CYBERORO
棋譜記録担当者が消える?!
映像認識して棋譜変換する無人システム登場

入力者:キム・スグァン 2018-03-23午後05:21 


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棋譜記録担当者が大いに悲しむニュースが出てきた。 映像を分析して棋譜を作る無人システムが開発されたのだ。 

対局を小型レンズで撮影して、有線または、無線(Wi-Fiなど)でノートパソコンに伝送する。 ノートパソコンの中では映像を分析するプログラムが動作して映像情報をデジタル棋譜に変える。 ファイル形式はこだわらないので、サイバーオロホームページで閲覧可能な棋譜形式も支援する。 

映像は必ずしもリアルタイムで伝送する必要がなく、携帯電話でとった映像でも後で棋譜として製作することができる。

映像は対局盤上からの姿でなく、斜め側から見た角度でも関係ない。 斜めからの映像を棋譜として作るにはより高い技術力が必要だ。

映像を認識して棋譜に変換する技術を実用化したのは歴史上初めてだ(これまで似た技術があったがエラーなどで実用化は難しかった)。 

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▲映像をとらえるカメラ。 カメラの種類は問わない。

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▲垂直に盤上を撮るとすれば設置が容易ではないが、似た角度からでも映像認識を問題なくやり遂げる。

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▲石が交差点に打たれていなくても後で対局者が石の位置を訂正すれば、自動でシステムでも訂正される。


国内研究チーム オフェンソフト(代表ホ・ギョンソク)が開発した。 これまで国内外で無人機に対する試みが数回あったが精度が落ちたり、センサーが装着された碁盤を製作しなければならなかったりして、費用が大きく発生するなど実際の適用に制約があった。 

今回の映像認識棋譜変換システムは人が記録することに比べてお金があまりかからず、精度が高くて公式対局や一般囲碁教育施設の対局記録に広く活用されることができるものと見られる。 

22日、ソウル馬場路(マジャンノ)韓国棋院地下囲碁TVスタジオでは映像認識棋譜変換システム試演が進行された。 囲碁TV関係者たちはTV中継に組み合わせやすいとみて、試演を興味深く見守った。 

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▲試演場面。

映像認識棋譜変換技術は両対局者の手が碁盤の上で交差して速い速度でコウを取り出す場面でも全く間違わない精度を見せた。

碁石が交差点に正確に位置せず、若干はみ出していれば最も近い交差点に臨時に位置したまま棋譜が保存された。 対局者がこれを修正すれば棋譜も同時に修正された。 

最も重要な精度を調べればエラー率が0.01パーセント未満だ。 100%に近い。

エラー率1%だけあっても致命的だ。 わずか数ヶ月前の値で精度が97~98%ほどだったので研究陣が困りきったという裏話だ。 

完ぺきに見える技術であるのだが補完する課題は残っているという。 強い直射光の前では無用の物になるということだ。 黒石も白と認識される余地があって映像分析は内部で絡まる。 こうすればまともに棋譜を作成することはできない。 だが、多くの対局が室内で進行され、強い日光を避ける方法は多様なのでこれを克服する方案は近い将来出てくると期待されている。 

初めにアイディアを出した人は現プロ棋士会会長であるソン・グンギ5段だ。 彼は“3年前、研究生時期の棋譜を見つけてみようとしたのだがまったく探せなかった。 棋譜を見つけるのが難しい過去の囲碁も多い。 棋譜作成を簡単にしてこそ棋譜がよく残せることとして、報告映像認識開発を依頼した”と明らかにした。 

映像認識棋譜変換システムは、4月に開幕するナショナル囲碁リーグ対局から適用される予定だ。 
原文記事:CYBERORO