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[TVアジア]パク・ジョンファン破ったシン・ジンソ、リー・チンチョンに負けて準優勝

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▲強豪ミ・ウィティンとパク・ジョンファンを破ったシン・ジンソ6段が決勝でリー・チンチョンに敗れて第28回TV囲碁アジア選手権大会を準優勝した。

第28回TV囲碁アジア選手権大会
シン・ジンソ、'世界の早碁王'惜しくも霧散

"今年は世界大会優勝で期待に応じる"という抱負を明らかにした16才囲碁天才シン・ジンソ6段が初めての国際タイトルを目前で逃した。 シン・ジンソは4日日本、東京で挙行された第28回TV囲碁アジア選手権大会決勝で中国のリー・チンチョン2段に敗れて準優勝を占めた。

 
TV囲碁アジア選手権はシードを受けて自動出場する前期優勝者をはじめとして韓中日3国のTV棋戦優勝・準優勝者が競う大会。 TV棋戦は放送時間を考慮して超早碁で進めるのだがこの大会もやはり制限時間を別に与えず一手30秒の秒読み、途中1分考慮時間10回を使用できる方式だ。

7人トーナメントで行う大会は前期優勝者は4強シードを受けて2連勝なら優勝して、その他の棋士は3勝をおさめれば優勝する。 それで'ミニ早碁戦'、'マイナー世界大会'と呼んだりもする。

韓国は前期優勝者であるイ・セドル(33)と第33期KBS囲碁王戦優勝者パク・ジョンファン(23)、そしてシン・ジンソが参加した。 シン・ジンソは囲碁王戦準優勝者であるイ・セドルが前期シードを受けるにつれ韓国に割り当てられた出場権をかけて行った国内選抜戦を経た。 

この外に中国は2016 CCTV杯決勝進出者であるミ・ウィティン(20)とリー・チンチョン(18)、日本は第63回NHK杯優勝者張栩(36)と準優勝者寺山怜(26)が出場した。

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▲パク・ジョンファン9段との準決勝戦復碁場面。 シン・ジンソ6段(左側)が白236手で中押し勝ちした。 復碁にはイ・セドル9段が加勢した。

 

シン・ジンソは2日開かれた1回戦で夢百合杯世界囲碁オープン優勝者であり中国ランキング4位ミ・ウィティン9段を破った。 引き続き3日続行された準決勝では韓国ランキング1位パク・ジョンファン9段に236手で中押し勝ちした。 パク・ジョンファンにはこれまで1勝5敗で劣勢だったが今年行った三回の対局では2勝1敗をおさめた。

4日午前の決勝戦相手はリー・チンチョン2段。 2014年中信銀行杯を優勝し、2016年グロービス杯世界新鋭大会を優勝した中国ランキング9位に上がっている新鋭強者だ。 一日前の準決勝ではイ・セドル9段を278手で中押し勝ちで破った。

相手戦績3勝3敗できっ抗したリー・チンチョンをむかえては263手まで行く激しい接戦を広げたが中押し負けとしまった。 今後世界舞台でしばしば会うリー・チンチョンには再び一歩遅れをとった。 今年は三対局を打って2勝後の1敗。 リー・チンチョンは中国棋院昇段規定に基づいて9段に上がる。 優勝賞金は250万円(約2700万ウォン)。

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▲第28回TV囲碁アジア選手権大会に韓国代表で出場した韓国ランキング1位パク・ジョンファン9段、2位イ・セドル9段、3位シン・ジンソ6段(左側から)。 イ・セドルは大会3連覇および五回目の優勝が失敗に終わって、6連続出場したパク・ジョンファンは今回も優勝縁を結ぶことができなかった。 シン・ジンソは初めて出場した。
 

'よく育つ木は双葉から'(将来有望な人は子供の時から違う)のシン・ジンソは2012年初めて施行した英才入段大会を通じてプロ棋士に入門するやいなや各種新鋭大会を席巻して次世代の旗手として集中スポットを受けた。 

昨年12月には優勝賞金規模で国内最大タイトルであるレッツランパーク杯を初めての総合棋戦優勝で飾って、伝統のTV囲碁アジア選手権大会を初めての国際棋戦準優勝で飾った。 現在ランキングはパク・ジョンファンとイ・セドルに続き3位。 1年前だけでも20位圏外であったから成長速度を察してあまりある。

シン・ジンソの準優勝で韓国は国別通算優勝回数で日本を抜いて最多国にのぼる機会が次に延ばされた。 今回の大会まで韓国10回、日本10回、中国8回だ。

一方主催側はイ・セドル9段が、6月30日歌手キム・ジャンフン、イ・スラ4段などと共に行った'独島(ドクト)対局'により今回の大会が大々的に知らされる場合波紋が行われることを懸念して生中継をしない方針を定めて、韓国棋院も選手の安全と円滑な進行のための協力次元で大会終了時まで報道自制要請をしてきた。
 
原文記事:HANGAME