HANGAME
[応氏杯]パク・ジョンファン連勝失敗…罰点にかかった
 
0812-e0
 ▲パク・ジョンファン9段(右側)が決勝2局でタン・ウェイシン9段に同点打を許容した。 1勝1敗で対抗した二人の棋士は10月22日から3~5局を打つ。
 

第8回応氏杯世界囲碁選手権戦決勝2局
パク・ジョンファン、罰点4点受けてタン・ウェイシンに3点負け

ドラマチックだった逆転勝ちの勢いを連勝でつなぐことができなかった。 '囲碁オリンピック'応氏杯優勝カップをかけて最後の舞台に上がったパク・ジョンファン9段が第二局は渡してしまった。

パク・ジョンファンは12日中国北京クンルンホテル特別対局室で開かれた第8回応氏杯世界プロ囲碁選手権大会決勝五番勝負第2局で中国のタン・ウェイシン9段に282手で3点敗れた(韓国式2目半負け)。 盤上ではパク・ジョンファンが1点を残したが時間延長2回で罰点4点を受けた。 二日前の1局ではパク・ジョンファンが286手接戦終わりに3点勝ちをおさめた。

応氏杯の優勝賞金は国際棋戦最大規模である40万ドル(約4億5000万ウォン)。 1勝1敗でするどく対抗した23才同年齢二人の棋士は、10月22日から上海応昌期囲碁基金会ビルディングで3~5局を打つ。 もちろん途中3勝を先取する方が出てくれば勝負はそこで終わる。

 0812-e2
▲連勝に失敗したパク・ジョンファン9段。

決勝2局でパク・ジョンファンは悪い流れで1局の時のように中・後半に頑張った。 しかし形勢に追いつきながらもなかなかリードできなかった。 それだけ序盤右辺と左上での失点が思ったより大きかった。 

やむを得ず捻った。 終盤の追撃戦は鋭かった。 タン・ウェイシンが正常に終えることができない事もあったが途方もない根気で形勢を近接させて逆転させた。 しかし逆転のために渾身を注ぎ込んだ時間使用により受けた二回の罰点に足をとられてしまった(タン・ウェイシンは罰点を受けなかった)。

囲碁TV解説者で出たイ・セドル9段は"パク・ジョンファン9段が多くの手を見せたが全体的には遅くて愚鈍な感じを消すことができなかったのが初中盤の不利を招いた"として"最近負けなくなっているが1・2局だけを見た時には最高のコンディションではないようだ"とした。

 0812-e3
▲原点に戻したタン・ウェイシン9段。

パク・ジョンファンは2局敗北で6月20日から繋いできた連勝行進が16連勝で止まった(16連勝は今年国内棋士最多連勝記録だ)、また、4月22日から中国棋士を相手におさめてきた15連勝も切れた。 タン・ウェイシンとの相手戦績は5勝4敗になった。

特殊ルールで進める応氏杯の制限時間は3時間。 これを全て使えば秒読みなしで20分ごとに罰点2点を受けて2回まで延長することができる。 これさえも超過すれば時間切れ負けになる。 コミは8点(韓国式7目半)。 これまでチョ・フンヒョン→ソ・ポンス→ユ・チャンヒョク→イ・チャンホ→チャン・ハオ→チェ・チョルハン→パン・ティンウィ順で優勝してきた。 

 0812-e4
▲終局後の復碁場面。 1-1でするどく対抗した二人の棋士は10月22、24、26日上海で決勝3~5局を行う。


34


第8回応氏杯決勝五番勝負第2局
●パク・ジョンファン9段vs ○タン・ウェイシン9段
結果:タン・ウェイシン、282手 3点勝ち 

昼休みまでの午前対局は白が若干優勢。 96が結果的に良くなかった。
17



101に打って下辺を広げる手と左下隅の形を育てるのを味を見て打ったら白が優勢。 
以後には黒も左下隅白陣地を大幅削減して分からない形勢。
21

 

114の手が鋭くて右上隅白三子を先手で生かして白が少し有利。 
32

 
最後の勝負所である右下隅で158が良い手だったが164の交換をあらかじめしておいたとすれば勝負が出た。
38
43


ヨセで白が損害をこうむって盤面で黒が9目を残したが罰点4点を受けて結果的に白が3点勝った。 (総評:チョ・ハンスン9段)
原文記事:HANGAME