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[AlphaGo]涙流したコ・ジェ… "AlphaGo自らの対局を公開する"

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▲対局中にコ・ジェ9段が苦しさに勝つことができなくてメガネ越しに涙を拭いている。


コ・ジェvsAlphaGo'囲碁の未来サミット'閉会 
ハサビス"AlphaGo自らの対局を公開する"

コ・ジェ9段が最終局まで敗れ、総三対局の対決を広げた'囲碁の未来サミット'は人工知能AlphaGoの3連勝で幕を下ろした。 進化を繰り返したAlphaGoは、人間が越えるにはすでに巨大な壁になっていた。

対局中にずっと頭をおおって頭を左右に振って時間を湯水のように使ったコ・ジェは、ついに敗色が濃くなった後半には目がしらを赤らめた。 対局中に席を外してトイレに立ったコ・ジェは10分後に帰ってきてはメガネ越しに涙をふく姿が画面に捕えられることもあった。

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▲対決所感をいうコ・ジェ9段。

局後の記者会見では、"AlphaGoは完ぺきだった"という話を数回もした。 "AlphaGoがとても冷静で碁を打つこと自体が苦痛だった"とも話した。 "今後も碁を打つだろうが、人間と対局する時より楽しかった"とも話した。

コ・ジェの父は現地放送会社とのインタビューで、"息子はプレッシャーのために前夜寝ることができなかった。 悪い形勢に耐えられず、対局中にトイレに走って行って泣いたようだ"と聯合ニュースが伝えた。

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▲対局中に感情を隠すことができなかったコ・ジェ9段。


1年前、AlphaGoと世紀の対決を行ったイ・セドル9段は、囲碁TVで解説を進めて、"この手は本当に素晴らしい。 本当に考えるのが難しい良い手であるようだ"、"難しい場面でも簡単に簡単に受け流す"としてAlphaGoの手を評した。 

また、"AlphaGoが技術的に向上したということより安定的に進化した。 おかしな手は見られない"と話しながらも、"明らかに弱点があるだろう。 完ぺきだと考えないだけにもう一回ぐらいはさらに競ってみることができないだろうか"とする立場を伝えた。

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▲韓国棋院大会場で進行された公開解説場に登場したイ・セドル9段(左側)。 囲碁TV解説をしながら'相談碁'の環境に大きい物足りなさを表わすこともした。 "人間が勝つ確率を極度に引き上げる相談碁なのだが、制限時間も少なかったし真剣に対局を行うにも不快だった"とのこと。

現地で韓国語解説を引き受けたキム・ソンリョン9段は、"AlphaGoの実力を知って始めた大会だったために全般的に人間側が萎縮していたのが事実だ。 何かをしてみようとしたが序盤の格差を克服するのに限界があった"としながら、"序盤の格差を減らすことができるならば十分に部分的な面では可能だと見る"という感想を明らかにした。

中国の著名な人工知能研究者は、"勝利だけを追求するAlphaGoの価値観は囲碁の美学を傷つけた。 AlphaGoの演算構造は囲碁の精神に背く"とした話を聯合ニュースが報道して目を引いた。

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▲グーグル側は行事に参加した棋士に記念牌を伝達した。

'AlphaGoの父'と呼ばれるGoogleディープマインド デミス・ハサビスCEOは、"5日間最高の試合を直接見ることができて本当に光栄だった"として、"AlphaGoは競争相手としてさらに一歩進んで囲碁棋士に新しい戦略を試みて、新しいアイディアを得ることができるようにインスピレーションをあたえるツールになった"と今回の対決を評価した。

あわせて、"今後AlphaGoが囲碁対局をすることはないが、ここ数年間大きい激励と同期付与をくれた囲碁界と協力を継続する"としながら、"囲碁教育ツールを作って囲碁に対してAlphaGoがどう思うかを教えて、囲碁棋士と囲碁ファンがAlphaGoを通じて対局を解釈できる機会を与えるだろう"と明らかにした。

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▲サインした碁盤を持ち上げて見せている。

また、"イ・セドル9段との対局以後AlphaGoは自らの先生になって数百万件の訓練ゲームを通じて持続的に実力を向上させてきた"としながら、"囲碁の未来サミット閉会をむかえて全世界囲碁ファンのための特別なプレゼントを用意した。 ディープマインドは50個のAlphaGo自らの対局を公開する"と話した。

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▲コ・ジェとAlphaGoが対決を行った人間と人工知能'2次大戦'。 グーグルは'囲碁の未来サミット'と名前を付けた。
原文記事:HANGAME 

AlphaGo vs AlphaGo: self play games | DeepMind 



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