スポーツ京郷
独島(ドクト)で碁を打ったから大会中継なくした‘日本の復讐劇’

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▲4日現在日本棋院ホームページのどこにも第28回TV囲碁アジア選手権大会のニュースを見つけることができない。(日本棋院ホームページ キャプチャー)

 
‘独島(ドクト)に行ったイ・セドル9段のために囲碁中継がなくなった。’

今月2日から日本、東京で世界囲碁大会がひっそりと開かれている。 世界最強の‘早碁王’を決めるTV囲碁アジア選手権大会だ。

KBS(韓国) NHK(日本) CCTV(中国)3つの放送会社がかわるがわる主催するこの大会は各国の代表的早碁大会優勝・準優勝者と前期大会チャンプの全7人が出場する‘小さい’大会だ。 だが、ほとんど韓・中・日の最強者が出場するので堂々としている世界大会として優遇されている。

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▲今年6月独島(ドクト)で行われたペア碁対決で白中押し勝ちをおさめたイ・セドル・チャン・ヘヨン(右側)がキム・チャンフン・イ・スラと明るい顔で話を交わしている。

 
今年も韓国のパク・ジョンファン・イ・セドル9段とシン・ジンソ6段、中国のミ・ウィティン9段とリー・チンチョン2段、日本の張栩9段と寺山怜4段など3国の早碁最強者が全て出場して大会開幕前から韓・中・日囲碁ファンたちの大きい関心を集めた。

しかし今年の大会はすでに1回戦から準決勝戦まで終わったが4日明け方まで勝敗などが全く知らされないでいる。

イ・セドル9段が、6月独島(ドクト)で歌手キム・チャンフンとペア碁を打った事を言葉尻を捉えて日本NHK側が中継はもちろん大会のニュース配信まで防いでいるためだ。 独島(ドクト)公演を問題にして歌手イ・スンチョルの入国を拒否した‘報復措置’と同様の処置だ。


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▲囲碁未来の卵も私たちの国土の末っ子独島で棋譜談を行った。

 
こうした中で韓国囲碁の‘次期権力’シン・ジンソ6段が‘現在権力’パク・ジョンファン9段を破って世界チャンプ登板を目前に置いた。 シン・ジンソ6段は3日日本、東京で行われた第28回TV囲碁アジア選手権大会準決勝でパク・ジョンファン9段を破って決勝に上がった。 また他のもう一方の準決勝では中国の新鋭強者リー・チンチョン2段がイ・セドル9段をはね除けて決勝舞台に合流した。 日本選手たちは全て1回戦で脱落した。

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▲中国ランキング4位ミ・ウィティン9段と国内ランキング1位パク・ジョンファン9段を連破して決勝に進出したシン・ジンソ6段。

 
KBS囲碁王戦準優勝者であるイ・セドル9段が前期大会優勝者としてシードを受けたおかげで国内選抜戦を経て出場権を取得したシン・ジンソ6段は1回戦で夢百合杯初代チャンプであり中国ランキング4位であるミ・ウィティン9段を破ったのに続き準決勝戦で国内ランキング1位パク・ジョンファン9段を返して世界囲碁界に自身の存在感をより一層深く刻印させた。

優勝賞金250万円(約2500万ウォン)をかけてシン・ジンソ6段と決勝戦を行うリー・チンチョン2段は世界新鋭選手権戦と呼ばれる‘グロービス杯’で優勝カップを上げたりもした新鋭強者だ。

二人は4日午前10時頃に今回の大会最後の勝負を行う。 制限時間なしで一手30秒の秒読みをしながら途中1分考慮時間10回を使うことがあるので、昼12時位ならば勝敗が決まる展望だ。

<オム・ミンヨン記者margeul@kyunghyang.com>  

原文記事:スポーツ京郷