HANGAME
[GSカルテックス杯]パク・ジョンファン、つまづき… 41位が1位捉えた

 0303-gs1
▲ '盤上の大祚栄'というニックネームを持っているアン・チョヨン9段(左側)がトップランカーパク・ジョンファン9段を破る凱歌を上げた。 アン・チョヨンのランキングは41位だ。

第22期GSカルテックス杯プロ棋戦16強戦
アン・チョヨン、最強パク・ジョンファン破って8強合流

41位が1位を捉えた。 国内棋戦で絶対的な力を誇示していたランキング1位パク・ジョンファン9段が41位アン・チョヨン9段に首筋をつかまれた。 

3日午後、囲碁TVスタジオで開かれた第22期GSカルテックス杯プロ棋戦16強戦で、アン・チョヨン9段がパク・ジョンファン9段に228手で中押し勝ちした。 今大会の最大異変だ。

 0303-gs2
▲トップランカーをなぎ倒した38才アン・チョヨン9段。

歴代戦績では5勝2敗で先んじているアン・チョヨンをむかえて、パク・ジョンファンは右辺白一端を手中に入れる時だけでも無難に勝利することと映った。 だが、その後で中心を失った。 敗因は上辺の何子かが空しく捕えられた大きな部分。 最後には勝負呼吸でコウをしかけていったがコウ材不足で白旗を揚げるほかはなかった。

パク・ジョンファンが石をおさめた場面では、目の前の結果が信じられないというように自身も知らないうちにむなしい笑いを流した囲碁TVイ・ヒソン解説委員は"パク・ジョンファン9段が自ら招いた敗北"として"局面を簡単に整理できなかった"と総評をした。

 0303-gs3
▲パク・ジョンファン9段の額には汗がいっぱいだった。

昨年9月中旬から国内棋士を相手に繰り広げたパク・ジョンファンの連勝数字は16連勝で締め切った。 今年の戦績は3勝3敗、アン・チョヨンとは5勝3敗になった。 

パク・ジョンファンは15期GSカルテックス杯優勝者であり、前期と今回の大会では16強で終わった。 この局はパク・ジョンファンが、21日から人工知能'DeepZenGo′が参加するワールド囲碁チャンピオンシップに出場する前の最後の対局だった。 中国からはミ・ウィティン9段、日本からは井山裕太9段が出場する。

 0303-gs4
▲中盤入り口までパク・ジョンファンを困らせたアン・チョヨンは下辺で見逃した手にあった場面では大きく揺れた。


8強対戦表に6人目として名前をあげたアン・チョヨンは、ランキング26位アン・ククヒョン6段と4強チケットを争う。 歴代戦績ではアン・チョヨンが3勝2敗で先んじていて、最も最近の対局だった昨年10月の囲碁リーグではアン・ククヒョンが勝ったことがある。

第22期GSカルテックス杯の賞金は優勝7000万ウォン、準優勝1500万ウォン。 271人が参加した予選に続き24強本戦トーナメント、決勝五番勝負で優勝者を決める。 制限時間は10分、秒読みは40秒3回。 来週にはホ・ヨンホ-ユン・チャンヒ、イ・ドンフン-チェ・キフンの16強戦が続く。




 0303-gs11
▲ランキング1位だが予選から出場して4連勝で本戦に上がった。

 0303-gs12
▲今年3連勝を走っているアン・チョヨン。

 0303-gs13
▲ GSカルテックス杯では16期大会を優勝したことがある。 通算優勝回数は世界大会2回など17回。

 0303-gs16

▲ 8強は15期の時に続き大会最高成績だ。

 0303-gs15
▲この対局までを打ったパク・ジョンファンは、21日から人工知能DeepZenGoも出場する大会に参加する。

 0303-gs17
▲アン・チョヨンは2007年十段戦を優勝したことがある。 新鋭棋戦を含んだ優勝回数は3回。
原文記事:HANGAME