうか? もし読んでいたとすれば何手前からだろうか。 彼は最後の1分秒読みに入っていた。 もちろん以前から狙っていたとすれば十分に可能だ。 さらにあきれたのは予想できない手にあえば誰でも精神が戸惑う。 さらには逆転に成功したと考える頃このような手にあうならば衝撃がもっと大きい。どうせ手が後になると考えたとすれば黒1に置くことがヤンディンシンは当然だ。 ところが結局この囲碁を半目勝負で作ったので相手が手を知っていると考えてその渦中に数えまでしてみて最後の1目を儲けて逆転するという決心したのだ。1分以内にその全てのものを計算するということが可能なのか。 プロである筆者が訊ねたいほどだ。 確実なのは検討する立場で時間が多いシンジンソも読めなかった手を二人の棋士は明らかに1分以内に全部読んだ。 冷静にその手を狙っていたからイ・セドルは数分よりあったと仮定するが、本当に不思議なのはヤンディンシンだ.この頃幼い棋士は死活勉強に熱心だ。 早碁が多いから短い時間にこのような読みを成し遂げるには難しい死活を解いて能力を育てなければならない。 国家代表の責任を負っているユ・チャンヒョク監督も選手たちに地下鉄や移動中にも常に死活問題を考えて時間を惜しめという言葉をいっている。 囲碁で人間の限界は果たしてどこまであるのか。 超一流の読み能力を正しく見た一勝負だった。TYGEM /キム・ソンニョン