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終盤にむやみにさ迷ったDeepZenGo、理由があった
加藤英樹代表"DeepZenGoは1目間違って数えていた"、パク・ジョンファンは1勝

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▲終局後のインタビューに応じているパク・ジョンファン。


パク・ジョンファン9段(24)が、日本第一人者井山裕太(井山裕太) 9段を破って大切な1勝を取りまとめた。 

21日、大阪日本棋院関西総本部で開かれた‘ワールド碁チャンピオンシップ’ 1ラウンドでパク・ジョンファンが井山裕太に207手で黒中押し勝ちした。 


局後インタビューでパク・ジョンファンは“序盤から良くなかったし、上辺処理も良くなくて難しかった。”としながら“左辺で白が守ったら侮れなかったはずなのだが、かえって左辺で黒が成果を上げて勝利したようだ。”と勝因を分析した。

また“ひとまず1勝をしただけなので、コンディション管理を良くして、DeepZenGoの囲碁を入念に分析して2局を準備する”と話した。 パク・ジョンファンは井山裕太との相手戦績でも3勝2敗で一歩先に立つことになった。 

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▲終局直後パク・ジョンファン(左側)と井山裕太が復碁中。

一方関心を集めた‘日本版AlphaGo’のDeepZenGoは中国のミ・ウィティン(芈昱廷・21) 9段に283手で白中押し負けした。しかし終盤まで中国ランキング2位ミ・ウィティンと半目を争う微細な勝負を展開した。 

日本DeepZenGoプロジェクト代表であり尾島陽児さんとともに共同開発者である加藤英樹さんは“DeepZenGoは終盤に一目を間違って数えていた。 形勢判断に錯誤があったとしか思えなかった計算だ。”と話した。 一歩遅れてこれを悟ったDeepZenGoは成立しない手を試みて石をおさめた。

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▲理由が分からず、DeepZenGoは終盤におかしな手を盤上に打った。 これに対しサイバーオロ対局室で観戦した囲碁ファンたちは"誰がちょっと止めなければならないですね"、"運営者呼びます"等、気の利いたコメントをチャット ウィンドウに続けざまに上げた。

 

石をおさめることを決めたのはDeepZenGoではなくDeepZenGoプロジェクトチームだった。 “勝率30%以下に下がればDeepZenGoは自ら石をおさめるように設定しておくのが普通だが(ガイドラインだ)。 今回の大会で興味を倍加させるために、石をおさめる設定をせず、最後まで打つようにした。 石をおさめた瞬間に価値網が現わした勝率は30%前後だった。”と加藤英樹代表は話した。 

これに対して日本メディアの質問は相次いだ。 コンピュータの計算能力に弱点があるということを、簡単に受け入れられなかったのだ。 加藤英樹代表は“中国ルールと日本ルールはほとんど地の計算において似た姿が見られるが、ある場合は1目の差が現れる余地がある。 ところが、DeepZenGoを含む囲碁人工知能プログラムは全て中国ルールで地合計算するように作られている。 

日本ルールで計算させる作業は簡単ではない。 無理に適用させることもできるが、設定を変えれば大きくよじれることもある。 参考までに、AlphaGoもこのような問題の解決を試みたことがあって、やっと解決したという噂を聞いたことがある。 しかしあくまでも未確認情報という参考まで。”と話した。 結局DeepZenGoには宿題が残ったのだ。 

ミ・ウィティンは“中盤に私が失敗をちょっと犯して危険だった。 しかし、終盤はDeepZenGoが改善しなければならない点などがちょっと見える”と話した。 

22日にはパク・ジョンファンvsDeepZenGo、ミ・ウィティンvs井山裕太対決が、繰り広げられる。 サイバーオロはオロ対局室でパク・ジョンファンvsDeepZenGoの対局をユン・ジュンサン9段の解説で生中継する。

フルリーグを行って順位を決める‘ワールド碁チャンピオンシップ’の優勝賞金は3000万円であり準優勝は1000万円、3位と4位には500万円の賞金が関わっている。 制限時間は各自3時間であり秒読みは1分5回ずつ。 



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▲高尾紳路9段と吉原由香里5段が進めた公開解説会。
原文記事:CYBERORO 




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