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[AIオープン] '囲碁最高手'に向かった人工知能の大戦

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▲人工知能囲碁が行う世界大会が16日、中国内モンゴル自治区で開幕して17日まで優勝競争を行う。 韓国からは'DolBaram'が出場して上位入賞を狙う。


中信証券杯第1回世界人工知能囲碁オープン戦 
12チーム出場…韓国'DolBaram' 3勝2敗で8強行

'囲碁最高手'の席をかけて人工知能(AI)どうし対決する時代が開かれた。 中国が創設した'中信証券杯第1回世界人工知能囲碁オープン戦'がその舞台だ。 

5000年の歴史の間、囲碁は人間の専有物だったが昨年GoogleディープマインドのAlphaGoが登場して人間代表との対決で相次いで勝利した以後、世界各国がAI囲碁開発に拍車を加えてついにAI間の対決が本格点火された。 

16~17日、中国内モンゴル オルドスで開催される今回の大会はAI囲碁世界選手権大会の性格を帯びている。 賞金総額は50万中国元(約8500万ウォン)に達する。

優勝賞金は20万中国元(約3400万ウォン)、準優勝賞金は10万中国元(約1700万ウォン)だ。 UEC杯(優勝約300万ウォン)等、いくつかのコンピュータ大会があるが賞金規模では今回の大会と比較にならない。

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▲ 'DolBaram'と'OracleWQ(先知囲棋)'の1ラウンド。 対局はコンピュータ画面に現れた人工知能の着手のとおり人が碁盤に打つと、相手側で再びコンピュータに入力する方式で進める。 左側入力者はDolBaram開発者イム・ジェボム代表。



初めての大会には7ヶ国12チームが参加した。 韓国のDolBaramをはじめとして中国のFineArt(絶芸)・YilTianrang(天壌囲棋)・Abacus(神算子)・OracleWQ(先知囲棋)、日本のDeepZenGo・AQ・Rayn、台湾のCGI、アメリカのMuGo、ベルギーのLeela、フランスのGolois。 イ・セドル9段に4-1、コ・ジェ9段に3-0で勝ったAlphaGoは出場しなかった。

初日である16日には5ラウンドにかけた予選リーグを行った。 抽選で1ラウンド対戦を定めて、2ラウンドからは似た勝数どうし対決していく方式だ。 制限時間は各自30分タイムアウト制。



-台湾CGI、予想破って5連勝で予選1位
-中国絶芸4勝1敗、日本DeepZenGo3勝2敗
-17日8強トーナメントで優勝競争

DolBaramは3勝2敗を記録した。 1・3・5ラウンドに勝ち、2・4ラウンドでそれぞれ日本と中国の人工知能に負けた。 対局を観戦したプロ棋士はもう少し安定的に成長したが相変らず補完する点が多いという評を出した(開発者イム・ジェボム代表は最近国内プロ棋士に勝ったこともあると明らかにした)。 



予選1位は予想を破って台湾のCGIが占めた。 2ラウンドで330手接戦終わりにDeepZenGoに白で半目勝ちし、4ラウンドで308手で絶芸を中押し勝ちで破るなど5戦全勝をおさめた。 CGIは、3月の第10回UEC杯では8強でDeepZenGoに敗れた後、7・8位戦でDolBaramに勝ったことがある。

AlphaGoの次に強いAI囲碁と評価されてきた絶芸は4勝1敗で2位に上がった。 パク・ジョンファン・ミ・ウィティン・井山9段と競ったワールド碁チャンピオンシップ出場でさらに有名になったDeepZenGoは、絶芸に負けて3勝2敗で予選リーグを終えた。 とんでもないほど顕著に落ちる水準未達のプログラムもたまに見えた。

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▲人工知能間の対決では休息が不要なのも特徴。 騒々しくても関係ない。 一日五対局ずつを消化した。



1~8位を占めた8チームは17日に続行される決選トーナメントに進出した。 8強トーナメントは予選成績により1-8位、4-5位、3-6位、2-7位の対戦で進行される。 制限時間は各自30分、秒読みは30秒10回。 

一方、優勝者は'人工知能囲碁チャンピオン'タイトルを受けて18日に人間強者とイベント対局を行う(制限時間2時間30分、秒読み30秒10回)。 今回の大会は国際囲碁連盟が主催して中国の中信証券が後援して中国囲碁協会と内モンゴル自治区体育局、オルドス市人民政府が主管する。 
原文記事:HANGAME 


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