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最新の世界ランキング記事はこちらです。(2014年7月分)

【世界ランキング】2014年7月分(1位パクジョンファン、2位キムジソク、3位時越、5位井山) : ○● 


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日本の囲碁、「井山裕太」だけ見える!
 

日本囲碁、'イヤマユウタ'だけ見える!
新鋭は'一力遼'1人だけ目立って

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▲日本の希望、イヤマユウタ9段が11月11日仁川(インチョン)で開かれた第18回LG杯8強でチョニャオイェ(左側)と対抗したが'世界囲碁の厚い壁'を繰り返し確認しなければならなかった。 日本囲碁はいつまで沈黙するだろうか。 復活することができるだろうか。


日本囲碁が国際舞台であまり活躍できない事がもう数年になった。 この間に国際戦で日本の棋士が16強に一人も上がることができない場合が多かった。 これに対し記録と統計分析を通じて日本囲碁の現況と問題点を調べることにする。 結論から話せば、独歩的にそびえ立ったイヤマユウタ9段の下に注目するほどの新鋭棋士だと一力遼2段ただ1人程度見えるだけだ。 日本囲碁の現在と未来を診断してみた。 




日本最上位棋士

先に2013年11月の世界ランキング基準として日本の上位棋士15人を <表1>に記した。 イヤマが他の棋士より点数が飛び切り高い。 彼が他の日本棋士より優れるということは日本7大棋戦のうちで十段戦だけ除いたすべてのタイトルを握ったことでも知ることが出来る。 

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▲ <表1> 日本上位15人

年齢分布を見れば10代1人、20代3人、30代8人、40代2人、50代1人だ. このような年齢分布がまさに日本囲碁の問題点だ。 新人強者はイヤマしかいなくて、彼も24才になった。コウイソとムラカワが若い軸に属するが、彼らは国際舞台での活躍が貧弱だ。 唯一の10代である一力遼はやっと15位だが、彼の点数は韓国の119位に該当する低い点数だ。

このように10代、20代は珍しくて残りの大部分が30代だ。 その上40代と50代である棋士も15位中に入っている。 趙治勲が56才の年齢で10位に上がったのが個人的にはすごいが大きく見ては日本の新人の実力不足を雄弁に語っている。 

イヤマを除いては同じ人々が日本上位グループを何年もの間占領している。 これを見るために2005年度の日本7大棋戦の決勝を <表2>で調べよう。


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▲ <表2> 日本7大棋戦の2005年度決勝結果

<表2>と <表1>を比較すると、次の事実を見ることができる。 2005年にタイトル舞台で活動した10人の棋士のうちで年齢が比較的多くの4人(小林覚、趙治勲、王立誠、依田紀基)を除いた6人が現在も日本上位グループにそのまま残って2位から7位までを占めている。 去る8年の間に新人強者として登場した棋士はイヤマ1人しかない。 これが日本囲碁が振るわない主な原因だ。

下[図1]に日本最上位棋士の2011年初めから今までの点数変化を描いた。 イヤマは2012年に最上の点数に上がって今年に入って若干降りてきたわけだ。 しかし彼の点数は他の棋士の点数より飛び切り高い。

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▲ [図1]日本最上位棋士の点数変化

張栩は2011年初めには最も高い点数を持ったのに今は多く降りて4位だ。 2011年初めから2012年中間まで5位であったタカオシンジが今は2位になった。 他の棋士の点数が降りて行ったが彼の点数は特に降りて行かなかったためだ。 

ムラカワダイスケは一時浮び上がる新鋭で期待を受けたりもしたが23才になってもまだ上位圏棋士を追い越せなくて立ち止まっていている。

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▲日本囲碁の最強者は断然井山裕太)9段だ。 彼は去る10月第38期日本名人戦挑戦7回戦5局で山下敬吾)9段を折って4-1で名人に復帰した。 1位棋戦である棋聖と3位棋戦である本因坊を持っているイヤマは名人タイトルを追加することによって趙治勲以後史上二番目の大3冠を達成した。 イヤマは日本の7大棋戦で十段を除いて皆保有した6冠王、超強者だが国外舞台で名刺を差し出せば地位ががらりと変わる。 世界舞台本戦8強にさえ入ることが難しい存在というだけのことだ。 これが日本囲碁の現状だ。


 

日本新鋭

先立って <表1>16才の一力遼が15位に上がってきたのを見ることができる。 日本にそのような新鋭有望株がもっといるのか? 

下 <表3>近年に入段した新鋭のうちで点数が比較的高い棋士を書いた。 六中4人10代なのに、点数は別に高くない。 一力遼の点数は韓国の119位棋士と同じで、ソン・マコトの点数はキム・ミリ、キム・ヘリム、キム・ウンソン、などの点数と似ている。

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▲ <表3> 日本新鋭棋士

※なんとかヒロキだけわかりませんでしたごめんなさい。ムラマツ?
あとモトキカツヤがずっとモトキが名前でカツヤが苗字だと思われてるぽい。
 

<表3>新鋭中で点数が高い一力遼、ソン・マコト、モトキカツヤの点数変化を下[図2]で調べよう。 昨年終わりにこれら三人の点数が全部降りて行ったが、一力遼の点数は今年に入って大きく上がっていった。 しかし残りの二人の点数は今年別に上がらなかった。 <表3>残りの棋士の点数も大きく膨らむ傾向を見せない。結論的に日本新鋭棋士のうちで一力遼にだけある程度期待をかけて見ることができる。 

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▲ [図2]日本新鋭の点数変化

一力遼の今年下半期の戦績を下 <表4>で調べよう。 彼は19勝3敗の良い戦績をおさめたし、阿含桐山杯と十段戦の本戦に上がった。 名人戦では最後の段階でコウイソに負けて名人戦リーグに上がることができなかった。 何日か前にはフジタ アキヒコをはね除けてアルミ杯で優勝した。 (アルミ杯は30才以下、6段以下の新人だけ参加することができる。) このような結果から推察する時、一力がその名前のとおり‘ある力’を使うことになるものと見られる。 


 

一力遼以外に注目するほどの新鋭棋士で台湾出身であるヨウチトウ(1998年生まれ、2012年入段)がいる。 彼は50対局を満たすことができなくてまだ臨時点数を有しているが非常に点数が高くて、今年26勝8敗の良い成績をおさめたし、農心杯代表選手に選ばれた。




日本囲碁に対する展望

今の傾向で日本囲碁を展望してみれば絶望的だ。 5年後になれば現在の上位グループ棋士の実力はしばらく減ることになるが彼らに代わる新人が出てこないのでほとんどが上位10位中に残っているだろう。 彼らの他にムラカワダイスケと一力遼とヨウチトウ程度が上位10位中に入ることになるだろう。 これらとイヤマの実力差はあまりに大きくてイヤマがすべての重要棋戦のタイトルをさらうことになるだろう。 もしそうなるとイヤマはすべての棋戦に出場することが時間的に難しくなることで結局小棋戦は避けて7大棋戦にだけ専念する様相で流れるだろう。 

日本は国際戦では今よりさらに低い成績を出すことで、国内棋戦ではイヤマが負けることが大きいニュースになるだろう。 イヤマが7大棋戦をみなさらうといっても世界囲碁の地図で見るなら大きいニュースの種でもない。 “今年もまたそうなったよ!”という程度であろう。
 

こういう暗たんたる展望を変えるには棋才ある子供たちを囲碁志望生に引き込むことしかない。 現在の棋士だけ持って、現在の制度をずっと維持する限り日本囲碁は沈滞の道を抜け出すことはできない。

[518640]ichiro

▲日本囲碁が国際競争力を回復するには何よりも一力遼と同じ位有望な囲碁志望生をたくさん囲碁界に引き込まなければならない。





結ぶ言葉

日本上位棋士中で最近たくさん発展した棋士はイヤマだけだ。 ムラカワダイスケが一時期待を受けたが、23才になっても最上位グループに組み込めなくて立ち止まっている。 彼が国際棋戦で大きく活躍することは期待し難い。

一力遼が新鋭中では点数が高くて増加していて今後期待してみるに値する。 昨年に入段したヨウチトウも注目するに値する。 これ以外には期待をかけるほどの新鋭が見られない。

日本で毎年新しい入段者が出てくるが、彼らの中で頭角を現わす新鋭は非常に珍しい。 これは日本棋院が碁の才能がある子供たちを囲碁志望生で引っ張ることができなかったためでこれが日本囲碁が没落した主な原因だ。 キタニ道場を通じて排出された人材が一刻節日本囲碁を勝手気ままにしたが、キタニ道場が門を閉める時にそれに代わる人材の調達方法を探すことができなかったのが日本棋院の重要な失敗要因だ。 

ここで韓国棋院が得る教訓は何か? 碁の才能がある子供たちを囲碁志望生で引っ張ることができなければ百薬が無効だ。 したがって棋才ある子供たちが囲碁を志望しない要因が何か見回すことが重要だ。 

筆者が見るには現在の入段制度が大きい障害物だ。 しばらく18才が入段上限年齢でしたが、もうそれもなくなって入段競争が年取っても続いている。 これは入段しようとする囲碁志望生に途方もない時間とお金の投資を要求していて、それに比べて帰ってくる代価は小さくて、入段に失敗した時他の進路を探すのが難しくなって危険負担は非常に大きい。 合理的思考を持つ両親ならば当然子供にプロ棋士を推奨しないだろう。 

解決策は入段年齢の上限線を何年か転換期を置いて15才に下げることだ。このようになれば囲碁志望生の投資費用がはるかに減ることになって、入段に失敗しても囲碁勉強で実らせた集中力を活用して学業に熱中すれば他の進路が探しやすくなり危険負担が大きく減る。

現在のように20才を遥かに越える時まで入段にぶらさがってそれをあきらめるというのは方向を180度ねじる事で非常に難しくなる。しかし選択年齢帯を下げればたとえ囲碁勉強にオールインしても進路を変えることができる幅が広くて、このように進路を変えた人材が各界各層に進出して活動すれば囲碁に対するイメージも良くなるだろう。[文¦ペテイル]

[518640][518640]baetail
 

 [518640]2013-11-20-06

一力の今年下半期の成績表もあったんだけどめんどくさいから翻訳しません。すいません。