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パク・ジョンファンと対決控えたDeepZenGo、コンピュータ大会で2位… 1位は?

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▲中国'絶芸(FineArt)'と日本'DeepZenGo'の対決場面。 今回の大会に韓国は'DolBaram'が唯一参加し、日本21個、アメリカ3個、中国2個、台湾2個のソフトが参加した。

第10回UEC杯コンピュータ囲碁大会…中国絶芸優勝 
韓国AI 'DolBaram'は8強で絶芸に27目半敗北

パク・ジョンファン9段をはじめとして、人間代表との対決を目前に置いている人工知能(AI)囲碁ソフト'DeepZenGo′が世界コンピュータ囲碁大会で2位を占めた。 優勝は中国の'絶芸(絶芸・FineArt)'が占めた。

世界最大規模の人工知能囲碁プログラムの競争舞台である第10回UEC杯コンピュータ囲碁大会が、18~19日の両日間日本東京の電気通信大学(UEC)で、韓国の'DolBaram'など30個のソフトが参加した中で開かれた。 大会は初日に変形スイスリーグ7ラウンドで16位までを分決めて、二日目は16強トーナメントで最終順位を争った。

予選リーグでは絶芸が7連勝で1位を、DeepZenGoが6勝1敗で2位を、DolBaramが5勝2敗で9位を記録した。 絶芸は6勝者どうし激突した7ラウンドでDeepZenGoに178手で中押し勝ちした。 DolBaramは2・3ラウンドでそれぞれ日本の'Aya'(予選5位)と'Rayn'(予選4位)に敗れた。

二日目、DolBaramは16強戦で予選8位の日本'Julie'の大石をとらえて中押し勝ちした。 しかし、DolBaramは8強で絶芸に会って331手まで打ったあげく黒で27目半を負けた。 

決勝は絶芸とDeepZenGo間の対決で行われ、絶芸が196手で中押し勝ちした。 右上隅で手を出したのが決定打。 複雑な攻め合いでも1手に5秒もかけずに、てきぱきと打っていった。 予選から11戦全勝の優勝だ。 対局は各自制限時間30分で進めた。 賞金は1位30万円(約300万ウォン)、2位15万円、3位5万円、学生賞5万円。

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▲ 9回大会ではAlphaGoが参加しない中で、DeepZenGoの以前のバージョンである'Zen'が優勝し、フェイスブックが開発した'dark forests'が準優勝したことがある。 DolBaramは5位であった。

一方、韓国のAI囲碁開発が中国と日本に比べて遅れている最大の原因は、大企業が開発または、支援をしないためという指摘が出る。 'DolBaram'は、世界コンピュータ囲碁大会を優勝するなど業界で高い評価を受けているが、テンセントが開発する中国の'絶芸'、日本企業の支援を受ける'DeepZenGo'に追い越されて久しくなった。 

中国の絶芸は、大企業テンセントが100億以上を投資して開発している。 テンセントは今回の大会にエンジニアと戦略企画担当者、広報担当者まで大々的に派遣した。 DeepZenGoのハードウェア仕様は、昨年趙治勲9段と対決した時と同じという理由の一つが資金が充分でないためだと伝えられる。

DeepZenGoは、21日から大阪の日本棋院関西総本部で韓国のパク・ジョンファン9段、中国のミ・ウィティン9段、日本の井山裕太9段と共に'ワールド碁チャンピオンシップ'に出場する。 囲碁大会史上初めて人工知能が参加する大会だ。 4者フルリーグで進めて同率が出てくる場合、優勝決定プレーオフを持つ。

現場でUEU杯を参観した人工知能専門家であるカン・ドングン亜洲(アジュ)大教授は、"DeepZenGoはワールド碁チャンピオンシップで1勝程度を期待している"と開発者加藤英樹さんの話を伝えた。 "制限時間3時間、秒読み1分5回で進めるので、最高級プロ棋士が失敗をほとんどしないため"という説明だ。 

事実DeepZenGoは、30秒の秒読みでトップ圏プロ棋士らとインターネット対局を行った結果、50%に若干至らない勝率をおさめた。 1分に増やせばプロ棋士に利点が大きくなるのだが、比べて人工知能には格別利益がないという分析だ。 ただし3日連続対局なので人間には疲労が積もるため、後半になればDeepZenGoの勝利を期待できるのではないかということだ。
原文記事:HANGAME 

 
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