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[ワールド碁チャンピオンシップ]パク・ジョンファン、人工知能参加初めての世界大会韓国代表

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▲左側から韓国のパク・ジョンファン9段(23)、中国のミ・ウィティン9段(20)、日本の井山裕太9段(27)。

中国はミ・ウィティン、日本は井山裕太
人工知能では日本'DeepZenGo'出場

世界で初めて人工知能(AI)が出場する世界囲碁大会に韓国代表としてランキング1位パク・ジョンファン9段が出場する。

大会を主催する日本棋院は先月韓国棋院に大会開催公文書を送ってパク・ジョンファン9段を招待するという内容を共に明記し12月27日まで通知することを要請した。 韓国棋院はパク・ジョンファン9段の意思を聞いて最終確定した。

パク・ジョンファンが立ち向かう舞台は来年3月21日から日本大阪の日本棋院関西総本部で開かれる'ワールド碁チャンピオンシップ'だ。 日本が主催するこの大会は人工知能囲碁プログラムが出場する初めての世界大会として話題をふりまいている。 

参加する人工知能は日本が野心的に開発中である'DeepZenGo'。 先月に趙治勲9段と三対局を競って1勝2敗をおさめたプログラムだ。

当時にはバグを起こしたりもしたがDeepZenGo開発チームは"現在も実力が伸びていて大会が開かれる来年3月頃にはトップ圏のプロ棋士らと肩を並べるほどの棋力を備えることができる"と自信を持っている。 

一方日本は大会創設を発表して自国6冠王井山裕太9段が出場すると早目に公表し、中国は自主選抜戦を行った結果ミ・ウィティン9段が代表で出場する。 ミ・ウィティンは上位ランカー8人が行った選抜戦で1位を占めた。 ミ・ウィティンの現在の中国ランキングは3位だ。



中国ランキング1位コ・ジェ9段は過密な日程を理由に出場をあきらめた。 日本棋院は、3月イ・セドル9段と対決を行った'AlphaGo'にも参加を要請したがAlphaGoのスケジュールが合わなくて失敗に終わったという裏話が伝えられる。 パク・ジョンファンは歴代戦績でミ・ウィティンに4勝2敗を、井山裕太に1勝2敗を記録中だ。 

 

韓中日の人間代表とDeepZenGoが出場する今回の大会はフルリーグで進める。 もし、リーグ結果同率1位が出てくる場合には大会期間を一日さらに延長して3月24日に一発勝負で優勝者を決める。

賞金は優勝3000万円(約3億300万ウォン)、準優勝1億円、制限時間は各自3時間だ。 この大会は2019年まで3年間毎年一回ずつ開く予定だ。




最近インターネット上でDeepZenGoに三対局続けて勝った'新種のAI'が登場したとし騒々しい。 'God Moves'(神の手)と呼ばれる正体不明の対局者で世界の囲碁ファンが利用する囲碁サイトに先月29日に登場してDeepZenGoを相手に3連勝をおさめた。

観戦者をより一層驚かせたのは一手5秒前後ではやい着手を見せたうえに初手を天元とその周辺に打つ破格の布石で完勝をおさめたこと。

既存の布石理論は地を作ることが容易な隅から着手するのが常識だ。 人間としては不可能な超スピードとこのような破格のために新しく登場した人工知能囲碁プログラムであると言う推測が支配的だ。 
原文記事:HANGAME