KB LEAGUE
パク・ジョンファン"今の順位のとおり上がったら…"
Tブロード'8勝'安着…事実上PS行き確定

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▲ 'パク・ジョンファンがいる時に終わらせよう'というTブロードの念願がついになされた。 パク・ジョンファンが長碁対局でリュ・ミンヒョンを破って決定的優位を確保したTブロードはBGFリテールをはね除けて4連勝、事実上ポストシーズン行きを確定した。

 

2016 KB国民銀行囲碁リーグ15ラウンド2試合 
4位固めたTブロード、残ったのは順位争い 

上位三チームのポストシーズン進出が事実上固まった中で最後の一枚のチケットに挑戦したTブロードの執念がついに実を結んだ。 Tブロードは25日夜囲碁TVスタジオで開かれた2016 KB国民銀行囲碁リーグ15ラウンド2試合でBGFリテールCUをはね除けて4連勝を走った。 

過去の試合で7勝目を確保して'4強固め'に出たTブロードだ。 この日BGFリテールCUとの試合はその目標に釘を刺すと同時に以後の順位戦いを見通すことができる最後の関門とも同じだった。

今回のシーズン ポストシーズンのマジノ線である8勝に向かってTブロードは走り、何よりパク・ジョンファンがいる時にその目標を達成しなければならなかった。 その意図したことが全てなされた。 

4強チケットを目前に置いた最後の勝負では幸運も従った。 相手であるBGFリテールCUの主将カン・ドンユンが農心杯1ラウンドエントリーに含まれてオーダーから除外されたこと。 同じ代表選手を保有するTブロードもイ・ドンフンを譲歩したが損することが全くない抽出だった。 

キム・スンジェの機先制圧を始めパク・ジョンファン、カン・ユテクが順に勝利して早目に3-1で勝負を終わらせた。 BGFリテールCUは渦中にチェ・ジョンがキム・ドンホを破った善戦が無為に帰し、勝負が終わった後イ・ジヒョンがひと勝負を挽回するだけに終わった。 

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▲キム・スンジェ(左側)は前半期2勝6敗であった時計を後半期6連勝で変えた。 BGFリテールCUはカン・ドンユンの代打でフューチャーズ選手イ・チャンソクを前に出したが早目に対局を誤らせて失敗に帰した。


一時8位まで落ちるなど下位圏をぐるぐる回ったTブロードは12ラウンドから4連勝をおさめる底力で事実上ポストシーズン行きを確定した。 8勝6敗のTブロードが残り2試合に負けて、5位(5勝7敗)の華城市コリヨが残り4試合を全て勝った場合、順位が逆になることがあるが現実的に希薄な確率だ。

Tブロードのこのような上昇動力にはエース パク・ジョンファンと復活したキム・スンジェの力が大きい。 パク・ジョンファンは後半期に入っても世界大会日程で二試合を欠場したが彼が出場した4試合で自身もチームも全勝をおさめた。 また、キム・スンジェは前半期2勝6敗の不振を洗って後半期6連勝中だ。 

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▲前半期に続きまた会った二人の棋士。 カン・ユテク(右側)がもう一度イ・ウォンヨンを制圧したのが貴重な決勝点になった。 今回のシーズン チームのリーディング・ヒッターで活躍しているカン・ユテクは9勝5敗を記録して最多勝5位にランクされた。



パク・ジョンファン、'ダブルヘッダー'負担脱ごうか

4強争いを事実上終わらせたTブロードはパク・ジョンファンと関連した今後の日程に対しても余裕を持つことができるようになった。 15ラウンドを終えたTブロードに残った試合は16ラウンドと18ラウンドを打つだけ(17ラウンドは休番だ)。 このうちパク・ジョンファンは応氏杯決勝戦(3~5局)と重なる18ラウンドに出場することはできない。 

それなら残った問題は三星火災杯8強戦と重なるチームの16ラウンド試合(10月6日)一つだ。 チームがポストシーズン進出に首をくくっていた先週まではどうにかパク・ジョンファンを夜のリーグに出場させるという計画だったが今になっては再考する余地ができた。

パク・ジョンファン本人が打つと固執すれば分からないが必ずそうすべきである正当性は消えた状態。 パク・ジョンファンもやはり変化した状況を意識したように勝利インタビューで"今の順位のとおり上がったら良いだろう"と話して残った順位争いに欲を出さないで世界大会に全力投球するという意志を表わした。 

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▲勝利後マイクを捉えたパク・ジョンファンとキム・スンジェ

(パク・ジョンファン)
"(どんなチームがポストシーズンに上がってきたら良いか)今の順位のとおり上がってきたら良いだろう"
"(ポストシーズンに上がりさえすれば満足という話なのか)ウーン…"

(キム・スンジェ)
"序盤6連敗で今は6連勝だ。 どんな差があるか)全く一緒だ。 勝ってみると良くなったのだ。"
"(ヘアースタイルに差があるようだ)ハハ、正解に近い″(*ギムスンジェは前半期に連敗を繰り返すとすぐに頭を断髪した)。


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▲頻繁な海外スケジュールと季節の変わり目せいで疲労でも出たことだろうか。 異例の白色ジャケットをユニフォームの上にかけて対局したパク・ジョンファン。 
イ・ソヨンキャスターはインタビュー末に"よく見るとかなり痩せて見える。 体調が良くなく見えるのだがそれでも見事な試合を見せた"と精神力を高く評価しながらも健康が心配だという反応。



'インファイター'チェ・ジョン、真の姿発揮 

一方関心を集めたチェ・ジョン-キム・ドンホの対局ではチェ・ジョンが途方もない大石狩猟に成功して204手で中押し勝ちをおさめた。 序盤布石が問題点と指摘されるチェ・ジョンはこの日も出発が良くなかったが長所である中盤戦闘で想像を超越する大石の攻め合いを行ったあげくキム・ドンホの降書を受け取った。

最近イ・チャンホ9段に連敗にあって意気消沈していたチェ・ジョンはシーズン3勝目(5敗)を刈り取って自信を探す姿を見せた。 

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▲チェ・ジョンのランキングは54位でキム・ドンホは49位。 対局前相手戦績でもキム・ドンホが3勝1敗で先んじていたが結果はチェ・ジョンのKO勝利だった。 
 
"このように大きい大石の攻め合いは初めてだ"、"チェ・ジョンの読み能力に両手両足皆聞いた"等などずっと感心を吐き出したキム・マンス解説者は"今後チェ・ジョンと大石争いをする棋士はかなり震えるだろう"という言葉で大きい拍手に代わった。


週末である10月1日には2位(9勝4敗)正官庄と最下位(3勝9敗)新安天日塩が15ラウンド3試合を行う。

対戦はイ・チャンホ-シン・ミンジュン、シン・ジンソ-イ・ホボム、ハン・スンジュ-チョ・ハンスン、パク・ジンソル-モク・ジンソク、キム・ミョンフン-イ・セドル(以上前が正官庄)。 

全人未踏の11連勝行進を広げているシン・ジンソがイ・ホボムを相手にまた再び記録を更新するかが関心事。 2位と最下位チームの対決とはいえ対戦が侮れなくて正官庄としても全力を傾けなければならない対決と見える。 両チームの前半期対決では正官庄が3-2で勝ったことがあって、同一対局者間リターンマッチはない。 

9個のチームがダブルリーグを行って上位4チームがポストシーズンに上がって順位を争う2016 KB国民銀行囲碁リーグのチーム賞金は1位2億ウォン、2位1億ウォン、3位6000万ウォン、4位3000万ウォン。 賞金と別に正規シーズン毎対局勝者は350万ウォン、敗者は60万ウォンを受ける。



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▲すべてのチームの敬遠にもかかわらず、ポストシーズンに姿を表わしたTブロード。 パク・ジョンファンがいるという自体だけで競争チームには恐れの対象だ。


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▲後半に入って予期しない4連敗にあったBGFリテールCU。 新生チームでめったに見ないファイティングと活力あふれるチームの雰囲気を見せたが、5勝8敗を記録してポストシーズン進出が難しくなった。

KB囲碁リーグ
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チーム順位

1位 ポスコケムテック(ポストシーズン確定)
2位 正官庄
3位 SKエンクリン
4位 Tブロード

5位 華城市コリヨ
6位 韓国物価情報
7位 キックス
7位 BGFリテールCU
9位 新安天日塩 
 
原文記事:KB LEAGUE