HANGAME
[百霊杯]ウォン・ソンジン、コ・ジェに1勝後2敗で決勝行挫折

0830-b1
 ▲第2局の逆転負けの余波で狂ったのだろうか。 ウォン・ソンジン9段(左側)が準決勝最終局でコ・ジェ9段に敗れて1勝後2敗で決勝行チケットを惜しくものがした。

第3回百霊杯世界囲碁オープン準決勝三番勝負
決勝五番勝負はコ・ジェ-チェン・ヤオイェの中・中対決

期待したウォン・ソンジンの決勝進出もなされなかった。 最初の対局を先取した後の逆転負けなので物足りなさが増した。 特に手中に入ってきた勝利をのがした第二局の逆転負けがこの上なく残念だった。

30日中国で開かれた第3回百霊杯世界囲碁オープン準決勝三番勝負最終局でウォン・ソンジン9段(31)が中国のコ・ジェ9段(19)に敗れた。 1局はウォン・ソンジンが251手中押し勝ち、2局はコ・ジェが261手中押し勝ち。 1勝1敗で対抗した中で行った3局は191手でウォン・ソンジンが中押し負けした。

一日前シン・ジンソ6段がチェン・ヤオイェ9段に2連敗で脱落したのに続きウォン・ソンジンまで敗れることによって今回の大会も中・中決勝戦になった。 この大会で韓国は1回の時にはパク・ジョンファン一人が8強に上がって、2回の時にはパク・ジョンファンとアン・ククヒョンが4強まで上がったのが最高成績だった。



最終局はニギリの結果ウォン・ソンジンが白を握ることになった。 白番が強いコ・ジェは石二つをのせて白を取りたかったが思い通りにならなかった。 81手までを打った3時間の午前対局はウォン・ソンジンが若干気楽な形勢。 コ・ジェは実利を占めて素早く打って行ったしウォン・ソンジンは厚みを積んで後を企てた。 互いに好む流れが描かれた。

午後対局が開始されるやいなやコ・ジェが良い手を打った。 左中央を防ぐ手順が巧妙だった。 反面黒は足踏みの印象。 白の権利と見なされた中央一帯が黒が壁紙を張ったような姿に変わった。 キム・ヨンサム プロは"妙なところで解いていく芸がある"と話した。

 0830-b2
▲百霊杯は今回も韓国棋士と優勝縁がつかなかった。 ウォン・ソンジンは2011年三星火災杯優勝と2013年LG杯準優勝を占めたことがある。

コ・ジェが上辺の大きい実利まで占めるとすぐにウォン・ソンジンの戦略は鮮明になった。 中央大石を切って本体を捉えたり攻撃で途方もない利益を見るだけ。 しかしコ・ジェの大石は見るより攻撃がよく通じない弾力的な石だった。

ウォン・ソンジンは入隊前に三星火災杯を優勝してLG杯を準優勝し、2年間の服務を終えて昨年プロ舞台に復帰した後にはマキシムコーヒー杯準優勝をおさめたりもし15連勝を走ることもあった。



今回の大会では統合予選3連勝に続き本戦64強からイ・テヒョン、リャオ・シンウォン、チョン・ジョンシン、ファン・インを順に破って準決勝に進出した。

三番勝負で行った準決勝ではトップランカーコ・ジェを相手に先制点を取り出した後逆転負けで残念な思いをしたがプロ棋士として下方期という30代で強靭な精神力と技量を見せてくれた。

一方コ・ジェは大会二連覇および四回目の世界タイトルに近寄った。 前期優勝者であるコ・ジェは現在百霊杯をはじめとして三星火災杯と夢百合杯を保有中である世界3冠王だ。 今まで世界大会を1回以上優勝した中国棋士は16人に達するが一つの大会を連続優勝した棋士はいない(TV囲碁アジア選手権大会除外)。 

 0830-b3
▲コ・ジェは中国棋士初めての世界大会2連覇を狙う。 物を運んだ時に足をくじいて移動する時には母の助けを受けて車椅子に乗ったり松葉杖に頼る。

中国が主催する第3回百霊杯の優勝賞金は180万中国元(約3億1000万ウォン)。 自費出場のオープン戦で賞金は本戦から取得する。 コ・ジェ-チェン・ヤオイェが行う決勝戦は五番勝負で進行されて9月20日と22日に1・2局を、3局以下を12月14日から続行する。
 
原文記事:HANGAME 

09